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カテゴリーという概念を気にも留めない自由奔放さと溢れる音楽的エネルギー!まさに新時代を切り開くエネルギーに満ちた音がニューオリンズ・サウンドです。 グローバル化がどれだけ進もうとニューオリンズ・サウンドをグローバル化することだけは不可能なことをまさに証明しています。一方で時代に流されることなく全く変わらないことの素晴らしさをいつも教えてくれるのがルイジアナ音楽の際立つ魅力。ザディコやケイジャンを毎日聴いても絶対飽きないという方に文句なしのお薦め!

コースは 1枚会員2枚会員 が選べます。

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「類似穴&ニューオリンズ倶楽部 ○枚コース申し込み希望」 と書いてE-mailまたはFAXにてお申し込み下さいませ。

お客様の お名前・郵便番号ご住所・TEL も忘れずお書き添え下さいませ。(入会金は不要)
お申し込みが20日より以前でしたら当月から、21日より以降でしたら翌月からお届け致します。

以上の他にもご質問やご不明の点がありましたらE-mailにてお気軽にお問い合わせ下さいませ。
よろしくお願い致します。

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  2018年の 頒布予定タイトル一覧 (類似穴&ニューオリンズ倶楽部は2018年で活動開始以来17年目)

2018年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 2018年度対象会員様蔵出し限定盤
ギター、フィドル、クラリネットが均等に活躍する N.O.産極上ホットスイング
Hot Club of New Orleans More! \3,350+
ここのところめっきりと姿を消したホットスイング系作品の中でも特に秀逸な旧作を2017〜2018年の今、改めて蔵出しリバイバル選盤にて会員様限定にてお届け致します。 満足出来る仕上がりの2ndアルバムを手にしたとき、今度は気持ちの余裕を持って1stアルバムとの違いを楽しむなんてことはありませんか。この2ndアルバムで彼らはホットスイング一色に染まったことを私は感じました。前作にあったひねりの効いた現代風ビバップチューンはなくなり、雰囲気的にこの姿がバンドの最も自然な形なのかと感じます。全体的にソフトさが増して聴きやすいバンドになっています。エンハンスドCDトラックでは"Just One of Those Things"とHot House"の2曲が観られ、デヴィッド・ムーニーの巧みなソロワークには会場の声援も一際大きい瞬間。
2004 USA Independent
2018年度対象会員様蔵出し限定盤
Hot Club of New Orleans
Heavy Artillery CD \3,350
+ここのところめっきりと姿を消したホットスイング系作品の中でも特に秀逸な旧作を2017〜2018年の今、改めて蔵出しリバイバル選盤にて会員様限定にてお届け致します。2008年の本作にはクリストファーとマット・ローディの二人が健在、心機一転の新HCNOもやはりホットスイング一直線での再スタートです。とはいえ元々ビバップやメインストリーム・ジャズ好きの彼らのこと、ラストのエリントン・チューンに次の扉を見る予感がする次第です。ホットスイング〜沢山ある類型路線の中でも一際輝く、まさに21世紀ニューオリンズ音楽の逸品です。
2008 USA New Orleans Independent
2月 お楽しみに♪ the Seventh Sons the TurnAround CD \3,350(税抜)
ややレイジーでダルな雰囲気をしたディストーション・ギターとワイルドなヴォーカルとのコラボがナイスな剛質系のサザンロック・バンド。70年代ハードロック風の音がぽんぽん飛び出す中、#10.Soul Riderの、ブラック・サバスとグランド・ファンク・レイルロードが融合したかのようなテイストにシビれまくります。特にこの曲の後半で聴けるギターソロはGFRのマーク・ファーナーを彷彿とする次第。全曲が個性的ですが、特に#3.the Cave Etiでのシンプルなリズム・ギターとどっすんばったんしたドラムも最高!マイナーな良質作品を集めているマニア程目の幅涙間違い無しの逸品です。ズシンと腹に響く重低音ベースも出色、全員が半端ではない実力とセンスをしたナイスなバンド。
2017 USA Independent
3月 お楽しみに♪ 2018年度対象コース会員様限定 蔵出しリバイバル選盤
ど真ん中ストライクでツボにはまれば場外ホームラン!すこぶるキュート&キャッチーなヴォーカル・アルバム
Anny Celsi TangleFree World CD
\2,850+ VERY LIMITED
本作の前作 05年盤も文句なしその年のザ・ベスト・オブ・アメリカーナ・クラブで、そしてこの本作は09年のベスト・オブ・ブルース・クラブだった作品。2017年の今まで過去一度も当店以外に日本での取り扱いはなかった模様ですが、BluesClub会員のお客様からは家宝にしたいというお声も頂戴していました。冒頭#1.Tangle-Free World からいきなりの個性全開、続いて#2.Thanks Giving in Hollywood での妖しさ含みもいい感じ。主たる活動地はロスらしく、音にいかにもカラッとした気候風土が滲みます。車でいえばシボレー・コルベットが風を突っ切る感じに似て、音がクーペっぽいのが特徴。今後の補充の見込みがもう無いことから、今回のBlues Women Club選盤での蔵出しが文字通り最後のお届けとなります。21世紀の今どきはこの手の風味をした女性が絶滅危惧故に大変貴重な1枚になるかと思います。
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月







  2017年の 頒布予定タイトル一覧 (類似穴&ニューオリンズ倶楽部は2017年で活動開始以来16年目)

2017年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 2017年度対象会員様限定盤
トリオ編成による極めてシンプルなニューオリンズ・スタイル・ブルース
Dmitri Resnik & Bootleg Beat  Live at Overdub Lane 3/9/15 CD
VERY LIMITED
歌もOKなギター弾きの場合息の合うリズム隊が居れば直ぐに成り立つこの編成。本作はほぼ全編ニューオリンズ・テイストを基調としたシンコペイトの効いたブルースが展開。途中、…続き
2017年度対象会員様限定 蔵出しリバイバル選盤
このドライヴ感はまさにチャンピオン・ジャックの独壇場
Champion Jack Dupree Live - with The Big Town Playboys VERY LIMITED
これはまたゴキゲンなセッションです。レーベル・オーナーのジョン・ステッドマン氏自身が作品に言葉を寄せていますが、偉大なニューオリンズのピアノ・マスターの作品をこれだけ良い出来で録れたのだから一筆自身の筆で書きたくなって当然だと感じます。ドライヴの効いたピアノと艶も伸びもある御大の歌はまさに絶品中の絶品。ニューオリンズ・ブルースとして、ニューオリンズ・ピアノの作品として20世紀を代表する極上ライヴ盤、超お薦め!です。2016年の今、完全廃盤状態で二重に貴重な盤でもあります。
1989/1998 UK JSP 807
2月 2017年度対象会員様限 蔵出しリバイバル選盤
60年代デッカに残されていたチャンピオン・ジャック珠玉のレコーディング
Champion Jack Dupree From New Orleans to Chicago:And His Blues Band 2CD VERY LIMITED
60年代デッカ時代の人気盤2枚をカップリングしたまさに徳用盤的2枚組。66年と67年もののカップリングということで、黄金期のチャンピオンジャックのヴィンテージ・トラック全30曲が一気に聴けます。ピアノファンにもブルースファンにもお薦めであるばかりか、普段貴方が何を好むかを超えて全黒人音楽ファンの基本中の基本、まさにマストアイテムといえる1枚です。この時代の彼を知ることでさらに拡大する音楽観!それこそがまさに音楽の持つ無限の楽しみでもあります。
2004 UK BGO BGOCD-649
2017年度対象会員様限 蔵出しリバイバル選盤
これもまた絶品のNew Orleans ピアノ・ブルース!
Champion Jack Dupree Forever and Ever CD VERY LIMITED
全米でもアナログ盤からCDへの流れが主流になってきた頃にラウンダーの傍系レーベル。ブルザイから出た今では貴重なアルバム。米ルーツ系の主流派を多くリリースしていた当時のラウンダーから主に黒人ブルースマンをチョイスして専門に出していたレーベルですが、2000年頃の話突然この私にもそのブルザイ発行のブルース新聞に日本のストア・オーナーとして記事を書いてくれないかと依頼が舞い込みました。後日そのとき寄せた記事が載った新聞が200部ほどの束で私の店に航空便で届いたときはさすがに驚きました。なんと気っぷの良い会社なんだ!と感動、嬉しくて当時の通販のお客様に次々とお送りさせて頂きました。本作のプロデューサーはオルガン奏者のロン・レヴィ。(リーヴィーと書く方が正しいという方もあるのですが、ライヴ盤ではロン・レヴィーと発音していて私自身はその両方の表記を併用しています)昔ロンと取引していた頃メールのやりとりをして感じたのは作品に傾注する愛情と思い入れがとても熱い方、この時代は優れたミュージシャンが優れたミュージシャンをプロデュースするのが日常でした。
1991 USA Bullsey Blues 
3月 2017年度対象会員様限定盤
ニューオリンズにおける今年度最大の要注目アーティストと感じます
Billy Pierce  Shapes of Soul CD
VERY LIMITED
ゲストにマイケル・デューセ、ボナラマ、マイク・ジト・ジェイソン・リッチ等を含む実に豪華なキャスティング。主役のビリーはスライド・ギターとヴォーカルで活躍、…続き
2017年度対象会員様限定盤
ニューオリンズ産だからこそのらせん的時空融合感がナイスなサウンド
John Lisi & Delta Funk! Shut the Front Door
CD VERY LIMITED
ルイジアナ・レッド・ホットとはかつて直取引していた時機があったのでちょっと懐かしくなりました。今も元気で新作をリリースしていることを嬉しく感じます。特に2003年頃に …続き
4月 2017年度対象会員様限定盤
理屈抜き、音楽のワカる人がゴキゲンと感じる歌や音はこの手のサウンドに尽きるという事実
Tugboat Tony & The Pushers Sleep When I DieCD
VERY LIMITED
生まれも育ちもサウス・ルイジアナ Bayou Laforche ということですが、その Laforche がどの地域(街)のことかは私には判りませんでした。それはともかく、時にアンダース・オズボーン、時にはZ.Z Top、そして全体の雰囲気はJJ Greyといった感じのこの作品、ありそうで最近ではなかなかないダウンホームかつホンキートンクな感じが特徴です。…続き
2017年度対象会員様限定盤
全米でここだけが時計の針が緩やかに時を刻む街、ルイジアナ
the Fremonts   Alligator CD
VERY LIMITED
スワンピーでちょっぴりブードゥーな雰囲気を漂わせた幕開けだと思ったらまさに曲名も#1.It's Your VooDoo Working という次第。今どきこういう音に出会いたければ …続き
5月 2017年度対象会員様限定盤
全体にレイドバックした中、スワンピー + ジャジー + セカンドライン・ビートの楽しさ満喫
Chris Nole   It be What It be  CD
VERY LIMITED
メインストリーム・ジャズ風にアレンジされた#8.House of Rising Sun やスワンピーなレイドバック・チューン#1.It be What It be等、とてもカラフルに様々なスタイルの曲が混在している超オモシロ盤。 …続き
2017年度対象コース会員様限定盤
もの凄くフレッシュな余韻を残すアンディの初期爽快ライヴ盤
Andy J. Forest Live CD VERY LIMITED
2017年の春間近、倉庫内でいまだ未掲載だったアンディの初期ライヴ盤の在庫を発見。導入当初、数が少なすぎて適当な時期に載せようと思いつつ失念してしまった記憶がよみがえりましたが、実際L&NOCの2枚コース会員様分でどんぴしゃ故に今回も限定蔵出し盤となりました。アンディが若い!とにかく若い!!ふいにエリック・リンデルかと思う瞬間もあったりで元からのアンディ・ファンはきっと目の幅涙で即死状態になりそう。個人的な超熱スポットはイカシたドラムとチョッパーベースで幕開けする#6.でここでのアンディのハーモニカにドキドキする瞬間。いやぁ、若いっていいなぁなんて印象が強烈に残る総ナイスな作品。
1989 USA Independent
6月 2017年度対象会員様限定盤
ウィリアム・リー・エリス (William Lee Ellis)
多分テネシー発、手応えも完成度も大満足の極上ブルージーなアコギ盤
William Lee Ellis Conqueroo CD VERY LIMITED

