リトル・アル・トーマス (Little Al Thomas)
1930年シカゴの生まれで、マックスウェル・ストリート界隈で名を馳せたという生粋のネイティヴ・シカゴ・ブルースマン。録音をほとんど残さなかったのか、これまで唯一入手可能な 2002年のアルバム"In The House"でようやく実体が判った気がしたものでした。今般その彼に文句無し!の充実度を誇る新作が誕生、NYから送られてきたその音を聴いて私がどれくらい興奮したかはそのアルバム"South Side Story"をお聴きになった方には容易に想像がつくと思います。作品として形のあるものをなかなか世に残せないでいる優れた才能、満を持して歌いきったという感じです。

appleJam特選 Blues
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マックスウェルSt.育ちのシカゴブルースマン、スイスで完全燃焼!
Little Al Thomas In The House CD \8,500
税込
知る人ぞ知るのレア・シカゴ・ブルースマン。往々にしてそういったブルースマンはヨーロッパで非常に人気があって、現地でのフェスに招聘される機会も少なくないのですが、このアルバムもその例にもれず2000年の渡欧の際にスイスで収録されたもの。絶品!とはいかないまでもその一歩手前のスリリングなパフォーマンスが満載で思わずやった!と小躍りした一枚でもあります。特に星の数ほどカバーされている"Sweet Sixteen"は強烈、冒頭部分からゾクゾクきてしまいます。"Memphis Girl"のファンキー&ソウルぶりにも感激。ギターがビートに正確すぎて、タメるっていうフィーリングがないのが惜しい以外はもう嬉しくて嬉しくて!というナイスな盤。
2002 Germany CroosCut CCD-11068
★★★★★
(収録棚 CD24  残りあと2枚)

マックスウェルSt.の生ける伝説、満を持して放つ全米デビューアルバム!
Little Al Thomas / South Side Story CD \3,350税込
過去にヨーロッパツアーのライヴ"In The House"があるとはいえアル・トーマスの事実上のデビューアルバムに当たるこの作品は、それまでローカル・ヒーローとしての伝説として語られることが多かった彼をようやくシーンのど真ん中に居るべき人だという事実を告げています。キーボードを含む彼のバンドにさらに三管のホーンが加わることで実にゴージャスなタッチに仕上がったこともこの満足度に大きく貢献していると思いますけど、よく歌うメロディアスなギターも出色。艶も張りもあるアルのヴォイスと相まって何も文句無し!!
2004 USA Audio Quest/Valley Entertainment AQM-1059
★★★★★
(収録棚 CD  残りあと5枚)