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appleJam 
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注)店主、後発白内障と加齢黄斑変性のせいか、最近色の違いがよく分からなくなってきたため、従来の配色をやめてシンプルな配色に切り替え中です。
     視野も両眼共に半分欠けてきたため万が一脱字やへんてこなレイアウトがありましたら大変に恐縮です。m(_ "_ )m

新録!RareBluesClub 2020  
たまに飛び出す直球ブルースにシビれつつもやっぱり何でもあり感にがっしりと包まれる瞬間
Sugar Blue  Colors CD \2,400+
実に意外だったのがtrack.4 Day Tripper。 ビートルズ 1965年の大ヒット曲をヴォーカル・スタイル、ハーモニカ・スタイル共にジュニア・ウェルズ風にアレンジ。一度はやってみたかった曲を大胆もにシカゴブルース・テイストで仕上げたって感じか。track5.のシンプルなフォーク・ブルース・チューンを挟んで続くtrack6.では再び今度はオーティス・スパン風のコテコテ・シカゴ・ブルース・ピアノが登場。トータル的には西海岸ブルース、ファンク、ゴスペル、変態プログレと毎回色んなことに挑戦するシュガーブルーらしい作品。
2020 輸入盤国内仕様BSMF
★★★★☆

New Orleans Club 2020
インストア・ライヴで一層艶やかに浮き上がるリンジーのレトロ・ヴォイス
Linnzi Zaorski & Delta Royale CD-R \3,850+税 VERY LIMITED
Live in Store' at the Louisiana Music Factory New Orleans

ウォッシュ・ボードのチャズが抜けていますが路線的には全くのいつも通り、バンジョーが刻む小気味よいリズムの中バンドが踊ります。N.O.を代表する最もコアでシュアーなお店、LMFでのインストア・ライヴですが、全20曲中リンジー抜きのスタジオテイクを3曲まぶしてあるのがみそでもあります。次々繰り出される懐かしい響き、すべてがお馴染みの曲に聞こえるから不思議です。全75分超、レトロサウンに酔うひととき。これだけのヴォリュームある内容を店内の小スペースでパフォーマンス出来るって凄い。
2004 USA Mike Dine 504 Records
★★★★☆

Linnzi Zaorski - vocals
Seva Venet - guitar
Charlie Fardella - trumpet
Robert Snow - bass
Matt Rhody - violin

これが最後の蔵出し選盤♪
新録!RareBluesClub 2020  
ファンクネスも加味したチャレンジ作、意図的な荒削りさで勝負した感じ
Nick Moss & The Flip Tops Got a New Plan CD \5,000+
少し色を変えようと言う狙いもあったのか、ややファンキーさも増した感じですが七割を占めるオリジナル曲のいずれも根っこはやはり50年代サウンド。徹底的にこの時代の音へのこだわりを貫く職人ぶりです。ここでほぼ全面的に参加しているピアノの土田晴彦氏とは一時期頻繁にメールする機会があったのですけど、彼のヴィンテージ・シカゴ・ブルースに傾注する熱意は半端ではなく、こうやって見事にその演奏をキャッチした作品を聴くことが出来て万感胸に迫るものがありました。時代や様式へのこだわりが両者を堅く結びつけた気がします。しかしニックの個性は強烈です。
2001 USA Blue Bella BBCD 1002
★★★★★

これが最後の蔵出し選盤♪
新録!RareBluesClub 2020  
仰け反る豪華メンバーが集結したニック一世一代の力作
Nick Moss & The Flip Tops Count Your Bressings CD \2,500+
ニックのファンはニックのギターが聴けるだけで大満足なのに、何と今回のアルバムにはAnson Funderburgh,Sam Myers,Lynwwod Slim,Bob Stroger等にさらにピアノにはBarrelhouse Chuckと、もの凄い顔ぶれが参加した 全18曲。曲毎のクレジットを見ただけでもわくわくどきどきします。#.3でのCurtis Salgadのハーモニカも最高で、とにかく至る所が聴き所のアルバムです。#8.ではリンウッド・スリムのめちゃクールなハーモニカにシビれ、#12〜13ではB.チャック、#14.はマイヤーズ、#16.はL.スリムのヴォーカルも聴けてまさに怒濤の全77分。
2003 USA Blue Bella BBCD 1003
★★★★★