サウンド的にはタジ・マハルやケブ・モと同じフィールドと言える音で、ビル・モンローのバンドのメンバーだったバンジョー弾き、Tony Ellisを父に持つという如何にものシチュエーションです。スライドのかっこよさが出色で、引き出しの多さにも脱帽、木訥とした弾き語りやギター・ラグにも存在感ばっちりです。心地よい安定感のなせる技か安心感に包まれる感覚が大で、#7なんかは典型的なスペンサー・ボーレン・サウンド。テネシーとニューオリンズで相通じるもの有り。
2002 USA Bellwether BR-515
2017年度対象コース会員様限定
バンドの音に負けない迫力のヴォーカルも大きな魅力、アメリカはまだ大丈夫!って安心感を覚える瞬間
Swamp Cabbage Jive CDVERY LIMITED
久しぶりにガツンとくるブルージーなロッ・クトリオ、Z.Z. Topにも似た荒削りで骨太な音は、.#3.White Gold に最もよく出ています。昔、カーマイン・アピスや…続き
7月 2017年度対象コース会員様限定盤
Chris Ardoin Requested Live  CD
VERY LIMITED
クリスの公式デビューは父ローレンス"ブラック"アルドウィンと同じステージに立った4才の時とされていて、その後若干9才にて祖父とカーネギー・ホールに登場しています。まさにザディコ・ファミリーのサラブレッドな人で、兄ショーンの記事が意外と少ない中とにかくクリスは幼いときから非常に目立つ活躍をしていて、常にザディコシーンのど真ん中を歩んできた感があります。2003年には来日も果たし、その会場でクリスとショーンの二人と直接話す機会があり、その穏やかな性格は今も強く印象に残っています。それだけの活躍をしながらライヴ盤が今回初めてという事実に改めて驚きます。今回試聴用の音源がなくb&sr135号の、はたのじろう氏の記事を見たところいつも通りオリジナル曲中心で構成され、音作りでも野心的な挑戦をしている模様です。
2016 USA Maison de Soul
2017年度対象コース会員様限定盤
Nina Massara
Watch Me CD
VERY LIMITED
実にキュートなハスキーヴォイス。全曲で漂うニューオリンズ・テイスト、かつて一世を風靡したJJケールの音をクレセントシティの女子バージョンにした感じと言えば伝わるでしょうか。そのくせ真夏の真っ昼間にも平気で似合うこの音は決してミッドナイト・ソングではない。途中途中で登場する渋いスライドギターもツボにハマるし、軽く乾いたチューニングのドラムも値千金。しばらくなかったこの路線がもの凄く新鮮に感じます。
2017 Independent
8月 2017年度対象コース会員様限定盤
テレサ・ジェイムスの参加が目を引く胸キュンのメンフィス・ブルース
Jim Gustin Memphis CD VERY LIMITED
キーボード入りの6人編成で丁度いい感じにダウンホームなテイストは、心地よい伸びをしたエレキ・スライドと共にまさにイメージ通りのアーバン系メンフィス・ブルースです。RBC選盤だけだと勿体ないのでL&NOCのお客様にも今回お届けさせて頂きます。だみ声ヴォーカルがプチ・ジョー・コッカーですが、コッカーほどソウルフルという訳ではなく、あくまでサザンロックのフィーリングが濃い歌声。全曲オリジナルでの構成、アレンジ面も含めて確かなプロ集団の音作りは、アルバム制作が今回は初めてではなさそうと思ったらやはり少なくともあと2枚はリリースしている模様です。これを機に今後の作品は可能な限り追おうと思っています。
2017USA Independent
2017年度対象コース会員様限定盤
直球ブルース・ギターと熱血熱盛ブルース・ウーマンの組み合わせ
Sistahs Too More to Do CD \4,000+VERY LIMITED
21世紀ブルースの傾向として流麗かつ美麗なサウンドをしたロッキン・ブルースが定番化する中、これは久しぶりに低重心 + どっすんばったん系の泥臭いブルースに遭遇。曲によってカッコ良く決めたブルースでさえも底辺に泥臭さが残っていて、これはまさに魚類に例えればオニオコゼ級のど迫力。活きの良さと鮮度の高さも一級品、James Robertsonの流れるようなスライドに続く引っかかり気味のMike Howerdのギターがまさにナイスバディのコンビネーションをしています。
2017 USA Independent
9月 2017年度対象会員様限定 蔵出しリバイバル選盤
2005年のフェスト盤と並ぶこれもまたぶっちぎりに強烈なフェスト・ライヴ盤
Rockin' Dopsie, Very Limited Edition
Live at the 2006 New Orleans Jazz & Heritage Festival
CD-R
\3,000
+
名前から「Jr」が外れているのですが、彼の父ロッキン・ドプシーは1993年に他界しているのでこれはもちろん「Jr」のライブ盤。ライヴ・ステージでの完全燃焼ぶりは、昨年ワンショット限りで扱ったヘリテッジ・フェスト2005年収録盤を聴いた方の間でもはや伝説となった感がありますが、今般またまたワンショット限りで入手に成功したフェスト2006年収録盤もこれまたぶっちぎりに気持ちよいライヴ盤です。冒頭絶叫Sex Machine!も一撃必殺級のストレート・パンチ、さらにあとに続くはちゃめちゃにワイルドな曲が放つうねりにもう大満足感は頂点に達します。#6.のシャッフル Pride and Joyなんかは普通のブルースがここまでカッコよくなるのか、の典型。ニューオリンズ音楽ファンは持ってな話になりまへんでーっていう感じの一枚!もう最高!!!
2006 USA Munckmusic
2017年度対象会員様限定 蔵出しリバイバル選盤
2005年のフェスト盤には一歩ゆずるもののやはり相当に強烈な1枚
Rockin' Dopsie, Jr. Jazz Fest Live 2004 Very Limited Edition CD-R \3,000+
もし先に2005年のフェスト盤を聴いていなければ何の迷いもなく五つ星を付けたはず。でも、文句無しに全曲が抜群のテンションとクオリティをしている2005年盤との比較ではどうしても星一個分何かがちょっぴり違うかなという感じ。ドプシーJr.は一応ザディコのスタイルを借りてはいても中味はソウル・スピリットが100%、飛び散る汗に会場も一瞬で白熱の興奮に包まれます。そんな中、錆とドスの効いたヴォイスで歌われる「朝日の当たる家」が何とも抜群のコントラストを生んでいます。腹の底にまで響く絶唱ってやつで熱い!です。〜〜と、当初書いていたもののやはりこれも星五つでいいじゃないかと思う次第。ライヴ盤で聴くドプシーJr.はほんとに最高!です。
2006 USA Jazz Fest Live.com
10月 2017年度対象コース会員様限定盤
Chris Belleau Swamp Fever CD \3,760+ VERY LIMITED
ヴォイス的な質感は異なるものの、音的な舌触りがボビー・チャールズを思わせる人。加えて木訥としたオールドスクール感の中に突如50年代ファンキージャズが顔を覗かせる瞬間はまるで初期のエリック・リンデルの風情をしています。アート・ブレイキーのバンドで聴くハンク・モブレイやベニー・ゴルソンを彷彿とするテナーサックスはまるでそのまんまの時代感覚だし。さらには70年代AOR風味の軽妙なロックチューンに被さる地味ながらもキュートなハーモニカと、この人はかなりオールラウンドに古きよき時代のアメリカン・ルーツ音楽を自分の中に取り込んでいる感じがします。大げさに絶賛とかではないけれど、生活のバックグラウンドに流しておくだけで心が潤い気分はうきうきするという作品。
2017 USA Independent
Shannon McNally Black Irish CD \2,400+税
2003年までは国内盤がメジャーから出ていた人なのでごく普通のヴォーカルファンにも馴染みある名前かも知れません。当店的には2013年盤のクラブ選盤で、その年のマイベスト10になったというご報告も頂戴していました。今回も頭のてっぺんからつま先まで完璧なプロの仕事で文句なしグラミー賞級の仕上がりです。ファンキーな面とレイドバックした面とがナチュラルに共存しているのが特徴で、まさにダウンホーム・テイストをした極上アメリカーナ作品。ブッシュ政権以降のアメリカ人の半分が忘れしまった古き良き時代のアメリカがここには充満。何十万もの人々が三日間一つの音楽フェスで寝起きを共にし盛り上がり、何の事故も事件も起きなかった時代のアメリカを知っている世代にはまさにこの手の音楽がいっときの癒やしになる由。いや、それらを知らない世代でもこれは泣ける感動の一作!
2017 BSMF
11月 Bonsoir, Catin L'aurore CD \3,350+VERY LIMITED
何時のことだったかお客様へのメールに、最近は活動が確認出来ないと書いてしまった彼女たちですが実際はブリブリに元気でゴキゲンな新作も出していました。メンバーも何時しか6人に増え音も相当に分厚くなっています。ケイジャンの何が好きって底抜けに陽気で脳天気な音が文句なしハッピーな気分にしてくれる由。限定数しか入手出来なかったので本倶楽部限定ですが気持ちとしてはすべての会員様に聴いて欲しいくらいです。内容的にも当店の年間ベスト10というかベスト5間違いありません。どうぞお届け月をお楽しみに♪
 2017 USA Independent
常になくカントリー色が滲む、シンガー・ソングライター的なテイストで仕上げた作品
Tab Benoit
Brother to the Blues CD \2,850
+
冒頭、フレディで有名な"Pack It Up"の特徴的なリフが飛び出した瞬間既にやられたー状態なのですが、そのあとの展開が結構意外。もろにカントリーへ走ったヴォーカル曲もあれば、かなりの曲で歌に比重がかかっています。それが実に様になっていて、ともするとギターの素晴らしさに比較して歌がやや非力と感じていたもやもや部分がすっかり何処かに消え去っています。軽いタッチで仕上げたサム・クック・チューンも完璧にシンガーとして勝負していると感じました。全体でこれで新しいファンがまた付く可能性大の仕上がり。実はとっても懐の深い人だったのです。
2006 USA Telarc CD83639
12月 V.A. Swampland Jewells CD \2,400+
元々は1979年にアナログ盤でリリースされた作品をCDにて再編集した二度目のCD復刻アルバム。オリジナルLPからの8曲に加え、一回目(1990年)のCD復刻盤から4曲、そしてさらに今回の復刻で未発曲7曲を追加収録した豪華盤。つまりは仮にオリジナルのLPと一回目の復刻CDの両方を持っている方でも、手元の盤を手放すことも出来ずしかも新たに未発曲を7曲も聴けるという面白い構成内容になっています。音源はいずれも1950〜60年代のケイジャン、ザディコ、スワンプポップでジョエル・ソニエやブーズー・チェイビスと言った有名処から本作で初めて聞く名前のアーティストで全19曲の収録。古くても新しくてもわくわくドキドキするのがこれらサウス・ルイジアナの天然音楽。目一杯満喫して頂けると思います。
2017 輸入盤国内仕様 BSMF
2017年度対象会員様限定盤
ブリブリのフォンカーのように思わせて、その実かなりクールでヒップな男
Chucky C and Clearly Blue from New Orleans to the World CD \3,350+
冒頭の軽快なシャッフル一撃だけで早くもマットに沈む状態。というくらいめちゃご機嫌なニューオリンズR&Bの世界の始まりで、ここで聴けるギターの Cranston Clementsの至極オーソドックスなブルース・フレーズが妙に染みこんできます。ムーディーなアレンジの"Let's Straighten Out"を挟んで、中盤のハイライトは7分超にも及ぶヴァン・モリソン作の"Moon Dance"。これをチャッキーがフルートで見事に決めていて鳥肌が浮く瞬間も。バンドが地味な割にはクールなこの隠し味的な展開、各員のソロ全てに大満足で、後半のハイライトは"Too Many Cooks"や"Next Time"といった軽めの素材、自らの個性を活かしきった選曲とパフォーマンスに脱帽します。
2003 USA Sounds of New Orleans SONO-1062




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  2016年の 頒布タイトル一覧

2016年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 2016年度対象コース会員様限定盤
タフでシュアーなシャーマンのブルースが極上カメラアングルとベストコンディションの録音で聴けるベリーナイスなDVD
Sherman Robertson Takin' You to Texas DVD VERY LIMITED
日本では当初クリフトン・シニアのバンドでの活躍で知られるシャーマンでしたが2006年に当店が初めて日本に彼のリーダー作をご紹介したことで一躍多くのブルーファンにも知られる存在となりました。…続き
2016年度対象コース会員様限定盤
自然と身体がのりのりリズムに反応♪まさにこれが21世紀のミーターズ・サウンドと言えそう
the Lala Big Easy Peaces CD
VERY LIMITED
当店イチ押しのニューオリンズ・ギタリスト Adam Levy 参加の新バンド。本作ではレヴィ性のメンバーが女性を含めて他に2名居ることから一種のファミリーバンド風にも見えます。…続き
2月 2016年度対象コース会員様限定
全曲がアール・キング・チューンという、彼と共演した日が忘れられないという感じのリスペクトフルなトリビュート作品
Brint Anderson Coverd in Earl! CD

衝撃のブリント・アンダーソン体験は2000年のとある日、手元に届いた彼のプロモ盤を聴いたときでした。資料も一切なくただただその音を聴いただけで取り扱いを決め速攻で商品手配を済ませたものでした。…続き
共にユニークなそのヴォイスとギターに一発KO、もろメンフィス・テイストのテネシー・ブルース
Mick Kolassa Gohsts of the Riverside Hotel CD
当店がまだ浜松市田町(今では西区田町という表記に)の交差点にリアル店舗を構えていた頃、日本では当店しか扱っていなかったドイツTAXIM社がリリースする白人ブルースマンによるテネシー・ブルースの諸作品が絶賛を浴びていた時期がありました。本作はまさにあの頃を思い出す音で一杯。…続き
3月 2016年度対象コース会員様限定
オースチンでメキメキ頭角を現している若手スライド・ギタリスト、大・大・大の要注目株です
Brint Anderson Notes from Clarksdale CD

97年のスタジオ盤とは対極にある全編アコースティックなライヴ盤。とはいえ骨格のはっきりしたサウンドと力強い歌は同じ。 …続き
2016年度対象コース会員様限定
ジョン・クレアリー (Jon Cleary)
どんどんと変化していく世の中で全く変わらない人が居ることの安心感、基準は多分常に自分から観る世界
Jon Cleary Go Go Juice CD
本作と関係のない話題で恐縮なのですが、私はPCで国民機と呼ばれたPC9801以降今日までワープロというか日本語変換ソフトは「一太郎」しか使ってこなかった。30年ほどのその流れで…続き
4月 2016年度対象コース会員様限定
2000年盤のアコ・スライド編と対を成す感じの、シャープなエレキ・スライド編
Brint Anderson I Knew This Would Happen CD

バイオも不明、送られてきたプロモ盤の音だけで取り扱うことを決めた作品。その最大の動機はやはりBrintのミュージシャンとしての際立った存在感、変哲ないスタイルのアメリカン・ルーツ・ミュージックにも関わらず、この確かさは何処から来るんだろうと云うのが興味深いです。…続き
ブルースロッカーとしての2008年の鮮烈な印象がここに蘇る、ゴキゲン度MAXの音でいっぱい
Mike Zito & the Wheel Keep Coming Back CD
冒頭#1.Keep Coming Back にいつになくジョン・フォガティ似のテイストを感じたと思ったら、ラスト#12.Bootleg がCCRチューンで締めくくってありました。…続き
5月 2016年度対象会員様限定盤
次回作も是非!と期待されていたジョー・カルーソの2015年作、この軽さがクセになるというまさにその路線です
Joe Survival Caruso You Never Had These Blues CD VERY LIMITED
軽快なファンクブルースに真骨頂を発揮する中、そのニューオリンズ・ブルースの色調にちょっぴりのカリフォルニア・フレイバーが混じるのも特徴。…続き
2016年度対象会員様限定盤
ロックギターに新たなるマストアイテム登場!イアンを聞かずして今世紀のギターロックを語るなかれ
Ian Parker Where I Belong CD
VERY LIMITED
実際にはニューオリンズ・サウンドとは縁の無い作品ながら、本作を最高傑作と評価して下さった方が普段はコアなニューオリンズ系を好む方だということに加えて偶然在庫数が本コースの現会員数と同じだったことで少々力業の選盤です。1976年バーミンガムに生まれたイアン、…続き
6月 Richie Milton & the Low Down Prekatrina CD-R VERY LIMITED
ゴスペル・アルバムなのかと錯覚する幕開け、#1.Prekatrina での実際はルイジアナ音楽特有の底抜けに陽気な展開へと流れゆく様にふいにジェイミー・バージェロンの顔が浮かぶ瞬間。…続き
Keith Stone the Prodigal Returns CD VERY LIMITED
#3.First Loveでも感じるこの実直さ、オレはブルースが好きなんだというのが直球で解るトラックで一杯の作品。感触的には…続き
7月 8人のマリ’ズ・フレンズが集ったグッド・フィーリング・ジャズ
Mari Watanabe Old Friends
VERY LIMITED
フロントの三管がトランペットとテナー・サックスにスーザフォンという組み合わせが如何にもニューオリンズらしい編成です。…続き
ほんのりテックスメックスの香りもする小粋な、しかしきっちりと日向の土の臭いがする音で一杯
Shelley King Building a Fire   CD
VERY LIMITED
まずはじめに、この人は先にご紹介した Shelley King Fisher と同じ人なのかという疑問。パッケージの写真では髪の色がまるで違うこと、サングラスをしているしていないの違いから、見た目では別人と判断する方があっても不思議ではないかも。でも耳で聴く限りこの声は99%同じ人だと私は感じます。…続き
8月 2016年度対象会員様限定盤
Dinos Aurchestra Rooted CDVERY LIMITED
2005年8月のハリケーン・カトリーナ以降、ニューオリンズらしいサウンドをした新しいブラスバンドに出会うことが徐々に少なくなっていく中、久しぶりにトラディショナルなスタイルの方のバンドの作品を見つけて嬉しくなりました。…続き
聴き始めた瞬間から頭の中が空っぽになって聞き入ってしまう魅力で一杯
Tony Joe White Rain Crow CD
いつの間にか72才になっていたトニー・ジョー・ホワイト。それでも耳には全く変化を感じないいつものタフな姿がここにあり。タフと言っても彼の場合はささやき系の歌が常のスタイルでバックのサウンドも真夜中にかけてもOKなくらいに抑制されたアンサンブルが特徴。…続き
9月 2016年度対象会員様限定盤
テンポ良く小気味よく進行する曲と、いなたく木訥と進行する曲と、なんとも言えない素朴な魅力で一杯
Stephen Brown and the Bastion Band featuring Eugene Dowling CD
VERY LIMITED
三管部分がチューバ、トランペット、トローンボンという編成であることに気がついた瞬間、私は昔あるお客様から伺った話を不意に思い出しました。…続き
2016年度対象クラブ会員様限定盤
小さなブルーズラウンジで生で観たい度NO.1のブルースシンガー
Willie West Laforche Crossing CD-R  
VERY LIMITED
いきなりのアルバート・キング・スタイル #1.I Got the Blues に思わずニンマリ♪ ソロフレーズも徹底したなりきりアルキンぶりで、…続き
10月 重量感と迫力共にたっぷり充満、ファンク系サザンロックの真骨頂ここに有りという印象
Royal Southern Brotherhood Royal Gospel CD

