Richard Brown
いわゆるウッドストック世代のフォークロック、つまりそれはボブ・ディランやザ・バーズ辺りに代表されるサウンドですが、まさにその時代の香りをぷんぷんさせながらのオリジナルをやってるすみに置けない人です。かつてフェルペス兄弟がカントリーチャートNo.1に送り込んだというスマッシュ・ヒット"Let Go"の作者でもありますが、オルガン入りゴスペル・フィーリング溢れる歌や、リッケンバッカーの12弦を効果的に使ったザ・バーズ風の曲にも相当のインパクトがあります。アレンジがモダンなのでサウンドはは今の時代感覚、聴く人の持つ音楽的傾向とは関係なく受
け入れられそうなサウンドが素晴らしいです。(ナッシュビル出身)

フォークロックの金字塔を受け継いだ男
Richard Brown / After Dark CD\2,850
tax in
冒頭の12弦の響きやそっと絡んでくるコーラスを聴いてザ・バーズだ!と感じる方、
#2でアコギとオルガンに導かれて歌に入る部分にボブ・ディランを見る人はこのア
ルバムを二倍楽しめると思います。全編通してフォークロックの黄金時代を再現、
1960年代末期の香りが充満しています。全曲オリジナルでこれが出来るところが
彼の凄さと思いますが、#7のハーモニカにしても歌の持つ雰囲気もディランそっくり
で音楽的なフィールドがくっきりと浮かんでくるようです。でも強調しておきたいのは
決してディラン>ブラウンという図式ではなくて、大好きなスタイルを借りて自らの世
界を描いてる人と受け止めればいいのだと思います。そういう意味でこれは100%彼
の世界であって、似ていることがマイナスになってる部分は皆無です。面白いです。
2000 German Taxim TX-2052-2TA


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