BluesWomenClub  2020  BluesClub 2020  
ノリノリ、アゲアゲって感じのギターインスト+キュートな歌が脳内1980年代の風景を形作る瞬間
Joanna Connor   Rise  CD \2,400+
キャリアの途中に活動停止期間があったとはいえ、もはや誰疑うことのないシカゴの大ベテラン・ブルース・ギター・ウーマンになった感。本作では随所でジャジーなスタイルの・ギターが聴け、そのサウンドがまたあの懐かしのローランドの「ジャズコーラス」エフェクトに聞こえてめちゃ嬉しくなります。私がローランドのギターアンプを愛用していた頃は日本でもフュージョン系のギターインスト・チューンが大流行していた頃。自宅はもちろん利用していた貸しスタジオにも偶然同じタイプのローランドのジャズコーラスが置いてありました。といいつつ、私自身はそのコーラス・エフェクトは使わずクリーンな生音セッティング+外付けエフェクターで若干のオーバードライブを多用していましたが。それはともかくジョアンナの、カテゴリーなど意に介さない感じの様々なスタイルで自己表現しているこれらパフォーマンスが、カシオペアや松原正樹等の1970〜80年代日本産ギター・ミュージックを聴く耳にしてしまう。加えて10代の時に映画「ウッドストック」で全身感電し、一瞬で音楽的雑食人間になった私には本作がまるでジョアンナが同じ時代の同じ空気を吸っていた人に思えてきます。まさに全編が「RISE」の気分で、今時の日本語だとアゲアゲ気分って感じでしょうか。
2096 輸入盤国内仕様 BSMF

新録!RareBluesClub 2020  BluesClub 2020 
2009年盤にシビれまくった日から早10年、流れ星が地球のコアに変化したくらいの質実剛健さに圧巻
Mike Zito & Friends   Rock'nRoll  CD \2,400+税
ジトが総勢21名の豪華ゲストを迎えて放つチャック・ベリーへのトリビュート盤。ギター系のブルースファンでチャックベリーを通過しなかった人はリアルタイムには恐らくゼロに近いと思うけど、その後の世代は果たしてどうだったのだろう。映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で初めてチャックベリーの存在を知ったとか、学園祭のR&Rイベントで名前を知ったとか、かつて20世紀の時代はそんな音楽ファンの声も聞いたけど、今世紀以降の日本では果たして何をきっかけにチャックの名に触れるのだろう。それはさておき、ここに集ったサニー・ランドレスやカーク・フレッチャー等世界に名を馳せる・スーパー・ギタリストたちが生まれて初めてチャックの曲を弾こうと思った若かりし頃の興奮とわくわく感がそのまま詰まったこれは超ハッピーなアルバム。track10.トゥーマッチ・モンキー・ビジネスなんか、やけに今の時代の歌に聞こえてしまう瞬間で、思わず脳内で日本語の替え歌を作りそう。ここで聴けるギターが自分が若いときにチャックをコピーしたときのスタイルに似ていて繰り返し繰り返し聴いてしまった。
2019 輸入盤国内仕様BSMF
★★★★★

New Orleans Club 2020
ブラッキー・フルージ/ミルフレッド・サイモン
スチールギターが効いてる典型的なケイジャン・カントリー・サウンド
Blackie Fruge : Milfred Simon and His Hicks Wagon Wheel Ramblers Rolling On CD-R \3,850+
これはまた実にハッピーなケイジャン・バンド。アコはとても耳に心地よい柔らかめの音で、フィドルはもろヴィンテージ・ケイジャン・スタイルのキーコ、キーコした響き。そこに乗っかるのがほのぼのしたスチール・ギターとエレキベース。さわり#1.I'd Like to Caress You で雰囲気はきっと伝わりますよね。歌も正調ケイジャンのそれで全体の雰囲気もGoodです。何の変哲もないこういったバンドが次々登場する南西ルイジアナって、ほんとに生活の中に普通にケイジャンがあるってことが実感出来る次第。人間がほのぼのしてくる感じで命の洗濯にはもってこいです。
2003 USA Acadiana Recods ACD0145-2
★★★★★

これが最後の蔵出し選盤♪
新録!RareBluesClub 2020  
ラスト、白熱のザディコに二倍嬉しくなるドイツのロカビリアン達
Velvetone   Switchback Ride CD \2,850+
コアなフィーリングを伴うロカビリー・サウンドを軸に、スワンプロック調からニック・ケイヴ風 〜 果てはもろザディコまで、好きなものは何でもやるぞといった感じ。バンドの音が分厚くエッジがはっきりしていて勢いもある点、スウェーデンのBluebirdsと共通点が大です。ロカビリアン=シンプルという定説を覆す凝ったアレンジにも脱帽で、いずれも彼らのオリジナルというのが凄い。欧州発のアメリカン・ルーツ系の超強力バンドとして大推薦!
2004 German CrossCut CCD-12008
★★★★★