シリル・ネヴィルを軸に注目の二人のギタリスト〜〜 タイロン・ヴォーン(ジミー・ヴォーンの息子)とバート・ウォーカー 〜〜 が脇を固める三作目。前作まで組んでいたギタリスト、…続き
2016年度対象会員様限定
二人のハーモニカ奏者を交互に起用、オルガンとサックス入りの曲もあり全体が重厚な印象に
Reverend Raven the Big Bull
CDVERY LIMITED
ズシンと下っ腹に響くややくぐもった重低音域のオルガン・サウンドとエレベのコラボがゴキゲンな …続き
11月 2016年度対象会員様限定盤
お待たせしました、の2015年作品ようやくの導入になりました♪
Steve Riley And The Mamou Playboys Voyageurs

文句なしの大御所の新作をうっかり見逃すことが時々あるのですが、本作も当コースの会員の方から何時載せるかずっと楽しみに待っていたのにとご連絡を頂いて初めて気がつきました。…続き
一時期、2年ほどでしたか色んなアーティストのがこのシリーズで出たものですが…
Johnny Sketch and the Dirty Notes Jazz Fest Live CD-R
VERY LIMITED
先日(2016年9月某日)、倉庫内のニューオリンズ関連作品の在庫を改めて整理していたときに、当時仕入れたまま眠らせてしまっていたことに気がついたレア・ライヴ盤。古くからのNOC(ニューオリンズ・クラブ)会員のお客様にはお馴染みのデザインをしたジャズ&ヘリテッジ・フェストでのライヴ盤シリーズのひとつです。…続き
12月 2016年度対象会員様限定盤
こっち系の女子が最近少ないだけにとても嬉しく感じるナイスなアルバム
Debbie Bond Enjoy the Ride CD
VERY LIMITED
最近、新譜ではなかなか聴くことが出来なくなってきたいわゆるマリア・マルダー風のスワンプ・ロック&ブルース・サウンドが何より嬉しい人。…続き
2016年度対象コース会員限定盤
明るくもなく暗くもない絶妙のハーフトーンで奏でる彼女のギターと歌には他にはないほのぼの感もある
Hannah Jane Kile Little  Blue Heron CD
VERY LIMITED
メガスケールな野外ロック・コンサートの代名詞ともなった伝説のウッドストック 〜愛と平和の三日間〜は1969年夏の出来事でした。あれから半世紀近くの時が流れているにも関わらず、ふと当時劇場でその映画版を観た時の興奮が蘇る新しい音に出くわすこともある。…続き





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  Louisiana Club
  2015年の 頒布タイトル一覧

2015年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 もっと注目されたいグレートなサキソフォーン奏者、08年盤以来ベタ惚れ状態の魅力がここでも炸裂
Jimmy Carpenter Walk Away 2015年度対象会員様限定
音でてっきり黒人だと思い込んでいたジミーですが、最近になってマイク・ジトのバンドでそのファンキーなサックスをぶりぶり吹いている姿を見ました。意外にもそのルックスは普通の白人と中南米系ミュージシャンの中間くらいのイメージ。…続き
還ってきたグレン、新たにみなぎる不屈のパワーと一種怒りのネルギーが充満、今間違いなく彼は燃えている
Glen David Andrews Redemption 2015年度対象会員様限定
不本意ながらDV事件で警察沙汰になってしまったグレンですが、復帰後のアルバムタイトルが「償還」とは如何にも不敵な魂を持った彼らしく、借りはきっちり返したぜっていう挨拶を兼ねたこれが待望の復帰作という次第。…続き

2月 彼らだからこその、その独特のうねりに身をゆだねた瞬間別次元にワープする感覚が好き
Rebirth Brass Band Move Your Body 2015年度対象会員様限定
このバンドの初代メンバーというか大先輩になるロデリック・ポーリンやカーミット・ラフィンズのソロ作品をわくわくしながら恐らく日本で初めて扱った日から早くも15年もの年月が経ちました。しかし彼らリバースの結成はさらにその15年前のことなのですから、地球時間で言ってもそれはやはり相当の歴史の重みを感じます。ハリケーン・カトリーナで第9地区の主要ハイスクールが水没してしまうまでは
…続き
ナッシュビル産だけど、そこはかとなくルイジアナの香りがするハーモニカ、ほのぼのっとした牧歌的フレーズが妙味です
Jelly Roll Johnson the Land of Dreams
LIMITED
最初の興味は、その曲自体が大好きな#5.St.James Infirmaryをハーモニカで吹いている作品〜というのがとっかかりでした。それがやはり同じくらい…続き
3月 淡々と、しかしノーブルな味わいもするアコ・ブルースの世界が拡がるライヴ盤
Larry Garner 〜 Garner Merwyk Upclose and Personal
2014年に出たDVDで多くの人にその名を知らしめたラリー・ガーナーは1952年ニューオリンズ生まれ、若いときに朝鮮戦争に出征した経験を持ち除隊後のニューオリンズ時代には製薬会社に勤めながら夜な夜なクラブギグをこなしていたという。…続き
文句なし、進行形ブルースの2015年最大の場外ホームラン盤!これだからインディーズ・ブルースはやめられない♪
Kenny Parker Yes Indeed!
当初耳で聴いてルイジアナ系ブルースと判断していたのですが、あとで正しくはデトロイト系ブルースだと判った作品。とはいえそのことが判ってからでも耳が勝手にルジアナ・サウンドを聴く耳になってしまいます。…続き
4月 2015年度対象会員様限定
今般極少数を奇跡的に再入手出来た盤!ワンホーンによるメインストリーム・ジャズ作品〜バンドとのフィット感がMAX抜群♪
Alvin "Red" Tyler S/T New Orleans Jazz Master SeriesVERY LIMITED
ニューオリンズ・サウンドからレッドにアプローチしてしまった私の場合は、レッド=ニューオリンズR&B界の殿堂入りサキソフォーン奏者というイメージが強かったのですが、レッド自身はD.バーソロミューのバンドで活躍する以前は100%ハードバップのジャズマンとのことでした。90年に録音してあったというこのバトンルージュのレストランで収録されたライヴ盤も…続き


上記コメントは初導入時の05年に書いたコメントをほぼそのまま掲載しています。
2015年度対象会員様限定
廃盤の逸品!を対象会員様限定の蔵出しリバイバル選盤
ニューオリンズ・ファンキー・ホーンの新たなる雄がここにもまた一人登場しました
Amadee Castenell Amadee CD \2,850
(税抜) VELY LIMITED
パパ・グロウズ・ファンクに代表されるようなジャズ〜フュージョンとも接点のあるN.O.のファンキー・サウンド、これはまさにあの路線。私はこのスタイルではロデリック・ポーリンが大好きですが、このアマディーもまた負けず劣らずクールなフィーリングをしていて要注意です。…続き


上記コメントは初導入時に書いたコメント原文そのままを掲載しています。
5月 貴公子と風来坊の共演って風情、とにかく音が歌が生きているのを強く感じます
Doug Kershaw & Steve Riley Face to Face
VERY LIMITED
ルイジアナ音楽の奇才ともいえるダグ・カーショウと、ケイジャンフィドルで王道中の王道を行くルイジアナの貴公子スティーヴ・ライリーの共演。この共演を誰よりもこの両者自身が楽しんだことは音にも間違いなく現れていて、 …続き
地味なんだけど隅に置けないプチ・クールな盤、デトロイト・ブルースはとにかく個性が遺憾なく発揮されている作品が多いですね
Johnny Rhoades Waiting on the Sun 
VERY LIMITED
本来はデトロイト・ブルースに括られる作品ながらあえて当店ではこれをこっちのコースの倶楽部選盤として展開することにしました。その理由は冒頭#1 …続き
6月 27年ぶりの復刻、リックのボーがコンプリート・シングルス+αの全22曲で登場しました
Eddie Bo Baby I'm Wise CD

何と、過去にラウンダーから出た後にずっと廃盤になっていたエディー・ボーのリック録音1959-1962の、しかもコンプリート盤がUK ACEから復刻になりました。
…続き
複数のコースに加入の会員様には横断配布による重複を避けるため、当月のみいずれかのコースでカスタム選盤になります。
基本というか、時代の変化と関係なく生きている人の語り口はいつも母国語に聞こえてしまうのが不思議
Paul Sanchez Every Thing that Ends Begins Again
CD VERY LIMITED
サンチェスの新作が出ていると気がついたときは既に現地在庫も僅少とのことで、かろうじて対象クラブ会員様(2枚コースの方のみ)の分だけを確保することが出来ました。最近米ルーツ系のCDは…続き

複数のコースに加入の会員様には横断配布による重複を避けるため、当月のみいずれかのコースでカスタム選盤になります。
7月 新型どろどろ血発見、BO型 熱血パーティーミュージックの真相!なんちゃって
Eddie Bo We Come to Party CD

ホーン三管入りの豪華編成によるこれでもかというくらいのゆるゆるファンク・チューンに涙がこみ上げてきます。改めてボーに惚れ直す一作ですが、インストものでは特に#7が圧巻。ドナルド・ラムジーの至ってシンプルなベースの反復フレーズ、それだけでマットに沈む出来。繰り返しになりますがこれは最強のゆるゆるファンク作品です!〜〜以上は導入時に書いた当時のコメントです。2015年4月現在はもう廃盤で、当店も在庫に少し残っているだけです。対象会員様以外の方でGETしたい方はお早めにお申し込み下さいませ。
2001 USA BO-SOUND
メンフィスのダイアルレコードでの吹き込み4曲を含む、チェス以降10年間のクラレンス・F・ヘンリー集大成盤
Clarence "Frogman" Henry Baby Ain't That Love Texas & Tennessee Sessipons CD
VERY LIMITED
本作は現行のNOC(New Orleans Club)会員のお客様からご希望のあった選盤で、得てしてACE関連のR&B復刻盤を素通りしてしまうことが多い当店へのご要望の意味もありました。当店では初の取り扱いになるクラレンス・F・ヘンリーはニューオリンズR&B界屈指のシンガーとのことで、シカゴのチェスを離れてからの1964年以降10年に渡る録音活動の集大成となる作品。…続き
8月 根っからハッピーなボー・ミュージックの、これが真髄という1枚
Eddie Bo Nine Yards of Funk CD

派手さで突出しているWe Come〜とは対極にある感じの音作りで、本来のボーのテイストはこっちがほんとなのかも。ヴィンテージ期のN.O.ファンクが好きな方ならそれはなおさらと思います。とはいえ底抜けに楽しいゆるゆるファンクの魅力は本作にもしっかり。同時入荷だったのでどっちか1枚だけ購入という方はかなり迷うかも。お店的にはこのコインの裏表みたいな2枚をガッツで購入して頂いた方が理解が早いと感じます。〜〜以上は導入時に書いた当時のコメントです。2015年4月現在はもう廃盤で、当店も在庫に少し残っているだけです。対象会員様以外の方でGETしたい方はお早めに申し込み下さいませ。
1998? USA EJBO-999
1999年盤に続くSlim's Y-KiKiでのライヴ第二弾
Keith Frank and the Soileau Zydeco Band Live at Slim's Y-KiKi Vol.II CD
VERY LIMITED
2013年に交通事故で亡くなったキースのお母さんの写真が添えられたブックレット、その若かりし頃のとても美しい女性の表情に兄妹全員の面影を見る気分です。…続き
9月 掘れば掘るほどお宝音源が〜のby he Bayouシリーズ第11弾、Boppin〜としても早くもこれが第四弾
V.A. Boppin' the Bayou Rock Me Mama! CD

ジャケットの雰囲気も似てるしシリーズ・タイトルだけ見てると見逃してしまいそうですが、こちらはBoppin' the Bayouとして第四作目となるコンピ盤。…続き

アンダース・オズボーンにジョン・フォールにアイヴァン・ネヴィルも居るという今作もまたニューオリンズ最強ユニットで登場
Johnny Sanson  Lady on the Levee CD
VERY LIMITED
個人的な話でいきなり脱線しますが、…続き
10月 対象コース会員様限定盤
60年代から70年代にかけて黒人音楽が激変する前夜の貴重な歌の数々
Tommy Ridgley-Bobby Mitchell In the Same Old Way CD

本作もまた対象コース会員様からご希望を受けての選盤です。試聴用音源が入手出来ず輸入元の資料を参考にしたコメントになりますが、そもそもの選盤ご希望の動機が二人のRic/Ron/Sho-Bizでの60年代の全録音をこの1枚でカバーしているとのこと。初CD化も多数含む上に…続き
Spencer Bohren Seven Birds CD VERY LIMITED
ボーレンの新作を外す訳にはいかないと導入したものの、対象コース会員様分を確保するのが精一杯で自家用分も試聴音源も入手が出来ませんでした。こういう場合は潔く何らの想像も加えずただupするだけにして。話は変わり…続き
11月 対象コース会員様限定盤
Little Freddie King New Orleans Blues Master  CD VERY LIMITED
ゲストにヴァスタイ・ジャクソンが参加しているのが目を引く今作、…続き
Feufollet Two Universes  CD VERY LIMITED
2001年のデビューからもう14年も経つのかと改めて。このバンドもクラブ選盤から絶対外せないと思いつつ…続き
12月 2015年度対象クラブ会員様完全限定盤
クリスがマルチに参加している点にもご注目♪このハッピーさこそチャビーの本来的な魅力かと
Chuby Carrier and the Bayou Swamp Band Zydeco Stuff CD
本作のリーダー、チャビーと並ぶもう一人のザ・ベスト・オブ・ザディコボーイ、クリス・アルドウィンがベースとドラム、ウォッシュボード他で複数曲に参加しているのが目を引きます。…続き
対象コース会員様完全限定 蔵出しリバイバル選盤
強烈に琴線を撃つ本格派、レゲエビートをベースに60年代レディ・ソウルをトロピカル・ブレンドした総ナイスな仕上がり
Cool Riddims & Sista Teedy Pledge to My People CDVERY LIMITED

トリシア(ティーディの本名)はこの時一体いくつだったのか? その歌には誰もぐうの音も出ないほど本格派レディソウルぶりが発揮されていて、もう言葉もありません。…続き

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  Louisiana Club
  2014年の 頒布タイトル一覧

2014年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 我らがT.マッテ兄ぃやW.ストーム叔父貴が大活躍するACE編集のイマ時ルイジアナ・コンピ盤
V.A. Louisiana Saturday Night Revisited
意味は土曜の夜が再びやってきたルイジアナでいいのかなぁ。そのことはともかく、長いACEの歴史の中でこれが同社初のコンテンポラリーなザディコ/ケイジャン/スワンプポップのコンピレーション盤。2004年〜2011年にリリースされたごく最近の南西ルイジアナ新譜から集中的に構成という中、何と我らがトラヴィス・マッテ兄ぃやジェイミー・バージェロンにウォーレン・ストーム叔父貴やケン・マーヴェルが、がつ〜んとここでスポットを浴びています。四者とも類似穴倶楽部とNOCで営々とこの10年くらいご紹介してきたアーティストたちですが、海を越えた英国のレコード会社にも同様に彼らに夢中になっていた人々が居たことを大変嬉しく感じます。当店のクラブ活動(7大クラブのことですが)が長続きしているのは多分有名無名に関係なくオモシロそうな盤をコツコツと蒐集する姿勢を一切崩さないことにあると感じていますが、ここでも04年から11年までの間に南西ルイジアナでこんなに面白い音が誕生しているという事実をこれ1枚で知ることが出来る点でまさに画期的。意外なクセ球ではマイケル・ハーツの歌う#12.She Want Turn Over for Meがトラックストップ・ハネムーンの「バーゲンハンター」と兄妹ソングみたいに思えて私には特に印象的。あと、他者との混合コンピで聴くT.マッテの#16.Rock and Roll Music の実に新鮮なこと。やっている曲自体は古典中の古典なのにケイジャン・アコーディオンがそれを奏でた瞬間また新しい命がそこに吹き込まれます。
2013 UK ACE CDCHD-1379
ソウル度が倍増しになった曲ではとことんシティっぽくかつジェントリーな側面も強調
Vasti Jackson New Orleans Rhythm Soul Bluesl
確かにニューオリンズのR&Bとブルーズン・ソウルは他のとひと味もふた味も違う。そこでヴァスタイはこのタイトルを思いついたに違いなく恐らくシーン初登場の「四文字熟語」だと思います。軽いフットワークで幕開け冒頭のファンク・チューン#1.Taste of the New Orleans と ジェントリーなアーバン・ソウル・チューン#4.I'm So Glad の振れ幅が凄いなと感じつつ、リトルビーヴァーみたいな#9.the Blues Made Meなのも有り。かつてパークタワーのステージで彼を観た人なら#2.Goin' to Bogalusa の渋いギタートーンに感電しない訳にはいかない、というかオン・ステージではリミッターが外れたみたいに爆発していましたが、ここではぐっと抑制の効いたソロでコンパクトにまとめています。これから先のシーンを自分の色で染めていくだけのパワーのあるアーティストの一人

2013 USA Vast-Eye VJM-4545
2月 失われつつある時代を決して忘れていない熱くて切ない人々がここにも居た
Shannon McNally Small Town Talk (Songs of Bobby Charles)
本作にゲストとして参加もしているドクター・ジョンが、どうやらシャノンにこのアルバム(ボビー・チャールズ作品集)の制作を持ちかけたらしい。そこでシャノンがドクタージョンに、それじゃボビーに一度会ってアイデアを一緒に揉んでみたいワてなことを言ったそう。そんな裏話を綴った英文を根本的に私が誤読していない限り、ということはこれはまだボビー・チャールズが存命だったときに本人との親交の元で作品の青写真が出来上がったことになる。事実これらの録音は2007年のものだとクレジットが有り。1972年当時のウッドストック・カルチャーの片鱗にも触れておきたいなぁ、などと語ったシャノンに対してボビーはそれはとてもいいことだと賛同したとのこと。本作の標題、スモール・タウン・トークは当時の「ウッドストック村」のことを現しているそうで、あの時代に極めて限られた時期だけニューヨーク郊外のウッドストック周辺に歴史的な文化圏が生まれていたことを知る人なら大いに溜飲が下がるタイトルなのであります。ということで冒頭幕開けのこのノリ、#1.Street Peopleはまさにあの時代のベアズビル・サウンドそのまんま。特に終盤のSEはあたかもザ・バンドの面々やエイモス・ギャレットにアルバート・グロスマン等が通りで立ち話をしているようなそんな臨場感が満点です。ボビー特有の気だるさを上手く出している#6.Homemade Songsなんかも、おお成りきっているじゃんという感じです。言い出しっぺのドクター・ジョンも歌う#7.Long Faceは、妹みたいに可愛いと思っているシャノンにボビーの歌を歌わせてそこに自分も居ることのハッピーさを満喫している彼の大満足感がこちらにも伝わってくる気がします。ディランが居てザ・バンドが居てボビー・チャールズが居て…、うぅそんな凄い音楽村がもう一度この時代にも出現しないかなぁ。何もミュージシャンだけじゃなくて、そこにレコードのジャケット制作を手がけるデザイナーや画家やイラストレイターに写真家にそれに映画監督や作家・脚本家や詩人たちが集えば何か凄いものがまた生まれそうな気がします。そういう心の余裕や栄養をたっぷり持った人たちの時代がまた来ますよう祈りつつ、シャノンのこのアルバムにそんな夢を託してみたいと思います。
2013 USA Sacred Smack Music

※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
ペダル・スチールとラップ・スチールが活躍するまさにツイン・セイクリッド・スチールの雄、その活躍は教会だけでは狭すぎる!
Campbell Brothers  Beyond the 4 walls
08年に本邦初公開的なご注目を頂いたあの豪快なニューオリンズ・ライヴから早くも5年が経ちました。教会で、オルガンの代わりにスチールギターを弾くことからその名が付いたというセイクリッド・スチール、ここでも#6.Nobody's Fault but Mine でそのスチールの両雄が熱い競演を魅せています。てっきり4兄弟在籍のバンドだと思っていたのにここではキャンベル3兄弟を中心にということになっていますが、バンド自体の活動キャリアは40年とのこと。ニューヨーク出身ながらも枠的にはニューオリンズ・サウンドに括られているのも特徴です。ペダル・スチールのチャックにラップ・スチールのダリック、そしてギターのフィリップ・キャンベル三兄弟を軸に明快なスタイルのコンテンポラリー・ゴスペル・チューンが展開します。ゴスペル・ソングには時にジョイフル・ノイズという形容が付きものですがまさにその名前をタイトルにした#9.Make a Joyful Noiseでは女性ヴォーカル陣が活躍、ワークショップや小さなライヴ会場なんかでこういうのを聴いたら立ち所に自分でも一緒に歌いたくなること必至です。個人的にはブルース色濃厚な#3.Mama's Goneがジャストフィットで、いわばホルムズ・ブラザーズ的ニュアンスのこの手の曲がもっと聴きたい気もしますが、とにかく40年も続くバンドはそうざらにあるものではないです。
2013 輸入盤国内仕様 BSMF

※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
3月 2014年度対象クラブ会員様限定商品
アルバム全編全曲で、聴いた人の心を掴んでそのまま離さない優れもの

Macy Blackman & the Mighty Fines I Didn't Want to Do It
心待ちにしていた入荷のその瞬間から早くも三日間もう連続で30回はこれを聴いています。仕事をしている間中も食事しているときもバックグラウンドにずっと流しっぱなしで全く飽きることがありません。際だって凄いといった感じの要素とは逆の、何とほのぼのした気持ちにさせてくれる盤。メインのMacyの歌はかつてのシカゴのテリー・キャスを彷彿とする触感で、どちらかというとパワフルな歌が似合いそうな気がするのにその彼の歌が実にほのぼのした感じでこちらを包み込んできます。いわゆる包容力がある歌、#8.What Do I Tell My Heartはその典型。特筆はサックスのNancy Wright が歌もサックスもパンチ力満点、#7.Somebody Told Youでその雰囲気は伝わるかと。加えてバリトンサックスのKen Yacobsの絶妙パフォーマンスも看板もの。ラストチューン#14.Higher and Higher はまるでポケットに入れたMDレコーダーで録ったかのようなライヴ音源ながらもNancyのゴキゲンなサックスが圧巻、総じて熱血サウンドなのにハートに優しい感じがナイスです。これは要注目のバンド!です。
2013 USA Mamaru Record  
Johnny Copeland It's Me Classic Texas Soul
以前だったらシェメキア・コープランドをジョニー・コープランドの娘と紹介していたのに、彼が亡くなってから16年も経ちその間に娘が何枚もアルバムを出す活躍をしてきた今、特に最近ブルースが好きになって、という若いお客様も珍しくない当店の場合は、今逆にシェメキアの父、ジョニー・コープランドは実はブルースマンの姿になる前はしゃきしゃきにディープなテキサス・ルーツのソウルシンガーだったと紹介することになりそう。当時からボクサーからシンガーに転向するのは結構宣伝文句になったのですが、実際ジョニーの歌はガトリングガンの如くハイスピードで繰り出されるマシンガンの弾丸のようなDisc1 #21.If You're Looking for a Fool スピードと破壊力を持っていました。このパンチ力満点の歌にどれくらいの人が一発KOされたかは想像に難くありません。本作では彼がソウルシンガーとして活躍した絶頂期のシングル曲と長らく未発になっていたレア音源やさらには非常に珍しいデモ音源をも含んだ極めて濃い2枚組で構成。ディープソウルファンはもとより普段はあまりソウルを聞かないというブルースファンにも文句なしのお薦めです。後のブルースマンの姿を彷彿とするDisc1 #24I wish I was Singleなんか個人的に特にゾクゾクッとするトラック。これはほんとに素晴らしい発掘盤!
2013 UK KENT CDTOP2-392
4月 2014年度対象クラブ会員限定商品
豪華ジャケット+豪華ブックレットに滲む彼らブルース惑星の住人たちの意気込みと思い入れ
Blues Planet II
ブルースが好きだという人はそれだけでいつでも世界の人と繋がれる経験をしたことがあるのでは。 …続き
2012 USA Wyland Records

※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
2014年度対象会員限定盤
ストレートなブルース魂、ガッツと爽やかさが共存している熱血ブルース!

Cadillac Pete and the Heat Turn Up the Heat

既に20年間以上のキャリアを誇るというピート、日本では恐らくレヴァランドのアルバム「Slow Burn」でのゲスト・パフォーマンス  …続き
5月 ルイジアナ産ロッキン・ブルースの発掘コンピ盤、弩級マニアでもこんなん知らんぞ〜が連発驚異のセレクション
V.A. Rhythm 'n' Bluesin' by the Bayou:Rompin' & Stompin'

当店的には本シリーズ初登場盤ですが実はこれがシリーズの第六弾になるのだそう。ここに収録の26トラックのうちひとつでもオリジナルの形でもっているぞという方は  …続き

※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
2014年度対象クラブ会員様限定商品
そのフィーリング判るなぁという瞬間が多々、だからこそ身近に感じるのかも知れません
Macy Blackman & the Mighty Fines Don't You Just Know It
掲載の順序が逆になっただけでこちらは2011年に出ていた既発盤。当初私が彼らに …続き

※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
6月 掘れば掘るほど未発掘のお宝音源がザックザックと出てくる南西ルイジアナの湿地帯
V.A. Boppin' the Bayou Again
本国アメリカでは業界自体がその計り知れない程の価値を失念しかかっている …続き

※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
奇蹟の大発掘、既発シングルの2曲以外の全13曲が今回初登場!4月2日にP-Vineから国内盤も出る、こちらはUKオリジナル盤
Irma Thomas Full Time Woman〜the Lost Cotillion Album
この発掘アルバムの貴重さはP-Vine輸入部の資料に熱い記載があるのでそれを…続き

※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
7月 2014年度対象会員様限定盤
遙か見渡す限りの平原と湿地帯、そんなルイジアナで育まれるのが極楽とんぼのブルース魂なのだ。ジョーが居てシャマーが居て、そして茶Bも居る凄い盤!
Peter Novelli Louisiana Roots & Blues
Very Limited
音楽に限らず丁度良いフィット感はそれを言い換えると丁度好い緩さとも言えそうですが …続き
2014年度対象会員様限定盤
2009年盤が出ていた!しかも入手困難な中限定数をゲットすることが出来ました
Bayou Roux Heyday
バンドの名前もサウンドも素敵だというご感想が寄せられていた、あのヒューストン出身の …続き

8月 2014年度対象クラブ会員限定商品
最近見つけた盤ですが、既に入手困難故に対象会員様のみへの限定配布となります
Quinn DeVeaux Under Covers VERY LIMITED
歌にもサウンドにもそこはかとなくルイジアナの香りがする人で、そこにちょっぴりのゴスペル・テイストも有り。 …続き

すべての楽器とバック・コーラスやかけ声も全部自分でやっているもの凄い力作、はっ とか うっ とか うるるるるるぅ とか、とにかく楽しい
Chris Ardoin Back Home
ほぼ全曲においてクリスがすべての楽器を彼自身のスタジオで収録したというアルバム。そう言われなければいつもと同様に数人のメンバーと一発録りした作品だと思ってしまうほど自然な仕上がりをした曲ばかりです。…続き
9月 21世紀の今も燦然と輝き続ける、ドクター・ジョン最大にして最強のヴードゥー・マジック盤
Dr.John Gris-Gris