これが最後の蔵出しアンコール選盤!
新録!RareBluesClub 2020
極上インディー・ソウルの醍醐味満タン、至福のグルーヴ感に包まれて
O.B.Buchana Southern Soul Country Boy CD \2,600+
この内容なら若干古くても(2008年制作)絶対にOK牧場を頂けそうな確かな盤。これもインディソウル・ファンにはお馴染みのメンフィスECKOレーベルの極上音盤で、ハイ・サウンドにも似たメンフィス固有の横揺れグルーヴ感が大いなる特徴です。中にはダウンホーム調のヴェリー・ナイスなブルース#7.She's Got the Best Lovin' that Ever Put on a Pair of Drawers もあってまさにappleJam的にも心うきうき。さらには実にポジティヴな気持ちになる#9.I'm Gonna ChangeThings とこれは聴くだけで明日への勇気が倍増するソウル・ミュージック、メロウなシティ・ソウルもいいけどサザンものはやっぱり格別です。
2008 USA Ecko Records ECD-1107   bb's Recommendation2010
★★★★★

BluesClub 2020 
そのユニークなヴォーカルスタイルで聴いた人の心に残るグレート・ブルースマン
Rick Estrin and The Nightcats Groovin' in Graceland CD \2,850+税
バンド結成時から30余年、盟友リトル・チャーリー離脱後も自身がリーダーとなってその快進撃は今日まで続く。今や世界のブルースアイドルとなった感が大、特にハーモニカ好きでなくともリックに心酔しているコアなファンが少なくない。心の底からハッピーになるブルースでもあるのが特徴。私がリックを初めて知ったのは約33年くらい前の頃、当時の勤務地福島県郡山市の小さなコーヒーハウスでのことだった。マスターのお気に入りと言うことでレコード棚から取り出されたその1枚が激しく私の心を揺さぶった。同じような経験をした人が他にも日本各地にいそうなそんな気がする次第です。
2019 USA Alligator

対象会員 限定蔵出し選盤(世界廃盤の超貴重盤!)
BluesClub 2020   新録!RareBluesClub 2019  
この渋さは凄い!進行形でまだ完全燃焼している様には感激しまくり
Ike Turner The Resurrection CD \5,000+
2002年7月のモントルー・ジャズ・フェスでのライヴ収録。若い若いと思っていた御大も収録時71才、そのせいかあの必殺キュイ〜ンのトレモロギターも歌も実に渋い味わい。 枯れた中にも漂うずっしりとした重量感はさすがで、全13曲どれもこれも現在の姿に惚れ直すトラックばかり。特に"Sweet Black Angel"での歌とギター、やってくれるぜおとっつぁん!!状態です。さらにその必殺の枯れ具合に悶絶する"Catfish Blues"から、ゲストのオードリー・マディソンが絶品のパフォーマンスを見せる"I've Been Loving You Too Long"でのデュエット等、全曲が聞き所で一杯です。"Proud Mary"等4曲で歌うオードリーのソウルフルさは特筆に値します。う〜ん、参った!の連続で、大満足の一作。
2002 France Independent
★★★★★

BluesClub 2020
サウスサイドの生々しい記憶、心にそれがいつもある
Toronzo Cannon and the Chicago Way   the Preacher, the Politician or the Pimp CD \2,850+税
僧侶か警官もしくはヒモメン 〜 というニュアンスに貴方は何を妄想する人でしょうか? シカゴのサウスサイドで生まれたトロンゾ・キャノン、幼少時からちょいと荒れた環境の街で育ったことは想像にかたくない。サウスサイドというと私にもちょっとスリリングな思い出がある街なのだ。かつて1990年にシカゴブルース・フェスティバルを楽しんだ日の夜のこと、現地の黒人ガイドと一緒に彼が運転するセダンで出向いた先がまさにサウスサイドのライブラウンジだった。普段から黒人客しかこない店なので観光客、それも日本人を連れて行くのにはちょっぴりリスクがあるんだけど、といって車のダッシュボードを開けて見せてくれた。そこにはズシリとした印象の自動拳銃が一丁あった。彼にしてみればもしものときはこれがあるから安心だよという意味だったのだろうけど、銃慣れしていない身には逆に鳥肌が浮く瞬間だった。幸いその夜は無事何事もなく一人の白人もいない黒人ばかりの店でたっぷりとインディーズ・ソウルを楽しんだ。ステージに登場した Johnny Christian の方が逆に最前列に陣取った私を気にして終始ぎこちない感じだったのが今も印象深い。地元のクラブで日本人を目にしたのが初めてだったのかも知れない。当日の、シカゴの中心街から車でサウスサイドに移動する際に明らかにそこから一瞬で荒れたすさんだ風景になったのを今も鮮やかに記憶している。リーマンショック以降にニュースで観たデトロイトの街もそうだったけど、突然その区画から先はゴーストタウンみたいな風景になるのだ。私が生で観たサウスサイドは30年前で時代的にはあのマックスウエル・ストリートも健在だった頃。現在のシカゴは風景がずいぶん変わっているんだろうなぁ。どちらにしてもそんなリアルな街から生まれる純度100%の現代シカゴブルースがトロンゾ・キャノンのブルースなのだ。
2019 USA Alligator
★★★★★