今回の復刻に際してP-Vine輸入部から届いた資料原文がまさにパーフェクトに本作の魅力を伝えています。 …続き

※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
ケイジャンの王道とちょっぴりのジャグバンド風味が軽快かつ爽やかな余韻を残します
Benzie Playboys Oh Yeah
パーカッシブに板をこする音の快感を全身生身で受け止めた初めての経験は、かつて1990年にニューオリンズでロッキンドプシーのステージを間近で観た時でした。…続き

※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
10月 2014年度対象クラブ会員様限定盤
この映っている車はキャデラックなのでしょうか、あるいはアンチ・キャディ派が乗った往年の名車なのでしょうか
Oogum Boogum Ain't No Cadillac

Oogum Boogum自体は今のところほとんど無名に近い存在だと思うのですが、ここに見え隠れしている共演者にもわくわくする瞬間が。#2.She Caught the Katy は映画「ブルース・ブラザーズ」の奮い立つほど粋なオープニング・テーマに使われた曲のカバーで(B.B.の演奏自体もカバーチューンですが)ここで聴ける個性的なハーモニカはAndy J. Forestによるもの。そして …続き
2014年度対象クラブ会員様限定盤
チャートものやアイドルしか聴いたことがない人にもきっとすんなり聴いて貰えそうな、そんなナチュラルなチャビーのザディコ
Chuby Carrier and the Bayou Swamp Band Back to My Roots
お店的にはこの茶Bこそがザ・ベスト・オブ・ザディコボーイとして2008年のとある日から不動のステイタスにあります 〜〜 と書いた時の気持ちそのまま今回の作品を聴いた今もそれは全く変わりません。ぐっとソウルっぽくなった …続き
11月 もしもこの時代のこの町にタイムマシンに乗っていけたら貴方は真っ先に誰の姿を見に行きますか
V.A. Louisiana Swamp Blues 4CD-BOX
この十年くらいの間に英国のJSPが積極的に米ルーツ音楽至宝の音源を多岐にわたり最新デジタル・リマスターにて次々とCDボックス化している事実は既にコアなファンには有名な話。…続き
さすが実力派の少年、直ぐ翌年にも出ていたこれがガイランドの2ndアルバム
Guyland Leday and Zydeco Family and Friends Welcome to my World

ルイジアナ希少盤コレクターの絶賛を頂いたデビュー作2007年盤"Be My Girl Friend"の翌年に出ていた盤。偶然2014年の今になってからその存在に気がつき限定数だけ入手に成功しました。…続き
12月 湿地帯ブルースのお宝発掘盤Bluesin'n'Bayou、今回もまた入魂の28tracksが燦然と輝く瞬間
V.A. Bluesin' by the Bayou Rough'n'Tough
ここにある28曲中16曲が未発もしくは別テイクという凝りように改めて英ACEの執念を感じるコンピ盤。そういえばいつも南西ルイジアナ産のブルースは〜と書いている私ですが、ことエクセロ盤に関しては…続き
卓越した技術のフィンガーピッキングに加えラップスチール・スライドもOKな名手に再びの注目が
Mary Flower When My Bluebird Sings

記憶にある限りこのメアリーを最初に日本のファンにお届けしたのは当店の7クラブ活動(2014年9月現在は5大クラブになっていますが)でのことでした。当時はライターの方の割合がお客様に多かったせいもあって瞬く間にその高い評価が全国を席捲し…続き


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  2013年の 頒布タイトル一覧

2013年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 対象クラブ会員様限定商品
2008年盤のV.I.P.とペアで聴きたいなと感じさせるそんな仕上がりが印象的
Chris Ardoin Mr.Vip Unleashed
束縛されないという意味のタイトルを見て真っ先に私の脳裏に浮かんだのは、19才で初めて一人暮らしをした自分の姿でした。一間きりの狭いアパートの一室で生まれて初めて伸び伸びと呼吸をし自分のペースで日々の生活が出来たときは他のどんな辛いことも平気なくらい嬉しかった。箸の上げ下ろしまで干渉してくる母に捕まったままの兄と、東京の空を自由に羽ばたいている感じの弟はその日以来ついに他人みたいに縁遠くなり、その溝が埋まったのは亡くなる直前兄を見舞った日の数十分、兄弟は40年ぶりくらいに昔に戻った感じがしました。クリスはどんな種類の束縛を嫌っているのか。生まれながらにして兄と共にザディコの未来を開拓しなければならないといった使命や運命を背負っていることから自由になりたいのか、あるいはもう少し伝統的なスタイルでやった方がいいのではなどと口を出す周囲の人の声から自由になりたいのか。あるいはそういうこととは全然違う男女の気持ちなのか。ともかく彼が開拓者の精神でこの南西ルイジアナの音楽と日々対峙していることは間違いなさそう。#2.Unleashed この歌の内容が判ればよりクリスの側面が見えて来る気もするのですが ○▲※♪…。
2012 USA Mason de Soul 1079
我が道を行く過去8年、今や文句なしポップなザディコの第一人者です
Travis Matte and the Kingpins Let's Party
前作の、歴史的大ヒット曲をマッテ風のザディコ・アレンジで聴かせるという斬新な趣向から一転、本作ではまた全曲マッテのオリジナル曲で構成しています。というかマッテの場合は2005年に発表した2ndアルバムでも「ジェニ・ジェニ」や「ラ・バンバ」にCCRの大ヒット曲まで快調にぶっ飛ばしていましたから元々そういうのが大好きな人だと思われますが。それはともかく今回 #1.Let's Partyを聴いて真っ先に思ったのはロージー・レデットがチャック・ブッシュのベースをバックにやっていた頃の音。このゴキゲンなノリはブルースで言えば例えばシャッフルが始まると一発で全身が揺れ出すという感じに似てもはや音楽好きのDNAに織り込み済みの塩基配列かも知れません。#3.She Go Downも何処か
「悲しき願い」の親戚筋にも聞こえ妙に耳が懐かしいと喜んでしまいます。とにかくポップなザディコの第一人者として益々そのステイタスを不動のものにしていきそう。
2012 USA Mhat Production MP-4008
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
2月 闇に光る鮮やかな閃光、プラズマでも霊的現象でもない
そこにあるのは放浪詩人の放つアヴァンギャルドなオーラの一筋

John Sinclair Beatnik Youth
最近は、より一層そのシュールなタッチが知性派の琴線を心地よくくすぐるジョン・シンクレアが久々に放つちゃんとしたCD盤。今までチープな仕上がりのCD-R盤が続いていたのでショップとしても溜飲が下がる瞬間です。そのことはともかく、知性派に特に理解の深い英国からのリリースということも有り、哲学者の風情漂うシンクレアの深い表情とともに彼自身のノートを含む全10頁のブックレットも嬉しい要素。判る範囲で所々を拾い読みするだけでシンクレアが目指して来た方向と同じ方向を向いた気がする点がGood、やはりきちんと編集されたブックレットの意義はとてつもなく大きい。ダウンロードで聴く音楽では逆立ちしてもかなわないファクターがそこにもあると感じます。#3.Every Body Needs Somebod の比較的キャッチーな音作りがこの作品に親しみやすさを演出しています。
2012 UK Track Records TRA-1071
対象クラブ会員様限定盤
またまた登場したニューオリンズ注目の歌える若手トランペッター
Kid Chocolate
New Orleans' Own

歌えるトランペッターとして直ぐに思い浮かぶのがジェームス・アンドリュース、カーミット・ラフィン、ブライス・ミラーにシャマー・アレン等々が現役若手ニューオリンズの代表格ということろですが、このキッドは昨年から注目していますというメッセージをお客様から頂戴していた存在。既に来日もしたので、観た!という方もあるかもですが、伝統のサウンドを継承しつつも向いている方向は彼なりの我が道であることは確実。#1.Wild Man Bluesにキッドの音楽性の主要部分が凝縮されている気がするのと、曲自体大好きな#8.St.James Infirmary の粋な崩し方にキッドの横顔を見る気分がします。この曲を現代風にアレンジして大成功したのは私の記憶ではブライス・ミラーが最初ですが、キッドのこのバージョンもブライスのセンスに負けてないと感じます。あと、個人的なお気に入りはラウンド・ミッドナイトを思わせる曲調をした#4.New Orleans/Up A Lazy River。歌唱力的には力不足ではあるもののそれ以上のサムシングを持っている佳曲と感じます。
2012 USA Independent
3月 いよいよ芳醇な円熟期に入ってきた気がするオンリーワンのロケット・ザディコ
Dwayne Dopsie & the Zydeco Hellraisers Been Good to You 
前作の大きな特徴だった包み込むようなマイルドなロケット・ザディコ・サウンドが今回も健在。メンバー的にはサックスとドラムが入れ替わりで新加入していますが本作ではその二人の活躍が特に印象的です。ギターのオブリがキュートな#5.Where Did My Baby Go? では中盤から後半にかけてサックスも絡んだ心地よいソロが展開。自然と足踏みしたくなる軽妙なシャッフル・チューン#7.I Want to Love You でもギターとサックスの冴えたソロに注目。短いスペースに心に残るフレーズを刻める名手です。ややスモーキーなドゥエインの歌とゆったりしたテンポのマッチングが最高、もの凄い破壊力を持っていた01年盤と04年盤の2枚と対比させるとまた格別の味わい。従来路線では#8.Sometime I Never Want You Come Back が断然カッコいい。
2012 USA Sound of New Orleans
6年ぶりのアルバムは彼らの師へ捧げた思いの詰まった1枚となりました
New Birth Brass Band On My Way
これは彼らの師であるオリンピア・ブラスバンドに捧げる旨のノートがあって、そのノートを読み違えていない限り、いくつかの新曲と、師と共にあった時代に演奏したお馴染みの曲をリ・アレンジして心からの敬意と共に制作された作品ということになります。そのため従来のド迫力アンサンブルとは趣が異なり、至極オーソドックスに、だけどとても楽しいハッピーなサウンドに仕上がっています。トラッドの#1.Hot Sausage Rag と書き下ろしの新曲#3.Happy Dream の間には語りの部分以外耳には時の隔たりを全く感じません。そこが彼らの凄いところ。根っこにあるスピリットが時代を超えて不変であることが判ります。
2012 USA Threadhead Records
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
4月 軽快なタッチに適度な緩さが混じる、比類無き天然極上ザディコ盤
Chuby Carrier and the Bayou Swamp Band Rockin with Roy
お店的にはこの茶Bこそがザ・ベスト・オブ・ザディコボーイとして2008年の
とある日から不動のステイタスにあります。トータル的なセンスが抜群、ノリ
が抜群、歌自体も抜群と、あらゆる要素で群を抜いた魅力はほんとに文句なし。
こんな素晴らしい音を類似穴倶楽部とNew Orleans Clubだけでお届けするのが
勿体なくて今回は BluesClub にも組み込みました。#4.Roy Left Lawtell はちょっ
ぴりカントリー・ケイジャンと融合した感じがナイス、#6.the Nighttime is Righttime
は茶Bらしいタッチのほんわかブルースに変身、個人的には#12.Get on the Floor
の軽いファンクネスに最も今の彼らしい個性がにじんでいる気がします。タイトル
になっているRoyはきっとチャビーの父、ロイ・キャリアーのことだと思います。
2013 USA Swampadellic Records
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
重戦車並の重厚な手応え健在、実にヘヴィーなブラスアンサンブルが次々と、
決して空にならない砲弾倉には無限のアイデアとエネルギーが充満していそう

Egg Yolk Jubilee Fried
時は21世紀初頭、ジャムバンド群が隆盛を極めていたカトリーナ以前の
ニューオリンズ・シーンの中で、一際群を抜いて目立っていたのがこのEgg
Yolk Jubileeでした。際だった創造力と編曲技術は当時のコアファンのみな
らず、圧倒的な訴求力で一般の音楽ファンをも飲み込みました。意外にも
その後の彼らは録音活動に関してはとても寡作で、2013年の今になって
ようやく三作目を聴くことが出来る日がやって参りました。主要メンバーの
5人は不動のまま今作ではJohn GrosのハモンドB3がゲストに加わったり
と曲によって変化を付けています。冒頭#1.Kingfishでは21世紀版のファミリ
ーストーンかと思うような幕開けながら基本路線は微動だにせず、重戦車
爆走の手応えには旧来からのファン程目の幅涙に違いなしです。
2013 USA Independent
5月 ホットであることがヴェリークールであることの証明、今回も文句なし熱血アンサンブルで迫ります
Hot8 Brass Band the Life & Times of...
同じセカンドライン・リズムでも彼らのそれはもの凄く個性的なハジけ方をするのが特徴です。オリジナル・メンバーだったスネアドラムとパーカッション担当のDinerral Shavers を悲しい事件で欠いた後に入った Sammy Cyrus の活躍がこのバンドの新たなる明るい未来を予兆。#1.Stremin' Blues には彼らのそんな雰囲気が充満、不屈の精神で立ち上がるメンバーのやる気もビンビン感じ最高の幕開け。#4.New Orleans(After the City)にも感じる独特のリズムは、全員の放つ音が一粒一粒くっきりと独立して耳に届く感じが超リアル。まさに名は体を表す、史上最強のHOT8な集団です。トロイとシャマーがそれぞれ1曲ずつソロを吹いているのも嬉しい要素、一部ゲストは別として純粋に管楽器と打楽器だけのブラスバンドであることも特筆です。
2012 USA Tru Thoughts Recordings 262
半世紀を経て今超リアルに響く打楽器群、根源的なリズムは地球部族の共通言語だと改めて
V.A. Jukebox Mambo
ユニークなニューオリンズ・サウンドと変態ジャズが大好きというお客様から入魂の大推薦を頂いたのがこの盤で、聴いて直ぐに感じたのが全編に漂うルイジアナ・テイストのスワンプ・フィーリング。ルンバにマンボにアフロ=ラテンという切り口の49年〜60年代音源の中にこれほどまでガンボスープっぽい濃厚な録音があったのかと今更ながら。それを見つけて発掘するのが英国勢というところも如何にもですが。Gerald Wilson の#10.Mambo Mexicanや Cozy Coleの#20.Cozy and Bossa なんかは半世紀を経て逆に今超リアルな響き。特に#20は中間部の打楽器群も含めてマルディグラのシーンにそのまま使えそうな雰囲気をしています。 個人的にはJoe Locoの#22.Why Don't You Do Right を無性にアーマ・トーマスの歌で聴いてみたくなりました。パーシー・メイフィールドが一曲収録してあるのが意外ながらも全く違和感がないのがまた乙(おつ)な選曲。ちなみにMexicanな変態ジャズで最高峰との評価を頂いたTino Contrerasもお見逃しなく!
2013 UK Jazzman Records
6月 蔵出しリバイバル選盤2013年度対象クラブ会員様限定盤
パーカッションが主役になったジャズ、映像が見たくなる音!
Ricky Sebastian The Spirit Within

ドラムがリーダーのセッションの場合、誰をフロントに置くかでアルバムのイメージが大きく決定づけられますがここではドナルド・ハリソンの起用が大正解で、彼のハードバップ色の濃い面と斬新な面が丁度リッキーのカラーとぴったりマッチングしています。#1.Caravan のカバーではサンバのリズムが基調になっていてかなり新鮮、ダレルのピアノも腰と艶があって冒頭にふさわしい好演です。#2.One Step Up はジャコのカバーでここでもハリソンが冴えまくっています。昔のように地下の穴蔵で聴きたいジャズそのもの。オリジナルの#3One Step Upもハイライトのひとつでパーカションがいい味を出しています。リッキーを含むパーカッション奏者三人だけの#8はさすがニューオリンズものでひと味違います。(以上は導入時のコメント原文そのまま) 〜〜 思えばこのあとLos Hombres(ロス・オンブレス)作品の取り扱いを機に激しく注目した、Irvin MayfieldとBill Summersの二人がここに加わっています。10年余というスパンを超えると同じ作品が全く異なった横顔を見せてくれる瞬間でもあります。(以上2013年4月追記)
2002 USA STR Degital STR-1003
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
蔵出しリバイバル選盤2013年度対象クラブ会員限定盤
鉄骨系のファンク・ギターが大活躍する躍動感満点のオモシロ・ジャム・バンド
New Orleans Juice Fortified
後にシンプルな Juice とだけにバンド名を変えたあの Dave Jordan のバンド Juiceのこれがデビュー盤。瞬間瞬間でミーターズを思わせるクールなチャカポコ系ファンク・ギターが大活躍しますが、これは何と後の2008年に出たエリック・リンデルのアリゲーター盤でニューオリンズ録音の "Low on Cash,Rich in Love で印象的なコンプレサー風味のギターを聴かせているクリス・ミュールです。彼は99年のこの時から既にとってもイカシたギターを弾いていたんですね。今聴いても、というか今この時代だからこそめちゃめちゃフレッシュなテイストに感じます。自分がギターを好んで弾くせいかこの Chris Muleのプレイが特に大好物の手応え。でもジェイミーのハーモニカもブレットのシャープなリズムギターも、そしてクリス・デジョンのシュアーなドラムも全員が文句なしゴキゲン!なヤツラです。これを聴いてから改めて05年盤のライヴやデイヴ・ジョーダンのソロアルバムを聴くと、ほんとに音楽ってオモシロイなと改めて。それぞれがデイヴ・ジョーダンの全くの別世界を表現しています。#5.Hardwood 、 #6.Geranium、そして#7.the Deuce。中盤のこの流れに本作の雰囲気が最もよく出ている気がします。
1999 USA 1999 Dashiki Records
7月 チャビーとトラヴィスに並んで当店的にはMAX最高のルイジアナ三人衆の一人と感じています。
Leon Chavis and the Zydeco Flames the Champ is Here 
年度最高峰のザディコ盤と感じた前作 2010年盤"Zydeco Soulchild"があっさりと完売、入手不可盤になってしまったことがちょっぴり惜しまれますが少なくともクラブ会員のお客様のお手元にはそのアルバムが燦然と輝いているはず。ほぼ同じ主軸メンバーで出た本作もまたまた当店的にはChubby Carrier盤と並んで今年度最高峰のザディコ盤!コンスタントに高水準のアルバムを連発することが出来る人は間違いなく自分自身が信じて疑わないアイデアとパワーに満ちあふれているのだと思います。今彼らが如何にノッているかはメンバー全員が等しく新たにミドルネームを付け加えている事実にも感じられます。Shoneの"S Dot"というミドルネームなんか如何にもラップをやる人らしいクールな名前に思えますが 稲妻快速ってな感じの"Lightning Foot"も【e】ですよね。ズンズンくるナイスなベースを聴いていると爆音で聴いてみたくなるのも前作同様、ベース奏者のロナルドは多分ザディコの名門キャリアー・ファミリーの一員かなと思いつつ、ロイのご子息はディッキー・ドゥとチャビー・キャリアーの二人だけと聞いていたのでいとことかかなぁなどと。そのうち消息筋の人から連絡が入るか?(笑)。一曲一曲は取り立てて凄い訳ではないのにアルバム全体の流れで気分がめちゃめちゃハッピーになるのが特徴、ラストの#16.Trialiride Country Girl がずっと耳に残ってリフレインします。
2012 USA Independent  
ルイジアナ・フレンチ・クリオールのフィドル・ミュージックといくつかのバラード Vol.3
Dennis Stroughmatt La Belle Blondine
タイトルは多分金髪美人といった意味かなと思いつつ、辞書で単語を訳すと髪の脱色などという訳も出てきてとまどってしまいます。そんなことはともかく今回は彼が2005年から何となくライフワークにするつもりかなと感じているシリーズの第三弾。伝承音楽としてのルイジアナ・クリオール・サウンドにおけるフィドルの重要度はアコーディオン以上のものがあると感じること多々ですが、彼もまたやはりフィドルへの思い入れは半端ではなさそうです。その根源的な躍動感に終始魅了されつつ、モーリス・アルドウィンとの共演盤で初めてストローマットを知ってからもう8年も経っているんだと改めて気がつきました。#3.Red Wing は恐らくその意味を知っている人には共通のイメージやビジョンが浮かんでくるのかなと思いつつ、 私の場合は勝手にアメリカで最も長く愛されているRed Wing社 のワークブーツのことかななどと想像しています。レッドネックな畑仕事や鉱山での力仕事に汗する労働者のイメージとケイジャンソングは実際もの凄く良く似合いますよね。#5.Quand J'etais Petit はちっちゃい頃はねぇ、といった感じのフランス語の慣用句で、そういう会話を交わす友達や彼女がそこに居る風景を想像して聴いてしまいます。とにかく全ては彼らケイジャン・クリオールの生活の中の一コマ。最近制作されたアメリカの映画とTVドラマを観ていて全く同じような差別発言がどちらにも何度か出てきたことにビックリしたのですが、それはハリケーン・カトリーナと あとメキシコ湾でのBP社石油汚染の事故以降、職をなくしたルイジアナのケイジャン・ピープルの一部が移動テントで暮らすギャング集団と化して悪行を働いているといった決めつけでした。ルイジアナのクリオールの子孫として誇りを持って生きている人々には胸が痛む描写だと思いつつ、ジプシーと言われてきたロマの人々もまた長いこと迫害を受けてきた訳で、多民族社会で少数派が尊厳を持って生きていくのは本当に大変なことだと感じることが多い昨今です。だからこそ余計にこういった歌が元気を与えてくれる気がします。
2012 USA Swallow Records SW-6223
8月 力強い躍動感でハネ回るニューオリンズの新鋭超パワフル・ブラスバンド、選曲センスにも注目です
Magic City To Be Continued
#2.Wipe Me Down に代表されるように所々でアフリカンなイメージを強く発散するかなりパワフルなブラスバンドです。録音はニューオリンズでマスター制作は名古屋、日本人名前の人にも賛辞が記されていることから海を越えての協力があったことが判ります。今でもオシビサの1stと2ndが好きな私の場合、こういう荒々しい音を聴くと耳が勝手にアフリカの大地にワープしてしまうのですが、思うに彼ら自身が意図してそういう方向を狙っているというよりは集合体としてのサウンドが天然でそういうテイストになっている気がします。一番ユニークに感じたのはファンキーなモダン・ブルースの大定番#12.I'll Play the Blues for You のブラスバンド化や#7.Inner City Blues での強烈なエネルギーが半端でないこと。加えて、曲自体大好きな#10.St.Janes Infirmary での立体的なアンサンブルや力強いテナーサックスのソロにぐっときてしまいます。
2012 USA Blue Train Production
ニューオリンズと南仏の街が地続きのように感じる瞬間、全編が濃緑かつ牧歌的です
Seva Venet My Bayou Home
前作に引き続きシヴァのストリングバンドThe Storyville Stringband of New Orleans としての作品で、若干メンバーが入れ替わっているものの基本コンセプトは微動だにせず、マット・ローディのヴァイオリン&マンドリンとのコラボが実に牧歌的です。#4.Sauvage Bleu は80年代のソバージュ・ヘアーが今も好きなせいか、野性味たっぷりのフランス系美人を勝手に想像してしまいます。Blueと書かずにBleuとしてあるのも彼のイメージがフランス・ルーツのソバージュであることを強調していると感じました。この時代の映画雑誌を見るとそういう感じの女優が沢山いますよね。続く表題曲#5.My Bayou Home はマットのマンドリンがとても好い味わいで、タイトルとは裏腹に南仏の緑濃い田園風景が瞼に浮かんできてしまいます。世事の細かい事を忘れる瞬間。
2012 USA Independent
9月 そこはかとなく80年代回帰してしまうサウンド、彼がそれを意図しているのかどうかは判断付かないですが
Jimmy Mcintosh Orleans to London
ゲストにアートとアイヴァンとシリルのネヴィル3兄弟に、ロン(ロニー)・ウッドのギターの参加が目を引きますが、多分そういうこともあってこのアルバム・タイトルになっているのでしょうね。#2.It was Virus はアイヴァンのジェントリーなオルガンとヴォーカルにジミーとロニーのギターが心地よく絡んでいく様が久しぶりに聴く80年代のAORを彷彿とする瞬間。全く同じメンバーでのセットによるファンキーなインスト・チューン#4.G-Spot ではロニーがバリトン・ギターに持ち替えユニークな共演。一体何処から浮上してきた人なのか、作品自体は2006年制作なのに今までジミーの存在に全く気がついていませんでした。私はギター好きの割にはギターの種類に余り詳しくないのですが、見た目はテレキャスターなのに音がムスタングっぽく聞こえるように感じて、でも中の写真を見るとストラトも弾いているようですし、それぞれもし改造してあれば独特の音がしても不思議はありません。トリオ編成にシリルのパーカッションだけが加わった#5.Woody は彼がイマジネーション豊かな楽想の持ち主であることを物語っていて7分間でひとつの宇宙を形成、これに女性ヴォーカルを入れればまさに80年代のECMサウンドそのまんまです。地味な作品ですが注目度は高い隅に置けない1枚。
2006 USA Independent
蔵出しリバイバル選盤2013年度対象クラブ会員限定盤
恐らくロン自身が何度も即死しながら作ったに違いない、キラー・トラック満載のベスト盤
Ron Levy's Wild Kingdom Best of RLWK 〜 B-3 Organic Grooves
最新作「VooDoo Boogaloo」から1曲と、あとは今現在のロンを代表する 3枚の最重要作品、「Green Eyed Soul」「Finding MyWay」「Live」から厳選した珠玉のトラックばかりで構成した、文字通り極めつけのベスト盤です。何度も通して聴くうち例えば#5Best Cookiesといった、メルヴィン・スパークスと組んだ音がやはり近年のロンの骨格を成していることに気付きます。例え重複してもこれはこれで持っていたい、この盤だけの曲順が持つ生命力と個性を感じます。何度聴いても飽きない完璧さ!
2004 USA Levtron.com - Independent Jazz
10月 対象会員様特別限定盤
お客様からの報せで何とかごく少数のみ入手することが出来たリンデル達のもの凄いライヴ盤
Eric Lindell,Ivan Neville,Stanton Moore,Robert Mercurio
Dragon Smoke
Live in Sanfrancisco Vol.2 

リンデルがこんなの出してますが、という一報を頂き何とか一回限りで入手することが出来ました。Vol.1を入手出来なかったことと、会員の方への限定盤になってしまったのが残念ながらもとにかく過去味わったことがないリンデルの側面というか、まさにこの面々だからこその異次元宇宙が拡がっているのです。いずれも単独で看板が張れる強者揃い、四人でのユニット名がちゃんと付いていることからももしかしたら今後もまたこの面々が集うことがあるのかも知れません。ニューオリンズものにありがちなヘリテッジ・フェストでのライヴではなくサンフランシスコ収録なのが如何にもリンデルらしく、シスコとシティは姉妹都市だったかなと思うくらいここでも自然に土着の音として四人のサウンドが展開します。ヴォーカルはリンデルとアイヴァンが交代で歌う中、9分近い大作#3.Padrock や 10分超の大型メドレー・チューン#9.Slipping Into Drakness〜〜などが惜しげもなく展開。同じく10分超の熱血大作 #11.It's Pitty ではリンデルが意外なくらいファンキーなギター奏者であることを再認識するまさに壮絶ギターソロの弾き倒し!いやぁ、ほんとにこれは凄い。
2013 USA Independent
南西ルイジアナもまたレアブルースの宝庫だと改めて思う総ナイスな作品
V.A. Bluesin' by the Bayou
ルイジアナ産のブルースと言えばまず誰しもが真っ先に浮かぶのが、スリム・ハーポにレイジー・レスターにライトニン・スリムにロンサム・サンダウン辺りかなと。そういった有名どころ以外にも初出のお宝音源も含めてここには珠玉の全28曲をこれでもかと収録しています。#2.Tha't Allright はスリムハーポの初出音源、続く#3.Late in the Evening はレイジー・レスターの初出音源、同じくずっと昔から聞いてきたような気がする#13.Early Morning Bluesもブギー・ジェイクの初出音源と。そんな具合で本作は相当にコアなブルースファンでも隅々まで新しい気分で楽しめるナイスなアルバム。個人的にはクリフトン・シニア(シェニエと書くのが一般的ですが)をザディコボーイとしてではなくブルースマンとして聴いてしまう#4.Worried Life Blues が激しく印象に残ります。
2013 UK ACE CDCHD-1368
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
11月 ネイザン・アブシャイア
Nathan Abshire Master of the Cajun Accordion