対象会員様限定 これが最後の蔵出し(世界廃盤の超貴重品!)
BluesClub 2020
サウンド全体にとても華がある80年代風モダン・ファンク・ブルースの絶品盤♪
Toronzo Cannon  My Woman CD-R \5,000+税
幕開けの瞬間から人を引きつける魅力に溢れたモダンタッチのファンク・ブルースが展開。ゲストにシカゴの巨匠リンゼイ・アレキサンダーや中堅ヒーロー、マイク・ウィーラーの名前があるのも大きな魅力。ホーンセクションを入れずにオルガンを上手く活かしたアレンジは、とことんギターブルースとして仕上げたかった印象が大です。フライング・Vをレフィティで弾いている裏側の写真はこれがあたかも70〜80年代の名盤のひとつかのような錯覚も。全編文句なしのお薦め盤!
2007 USA Independent
★★★★★

蔵出しリバイバル選盤
BluesWomenClub 2019  
ゴスペルを思い切り親しみやすく感じさせるナイスなフィーリング
Topsy Chapman & the Chapman Singers S/T CD \5,000+税
ここで歌われる "ジェリコの戦い"、何故か涙が出るほど懐かしく響きます。小さいときによく聴いた??う〜ん、どうも何も思い出せないのですが皆さんにもそんな経験はありますでしょうか。それはともかくそんな既知感が無くてもこれは凄く親しみを感じるゴスペル・アルバムに仕上がっています。超ローカルな自主制作盤なせいか録音もそんなに綺麗ではないのにぐっとくる歌が多くて、これこそ普通の生活の中にあるゴスペルかと感じました。真夏にエアコンを止めて、大音量で汗だくでこれを聴くとか無性にやってみたくなるそんなアルバム。コーラスも素敵ですがオルガンの響きがとっても良いです。
2001 USA Independent
★★★★★


蔵出しリバイバル選盤
BluesWomenClub 2020  New Orleans Club 2019
何とも切なくなるオールドタイム・ブルースのオンパレード
Topsy Chapman and Magnolia Jazz Band Fine And Mellow CD \3,300+税
まるでジョージルイスのバンドにトプシーが加わったのか、みたいなオールドタイム・ジャズ一色のライヴ・アルバム。戦前のジャズ・ブルースが好きな方なら一発でKOされると思います。伸びやかで艶やかなトプシーの歌に絡むバンド・サウンドは極上もの、バンジョーが刻む小気味よいリズムの中、クラリネットやペットが踊る様は全身をそこにひたしていたくなります。そんな中ムーディーなベン・ウェブスター風のテナー・サックスが活躍するドリーミーなチューン、#7が一際鮮やか。歌ものに挟まったインストというのは実際お得な位置づけです。あとツボを押さえたピアノの活躍も特筆したいです。
1993 USA Independent

BluesWomenClub 2020  BluesClub 2020
新時代の新たなる実力派三人娘、国境を越えてRUF恒例イベントに集結♪
Blues Caravan 2019 Katarina Pejak.Ina Forsman,Ally Venable   CD+DVD \2,700+税
毎年恒例となったドイツRUFレコード主催のブルースイベント 〜 ブルース・キャラバンに、今年はフィンランドから実績と実力のアイナ・フォルスマン、テキサスからは天才ギター少女のアリー・ベナブル、そしてセルビアからは注目のピアニスト カタリナ・ペヤックの登場だ。カタリナは10代からクラブで腕前を鍛えた後にバークリー音楽院で本格的に学んだという努力の人。本シリーズは毎作品映像ディスクもセットになっていて、その日の気分で気軽にCDで楽しんだりDVDで真正面からステージの様子を楽しんだり出来る点がまさに理想的。願わくばブルースの本国アメリカでもこういった企画が毎年実施され映像化されるのを今も淡く期待している次第です。
2019 輸入盤国内仕様BSMF
★★★★★