ケイジャン・アコーディオンの名手として歴史的にも誉れ高いネイザンの、これは黄金期の吹き込みだけを集めた極上集大成盤。当店では2004年にも彼のパイングルーヴ・ボ−イズ時代の復刻盤を扱い、一部のお客様から非常に高い評価を頂いたことがありました。10年ぶりに今度はACEから復刻になった本作を記念して、04年当時の今は入手不可なUSAの復刻盤を今度はNOC会員様限定にて再配布も致します。もとい、ACE編集の本作の方は幅をさらに拡げ、パイングルーヴ〜時代以外にもバルファ・ブラザーズと組んでいた時の13曲とソロ名義での4曲を加えた全25曲にて構成。パイングルーヴ〜時代の20曲に特化して復刻されたUSA盤と聞き比べることでよりネイザンの全体像が掴めることと思います。ちなみにブックレット内のディスコグラフィーはアン・サヴォワ監修だそうで、本作を永久保存盤として大切にコレクションしてくれる人々への配慮にも厚い構成です。年期の入ったコレクターズ・レーベルのやることはさすが違うなと改めて。試聴は英盤の本作と04年の米盤とに共通して収録のある#1.Pine Groove Boys とそして本作にのみ収録のあるバルファ・ブラザーズ時代の#15.French Blues をどうぞ。ここにある全25曲全曲がSwallowの音源であることも印象的です。
2013 UK ACE CDCHD-1348
今年度最高峰のヴォーカル・アルバム、歌がとてつもなく素晴らしい贈り物であることを改めて感じます
Davell Crawford My Gift to You
アイ・アム・クリオール・マンと歌うダヴェルのこの歌で私はやっとひとつスッキリすることが出来ました。やはりネイティヴな発音はカタカナで書く時はクリオールが正しいようです。人の名前でも正しくはアシュリーなのを、洋画の字幕でもしばしばアシュレーと訳していたりしますけど、とりあえず私は今後はクレオールではなくクリオールと書くよう習慣づけようと思いました。もとい、久々に聴くダヴェルは世界観がもの凄く拡大した感じで、例えばドナルド・ハリソン(as)と共演している#2.river/white socks & drawers での一種宇宙空間的な音作りや、ウルフマン・ワシントン(g)と共演している#3.juncko partner cud'in joe での70年代型R&Bに全身埋没している姿等、様々な切り口でシンガーとしてのダヴェルを存分に楽しむことが出来ます。加えてニコラス・ペイトン(tp)と共演している#11.stranger in my own homeで魅せる、懐かしのウイズ・ストリングス的なメランコリーなタッチのジャズバラードも絶品、初めて彼を耳にする人の二人に一人は女性ヴォーカルだと勘違いするというエピソードがとても説得力を持つ瞬間でもあります。個人的には#15.ode to louisiana の出だし部分でアルバム1枚分の感動を再び味わいました。全15曲をもの凄く丁寧に仕上げてあるのが特筆、このアルバム・タイトルが決して伊達ではなく、全身全霊を籠めた彼の魂を是非貴方も全身で受け止めてみて下さいね。
2013 USA Basin Street BSR-1402
12月 新旧のスタイル取り混ぜが看板だった人がトラディショナルだけに没頭する瞬間
Kermit Ruffins We Partyin' Traditional Style
人生にいいことがひとつもなかったとしても、ここにあるグレートなニューオリンズ音楽はボクには最大のベストシングスだ、というカーミットの気持ちはまさにある時期を境にした多くの人々の気持ちを代弁しているように感じます。生きていると、ハリケーンが来たり大地震が来たり巨大竜巻がきたりして、おまけに最近ではあのデトロイト市が財政破綻したりとか、いいニュースはさっぱりなのにろくでもないことは沢山起こります。それでもそれが人生ってヤツかも知れないと思いつつ、また同時に大好きな音楽に没頭することで人はいっときの至福感に浸ることが出来ます。へこんでいるよりも元気を出してまた頑張ろうという時、トラディショナルなサウンドがやけに心に染み入ることが実際ありますよね。普段から沢山のギグをこなす人はきっとライヴ小屋でのお客さんとの交流の中で色々と励ましたくなる人と遭遇することが多いのかも知れません。あるいは彼もまた常に自分自身を励ましている人なのかも知れません。そのことはともかく例えば #3.Careless Love なんかをラウンジで生で間近に聴いたらきっとそれだけ泣けて来ちゃうだろうなという感じです。まして#8.Treme Second Lineなんか目の前で始まったらきっとじっとしていられなくて自分も踊り出すはず。日本では最近は酒+ダンスは風俗ということで特に深夜は取締の対象になるそうですが、そんなの冗談じゃないですよね。踊るのは人間の楽しみであり権利、基本的人権だと叫んでしまいたくなります。もとい、ここでのカーミットのトランペットがやけにオープン空間な響きをしているのはきっとステージでライヴ録りしているときの感じを模しているのかなと思います。スタジオ録音特有のきっちりとした(窮屈な?)音になるのを避けたのでしょう。実に彼らしいセンスだと思います。
2013 USA Basin Street Records
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
あらゆるスタイルに溶け込むシリルの素顔、360度シリル・ネヴィルが正面を向く魔法のホログラムを見る気分
Cyril Neville Magic Honey
抑制の効いたハード・ドライヴィングなギターが全編を通じて活躍しますが、実はこれはメインのギタリストであるクランストン・クレメンツ以外にもデイヴィッドZだったり、ウォルター・トラウトだったり、マイク・ジトだったりする点がギターファンにもなかなか嬉しいアルバムです。ジトとシリルは既にロイヤル・サザーン・ブラザーフッドというパーマネントなバンドを組んでいることはよく知られていますが、ここでトラウトまでもが登場する辺り、シリルも兄弟のバンドを離れてからはスタンス自体が凄く身軽になっているのかも。余りにも有名で影響力のある長兄達と組んでいることの呪縛から解放されたことが末っ子のシリルにとってはとてつもない自由を意味したのでしょう。その一番若かったシリルも既に65才で、かつて若かった頃の自分を今彼は一種「長兄」気分で見つめ直しているのかも知れません。レフティのエリック・ゲイルズで知られるゲイルズ・ブラザーズのヒット曲 #3.Something's Got a Hold On Meは典型的なジミヘン・スタイルのスロー・ブルースで、ここではゲストのDavid Z が活躍している模様。トラウト・ファンは#9.Runing Walter のファンキーな一撃に溜飲が下がること間違い無し。ジト好きな私の場合は、かつてマイク・ブルームフィールドとニック・グレイヴナイテスが組んでいた頃1969年にオーティス・ラッシュに書いた曲#10.Working Man の収録が意外で嬉しかった。その時のラッシュのアルバム(Mouning in the Morning)では「It Takes Time」が大好きな曲で、もしもジトとシリルでそれが聴けたら泣いちゃうだろうなと感じつつ、実は個人的にはポーバタのカバー#6.You Can Run but You Can't Hideに完璧に捉まった気がします。今世紀に入ってからポール・バターフィールドをカバーしたのはここでのシリルが最初では? いいなぁ、このなんとも言えない疾走感♪ 余談ですが、この時のポーバタ自身のアルバム「Put in Your Ear」はとても豪華なメンバーでしたよね。ギターがエリック・ゲイルの他、チャック・レイニー(b)、ゴードン・エドワーズ(b)、バーナード・パーディ(ds)、デヴィッド・サンボーン(as)等々、今でも悶絶モノの顔ぶれで、特に黄金のフュージョン・バンド、スタッフの主要メンバーも含んでいたというとてつもないソロ・アルバムでした。マイク・ブルームフィールドも永遠に偉大ですが、ポーバタも同じくらい偉大な巨星だといつも感じています。多分シリルも同じ思いなんでしょうね。
2013輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2354
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。


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  Louisiana Club
 過去
  2012年の 頒布タイトル一覧