BluesWomenClub 2020  BluesClub 2020
この時代、とても貴重なブギー・スタイルのブルースウーマン待望の2作目
Ghalia    Mississippi Blend! CD \2,400+
2017年リリースの前作ではニューオリンズのママズボーイをバックに強烈なブギーチューンで私たちをKOしてくれたベルギー出身のガリア。今作ではまた同じくらいのヴォルテージでイレクトリック・デルタ・ブルースが炸裂、欧州からこんなにバタ臭くて泥臭いブルースをやる女性が出現することの事実が私はとても嬉しい次第。延々とワンコードで熱唱するガリアの姿はまんまキャンド・ヒートの女ボブ・ハイト♪  というかそもそもそのキャンドヒートというバンド名もデルタブルースの巨人トミー・ジョンソンが残した名曲「キャンド・ヒート・ブルース」が由来であることを思うと、ブルースはまさに時空を超えて同じ方向を向いている人々をひとつにする感じです。スウェーデンやベルギーが米国深南部とワープトンネルで繋がっている。かくいう私もかつて1990年にそこに立っていた、サニーボーイ・ウイリアムスンの絵が印刷されたトウモロコシ袋が並んだミシシッピのコーン畑の風景を今もすぐに思い出す。生まれ変わりというか、前世に自分がそこで農作業をしていた錯覚に陥る瞬間でした。そこの空気がとても懐かしかった由。
2019 輸入盤国内仕様 BSMF
★★★★☆

BluesClub 2019  
実にシンプルな姿のボビーがここに居る
Bobby Rush   Sittin' on Top of the Blues CD \2,400+税
今から20年も昔の話。その日(1999年12月)私は新宿パークタワーでボビーのステージを最前列で、ロビーの売店で買ったバーボンのカップ片手に楽しんでいた。そのとき突然ボビーが私をステージ上に引っ張り上げそのまま歌いながらダンサー達の列の前に立たせて聞いた。君はあれが好きか? と彼の示した指の先には一列に並んだダンサー達の迫力のお尻が揺れながら並んでいる。間髪入れずに Yes、I Like It! と答えたのが運の尽き。彼はとても嬉しそうに何度も同じ事を聞くので私も何度も I Like It! を連発するはめに。ステージ終了後にはロビーでもボビーにハグハグされ、おまけに彼の次に出た新作の一曲目のタイトルが I Like It!だったというオマケまでついた次第。そんな楽しい記憶もあってかボビーの歌を聞くと今も瞬時に20年前にワープする。本作では素朴な弾き語りから迫力のファンクチューンまでいつものハーモニカを吹きながらの熱唱、それでいて全体がとてもシンプルな印象を残す。間違いなく彼はブルースのトップに君臨している最強で最高のアーティストだと私は思う。
2019年 輸入盤国内仕様BSMF
★★★★★

新録!RareBluesClub 2019   New Orleans Club 2019
徐々に病んでいくアメリカや日本の中で、これら地味な心の滋養が持つ意味は大きいのかも
Smoky Greenwell Blues and the Power of Peace CD \4,850+
力のかけらではなく、かけらの力という辺りが「一寸の虫にも五分の魂」みたいな感じで好いワードだなぁと思った次第。彼の場合は 1%の支配者と99%の搾取される人々 というのが人生のテーマみたいで、自然とアルバムタイトルも底辺を生きる人々、弱者へのメッセージを感じてしまう。恐らくは軍隊時代に身をもってこの時代の不条理な構造や経済力学を感じたことへの反発なのかも知れない。振り返れば私自身も半世紀以上前に自分が居た中学校に京大生が手刷りのパンフを持って共産主義思考へのオルグ活動に来ていた時代。ベトナム戦争の反戦ムードもあって市中のあちこちでも学生達が安保反対を叫んでいた時代だ。そこから50年余が経ってもアメリカはやはり自国の若者の多くを戦争で異常な心理状態に追いやる国家行動をやめていない。極論すれば世界の支配者達は今も根底から精神が病んでいることの証かも知れない。とにかくそんな国でも常に心の純度を保った芸術化志向の音楽家がこうして地味に活動していることがとても私の心の支えになっている次第。スモーキーの、優しさ溢れる歌とパフォーマンスがまさに心の滋養になっている実感。
2019 USA Independent
★★★★★