2012年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 前作同様、全曲オリジナルで自身の魅力を最大発揮。絶対の要注目!です
Gypsy Elise & the Royal Blues Said the Spider to the Fly
今年出た前作 "Water Melon"にジワリと魅入られてしまった最大の
要因はジプシーが持つ、他に類を見ない独特の個性故。大抵は誰か
に似た部分があるのに彼女の場合は彼女だけの個性で完成している。
加えてバンドにJohn Lisi を起用したのも妖しいうねりがそこに発生して
マッチングも最高と感じます。#1.Funky Tribe におけるギターとアルトの
フリーキーな絡み
は一本のロープで繋がったロック・クライミング的なス
リルがgood。#3.Bucket O' Blues ではエリスの個性が気持ちよく滲み
出しアルトがまた快演、そしてさりげなく kb も良い仕事をしています。
個人的には#8.Redline-Slight Return が最大のお気に入り。
ほとんどエリスの歌だけで引っ張っているのが流石。誰でも
聴けるという音ではない代わりに、判る人は確実にシビレる
と思います。これからもずっと注目していたい人。
2011 USA Independent
時代を超えて何時聴いてもカッコいいのがこのラテンジャズというやつ
Poncho Sanchez and Terence Blanchard Chano Y Dizzy!
日本ではこういうサウンドを言う場合ラテンジャズという呼称の方が通り名
ですが、ネイティヴの人々はどうやら Cubano Bop もしくは Afro Cubano Bop
と呼ぶ模様です。そのことはともかく、このアルバムはサンチェスとブランシャー
ル(日本での読みブランチャードのフランス読みだそうです)の二人の新プロジェ
クト。過去様々なエスニック・サウンドがジャズと融合してきましたけど、ビバップ
誕生の後いち早くディジー・ガレスピーが編み出したこのラテン・ジャズほど私達
日本人にもMAX最高愛されてきたジャズは他に類を見ません。今時は全米でも
若い人ほどメインストリーム・ジャズに目覚め始めつつあるそうですが、その意味
では最も本物志向でかつ最も先端をいくクリエイティヴな街ニューオリンズから
こういった派生系スタイルのジャズに改めてスポットを当てる取り組みは全面的
に嬉しくなる出来ごとです。特にテレンスの場合はベーシックなメインストリーム・
ジャズをやってもピカイチ、そしてハリウッドのビッグヒット映画のサントラを手がけ
てもピカイチと、まさに21世紀と20世紀の両方の美味しいジャズをやる天才と感じ
ていて私は大好きな人。試聴は#5.Dizzy's Dashiki と #8.Harris' Walk を是非。
2011 USA Concord CPI-33095
2月 若いとき吹き込んだ曲で、お気に入りなのに一度もライヴで演奏しなかったミーターズ時代の曲を再演
George Porter Jr. and Runnin' Pardners Can't Beat The Funk!
かつて1968年から72年の間に、ミーターズとしてレコーディングされたものの
ステージでは過去一度も演奏されたことがないという曲から、ポーターJr.のお
気に入りばかりをフィーチャーしたユニークな作品です。ここでのギターはお馴
染みの Brint Anderson。そしてまた本作で初めて知った凄い才能!ニュー
オリンズ・ネイティヴの若手サックス奏者Khris Royalのシュアーかつ濃厚な
プレイにもすっかり魅了されてしまいます。サックスは7才から吹き始めたそう
でこれから先がとても楽しみ、ドナルド・ハリソンをゲストに迎えた自身のリー
ダー作も出しているようなので次回に是非導入しようと思っています。試聴は
#1.Go for Yourself #3.Grass #4.Britches をどうぞ。本作は部分試聴
では伝わらない全体感が大きいので、是非アルバム丸ごとお楽しみ下さいますように。
2011 USA Independent
濃い口のストリート・パフォーマー、Jimmy Carpenterのゴキゲンなサポートも嬉しい要素です
19th Street Red Avenue Boogie
レッド、7年ぶりの取り扱いながら実は04年盤とこの11年盤との間に少なくとも
2枚のアルバムを出していたことにあとから気がつきました。しっかりと追ってい
るつもりでもそういうことはあります、う〜ん残念。マルチ・パフォーマンスでアル
バムを仕上げたのは04年盤だけで、どうやらあとのは本作と同様軽くバンドを付
けているようですが、今回特にサックスに私の大好きなJimmy Carpenter が加わ
っているのがプラスの大収穫。目をつぶって音だけ聴いてるとまるでスペシャル
ティの50年代サウンドみたい、中でも#8.Avenue Boogie は昔子供時代に聴い
ていたFEN(米軍のラジオ局)で馴染んだブラック・ミュージック感覚を想い出す
瞬間、ジミーのサックスも抜群です。#9.Make Your Dreems Come Trueにも
現れるシカゴ〜デトロイト〜カンザス感が入り交じったニュアンスが大きな特徴です。
2011 USA Red Top Recording RTR-0005
3月 伝承音楽の古典を名作で振り返るひととき、新しい明日が見えて来る
Balfa Brothers Play Traditional Cajun Music
トラディショナル・ケイジャン・シーンにおいて永遠の名盤の
れ高いバルヒャ・ブラザーズ 65年と74年の2枚のアルバム
を2in1。さらにLPに未収録の4曲を加えた合計28トラックが
燦然と輝きます。しかもコレクターにも嬉しいのは今回アン・
サヴォワの新ライナーノーツと歌詞を仏語+英訳でダブル
収録、合計23ページの分厚いブックレットが作品の重みを
象徴しています。#12.Les Blues de Cajunなんかは昔聴い
たキャンドヒートを脈絡なく思い出す瞬間、色んなものが
根っこで繋がっていることを改めて感じます。
特に私には#17.La Chanson De Les Mardi Grass
曲自体も好きで場外ホームラン級で響きます。
2011 UK ACE CDCHD1320
ゴキゲンな古典は全然古いと感じないことを実感します。いいなぁ、これ
Jimmy Donley In the Key of Heartbreak 2CD
the Complete TEAR DROP Singles and More
ミシシッピ・ネイティヴのスワンプポップ・シンガー&コンポーザー、
ジミー・ドンリーのこれはカルト・ファンならずとも心地よく聴ける
ヴェリーナイスかつレアな2枚組。わずか5年のキャリアで33才で
急逝してしまったため残された録音が少ない中、本作は生前最後
の2年間の全貌をキャッチ、Disc2はなんと全30曲が未発のデモ録音
で構成。しかしそのデモ録のうちDisc2 #6.Forever Little Mae
ケヴィン・ジョーンの弾き語りにも通じるテイストで個人的には場外
ホームラン級の大ヒット。これが本編ではこうなります。Disc1#6.
Forever Little Mae
。いやぁ、音楽ってやっぱ凄いですね。同じ曲には
聞こえないくらいどっちにも曲の個性が充満しています。全曲丸かじりで気分は最高!
2011 UK ACE CDTOP2 1324
4月 三人の巨匠が個性をぶつけあったケイジャン・アコーディオンのスーパーセッション
Wayne Toups,Steve Riley,Wilson Savoy the Band Courtboillon featuring
南西ルイジアナ史上、最も著名かつ凄腕な三人のアコーディオン奏者がここに集結。
ウェイン・トゥープスはロッキン・ケイジャンの創始者としてそのシーンでは余りにも有名
な人。そしてSteve Riley は彼を初めて当店で導入したときのコメントが、〜〜
1970年南西ルイジアナのマムー生まれという生粋のケイジャン・ボーイで、もはや誰疑
うことのないキング・オブ・ケイジャンのステイタスにある人。まだまだ充分若いですが、
90年のデビュー作以来一貫してRounderで活躍してきた姿が印象的。一時期"Happy
Town" ではファンクにも挑戦、時代を反映したアプローチも見せていたのですがその後
はまたはっきりとバック・トゥ・ザ・ルーツして長い人。〜〜と、自分でも懐かしいコメント。
三人目のウィルソン・サヴォワは名門 Savoy Family の多分長兄で普段は
ピアノも弾く人。南西ルイジアナ、アコーディオン版三銃士の風情もありますが
収録 14発の銃弾が聴く人のハートを打ち抜く角度や強度はまさに三者三様です。
試聴は#3.the Bosco Bluesと#10.Valse De La Belle をどうぞ。
2011 Valcour Records  
誰もが愛するあの名曲でそっと締めくくるエリスのクリスマス・アルバム
Gypsy Elise Blue Loue CD-R
本作はクリスマスにちなんだアルバムなのですが、個性の強い人が
作るクリスマス作品はやはりひと味もふた味も違う。お馴染みの曲#5.
O' Holly Nightも妙にしんみりするアンサンブルにゴスペルの成分を
感じます。傷んだ古いレコードにも郷愁を感じる瞬間を再現したかの
ような #8.Auld Lang Syneなんか聴くとエリスにはピアノが一台あれば
あとは何も要らないことを感じます。中盤から被るサックスもとてもナイ
スで、これ1曲6分54秒で一気にシアワセな気持ちになれるのが凄い
です。ちなみに「オールド・ラング・サイン」と呼ばれるこの曲は明治
14年に尋常小学校の教科書にも採用されたお馴染みの曲
「蛍の光」で、原曲はスコットランドの民謡でありながら、また
同時にれっきとした日本の唱歌でもあるのダ。自分的には
「アメイジング・グレイス」と双璧を成す名曲中の名曲と感じて
います。ここで#8.の冒頭に流れるニューオリンズ・トランペッ
トで聴くバージョンもおつな味わいですよね。
2011 USA Independent  
※ご加入中の他の7大クラブと本作の選盤が重複するお客様へは当月のみ
    カスタム選盤にさせて頂きますのでよろしくお願い致します。
5月 爆音で聴きたい弩級のゴスペルテイスト・ライヴ・ミュージック
Glen David Andrews Live at Three Mouses
ほとんど黒人ばかりのシカゴのとあるバプテストチャーチで実際にも
説教や歌を体感したことがあるせいか、この手の作品を聴くと一瞬で
自分の居る場所が当時の教会の中のような錯覚を覚えます。熱血パ
フォーマー、グレンは今回もまさに紅蓮の炎を思わせる気迫に満ちた
ステージを展開、聴いてるだけで全身至福の境地に包まれる感じです。
全曲がぶっちぎりにド迫力の中、ジョン・ブッテの歌でもお馴染みの
ポール・サンチェス・チューン #4.At the Foot of Canal Street での
冒頭、説教口調で聴衆を引っ張り込む姿が如何にもで熱い。
2012 USA GDA Music Group GDA-004
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
10年ぶりのピアノソロ作品、自己ベストを超えて今世紀のベスト作品と言えそう
Joe Krown Exposed
03年盤の感動と衝撃が今再び!ひとつひとつのタッチとタイム感の
精緻さに精密な工芸品を見る思いがする〜というのは私がその03
年盤"New Orleans Piano Rolls"に受けた印象ですが本作でもその
印象は益々深まるばかり。#1.Exposed は恐らく彼が今回の作品を
作ろうと思い立つ動機になったのではと想像する秀逸なオリジナル
曲。そして#3.All That and Then Someは彼こそがニューオリンズ系の
ソロピアノ演奏で自他共に世界一の現役奏者であることを実証してい
る気がするこれも優れたオリジナル。カバーでは James Booker の
#4.Pop's Dilemmaに溢れる現代感覚がソーナイス♪
2012 USA Joe Krown Self Released JK-1005
※ご加入中の他の7大クラブと本作の選盤が重複するお客様へは当月のみ
    カスタム選盤にさせて頂きますのでよろしくお願い致します。
6月 可憐なキャシーの向こうにソウルフルな母ロージーの影を見る気分
Morris Ledet & the Zydeco Ramblers feat. Kassy Swing That Thing
当店のクラブ会員のお客様にはすっかりお馴染みのロージー・レデットはこの
モーリスの奥方で、本作で歌っているのは夫妻の愛娘カサンドラとのこと。その
カサンドラ(=キャシー)が歌う冒頭のロージー・チューン#1.Swing That Thing
心なしかノリが母親ゆずりの呼吸をしているような。ことクレオールの血と文化を
継承しそして伝承することを使命かつ喜びと感じるファミリーの場合、家族間の絆
はもの凄く強くなりそう。#7.That's What Makes It Hotではキャシーのヴォイスの
揺れ具合までが母ロージーと瓜二つ。色んな点に感激したり驚いたり、かれこれ
10年余ロージーの作品を扱ってきた中で、ご主人のモーリスもアコ奏者であった
ことを知らなかったこともあってとても新鮮な気持ちで聴きました。
個人的には#9.Move on Down the Lineのビート感が最大のお気に入り。
2012 USA Maison De Soul 1095
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
カントリーがやっぱり好きになる、土臭いことのカッコよさに溢れた歌で一杯
Truckstop Honeymoon Steamboat in a Cornfield
当店的にはもうすっかりお馴染みの、ケイティとマイクのコンビを
フィーチャーしたサザン・ルーツのほのぼのユニット。今回も微動
だにしない路線で、しかし両者とも担当楽器が増えてさらにマルチ
なパフォーマンスが光ります。吹き込みはカンザスながら全体がと
てもニューオリンズ・テイストに包まれているのが彼らの特徴。個人的
には#4.Goin' Back to Louisianaなんかが最もフィットする音で、バン
ジョーやマンドリンに加えて力強いスーザフォンとの合奏になって
いく流れがたまりません。#7.Cowtown Blues の牧歌的な響きは
現代音楽的な交響詩にも聞こえて歌の部分をホルンやバスクラ
リネットで吹いたオーケストラ・バージョンを無性に聴いてみたくなりました。
2011 USA Independent
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
7月 スワンピーなサザンロック街道一直線のヴェリー・ナイス・ペア
Sue Foley & Peter Karp Beyond the
スーとピーターの、サザンロック的な相性の良さは
前作で既に証明済みですが、今回の仕上がりには
さらにスケールアップした印象が大。#1.We're Gonna
 Make it
はこのユニットが既に完成度MAXにある手応
えで、#3.Beyond the Crossroads は今後さらに発展
しそうな方向性を感じます。これなんかイントロ部でオ
ールマンのBrothers & Sisiters を彷彿とします。スワ
ンピーかつ軽やかでまろやかな#8.Blownin'はどちら
かというとピーター色が全開か。個人的には
#2.Analyze'n Blues でのスーが私は大好きです。
2012年輸入盤国内仕様 BSMF-2283
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
ロイヤル・サザーン・ブラザーフッド
ミーターズやオールマンのような伝説のバンドになるまで頑張って欲しいゾ
Royal Southern Brotherhood S/T
かねてより当店イチ押しだったシンガー&ギタリストのマイク・ジトが
何とデヴォン・オールマンとシリル・ネヴィルと組んだスーパー・グル
ープが誕生しました。ジトとシリルは既にジトの2010年盤「パールリ
ヴァー」で共演済みですが、その頃から互いにフィーリングがバッチ
リだと感じていたのかなと想像します。デヴォンはジトと旧知の仲だ
そうで、そう思うとこの三者の組み合わせは本人達には自然な展開
だったのでしょうね。何となくミーターズの片鱗を感じる#5.Fire Mountain
は実はグレイトフル・デッド・チューンながら、あと全曲メンバーの書き
下ろしの力作。私の場合は#9.Hurts My Heart がベスト・トッラクで、
書いたのはやはりジトで歌もジト本人。ジトの放つフィーリングと
私の好みとが大抵合致するせいか、ここでももう何十年も聴いてきた
曲のような安心感に包まれます。同感という方が多そうな気も。
2012 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2288
8月 #9.〜#10.に感じる晩年のビリーホリディみたいなフィーリングにも釘付けに
John Boutte' All About Everything
思えばニューオリンズではハリケーン・カトリーナの次にサブプライム・
ローンの全国的に深刻な問題があって、さらその後のリーマンショックと、
世界がもうこれで勘弁してと思っている時に今度はユーロ危機が来襲。
この間日本では大震災と併せて原発災害も起きていますが、それら負の
連続パンチは20世紀の世界恐慌や二度の世界大戦に匹敵する悪影響を
世界のアーティスト達にも間違いなくもたらしていると思います。それでも
次々新しい曲が生まれ、新しい感動が世界の至る所で共有されているこ
との事実がまた新たな勇気をもたらしてくれます。特にブッテのように人の
心の深部にあっさり入り込んでくるシンガーの場合はもうずっと昔から長い
付き居合いの友人のような安心感と癒やしの成分も大きく、同じ人を長く聴き
続けることの最大の恩恵はまさにその安心感と癒やしにあるのかも知れません。
それがまた明日へのエネルギーになる由。本作には今までちょっとなかったタイプの曲、
#8.Heaven's Doorや#9.All About Everything があって、音の奥行きがさらに増した感。
#10.Lush Lifeはヴァーヴ時代のビリー・ホリディが目の前に居るかのようです。
2012 USA Boutteworks
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
悠久ということばが自然と浮かんでくる、そんな波長が今回は大きな特徴
Lost Bayou Ramblers Mammoth Waltz
今までとは一転してパワフルなケイジャンやプチ・アーティスティックな
音作りが展開することに軽い驚きを覚えつつ、フランスの女優兼シンガ
ーやドクター・ジョンといった個性派ゲストを織り込むことで全く新しい
自分たちをそこに見い出したような気もします。#3.Mammoth Waltz
でのアクティヴさと #10. O Marie の悠久さがメビウスの輪の如くねじ
れて繋がっている感じが何ともディープ。そのディープさはラスト#11.
Coiteau Guidry Repriseにそのまま引き継がれる感じで、この感覚
かつてエンヤの作品で味わった感覚とちょっと似てるかも、です。

2012 USA Independent
9月 構成力がぐんと増してきた気がする、天才少女テレサのまさに渾身の一作
Theresa Andersson Street Parade
テレサの自宅キッチンがちょっとしたホーム・スタジオ仕様になっている
風景を写真で見たことがありますが、本作のレコーディングもまさに骨格
部分はそのキッチンで録音された旨のクレジットがありました。生活空間
とアトリエ空間が同じ場所である日常のそれ自体を楽しんでいる気がする
テレサ。マルディグラの仮面を着けたジャケ写もきっとテレサのアイデアだろ
うなぁと思いつつ、#1.Street Parade から早くも独特のテレサ・ワールドに
誘われる気分。特にカウント1分7秒からの透き通るような声で展開する
主旋律とそれを立体的な音の建造物で取り囲む感覚は見事というしか
ありません。この辺り中世ヨーロッパの世俗音楽を聞いている気分も
する瞬間。鐘とホーンとヴォイシングによるSE効果が見事に融合している
#7.Fiya's Goneなんかは可能なら現代曲風に仕上げたオーケストラ・バー
ジョンで聴いてみたい気もする1曲です。
2012 USA Bason Street Records
リル・ネイザン(リル・ネイサン)
Lil' Nathan the Zydeco Big Timers Big Timer Nation Go Hard or Go Home
2002年のソロ・デビュー作から早くも10年余、現在25歳になったリル・ネイザン。かねてより
爆裂級のクール・ザディコだと感じていましたが、本作ではその印象が益々強くなってきまし
た。前作09年作では新旧のスタイルに架け橋を渡した感じもありましたが、今回は全編ニュー・
スクールの先端を行く感じ。新しい路を切り開くことでは誰にも負けていないJ Paul Jr.もゲスト
参加、#16.Epidemix Remix で実にナチュラルな共演をしています。もろヒップホップ調になる
ゲストのLevel参加のInnovator Remix は#17.Innovator Remix Zydeco Version
#18..Innovator Remix Hip Hop Version の2タイプが置いてあるのも興味深いです。
成長と共に常に新しいことにチャレンジするネイザンの、まさにGo Hard か あるいは
Go Home なのか、ザディコの明日を問う熱血作という印象を受けました。
2012 USA Cha Cha Records
10月 シーン注目のニューオリンズ系ファンキー・ガールズ・ロック・トリオ
VooDoo Dolls S/T
ちょっぴり妖しげな雰囲気も伴うファンキー&グルーヴィーなニュー
タイプのサザンロック・トリオ。ぶっとくてゴツイ音をしたギターはまるで
ZZトップ、おどろおどろしいリズムは彼女達のキュートなヴォイスと見事
に溶け合い独自の世界観を構築。特筆はベースにジョージ・ポーターJr.
の参加で、これが底辺をかなりマイルドなタッチに仕上げています。
日本で言えばかつてのプリンセス・プリンセスがサザンロックに走ったゾ
みたいなフィーリングもあって、これは理屈抜きに存分に楽しんだ方が
ベスト。試聴は#1.I Love Money と #9.She is Rock 'n Roll をどうぞ。
2012 USA Independent
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
対象クラブ会員様限定商品
デビュー作から追っかけている人には成長の跡がくっきりと耳に残るシックな盤
Mia Borders Wherever There Is
作品毎に確実にステップアップしているのが判るミア・ボーダーズの
早くもこれが渾身のサード・アルバム。デビュー時は所々でまだ青か
ったグリーンな印象から、いよいよ大人のサウンドになってきたと言え
ます。当店のお客様には、人は最初から完成している必要はなくその
瞬間・瞬間でハッとさせてくれたらそれで充分という聞き方をされてい
る方も少なくなく、同じ人を追っていく中でハッとする部分が拡大して
いくのは余計に嬉しい瞬間です。最近ではジョン・リシの成長ぶりが
圧倒的ですが、このMiaも恐らく確実にそのレベルに達するものと
期待しています。tbにCraig Kleinが参加している#3.Funk You Up
の心地よいファンク・チューンと#6.Never Goin' Back to Nashvilleでの
アーティスティックな展開が特に私はお気に入りに。ドラムとベースと
サックスが曲にばっちりフィットする中、チェロの絡みがツボに命中します。
ギターにMiaと並んで日本人名前のギタリストがクレジットされているのも注目。
2012 USA Blaxican Records
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
11月 対象クラブ会員様限定盤
実直さを伴う熱気ムンムンに会場も自然とヴォルテージアップする感じ
Lil Red & Big Bad Live at the Boulder Outlook
これぞまさしくローカル産インディース盤の醍醐味で一杯、
小さなハコで収録したらしい客席とのアットホームな感じも
手伝い作品の印象をぐっとナイスな味わいに。リーダーの
リル・レッドことナンシー・グロスのヴォーカルに、実直かつ
シュアーなビッグ・ダディのギターという絶妙のコンビに加え
かねてより当店イチ押しのサックス奏者Jimmy Carpenter
の熱血パフォーマンスが絶品!です。#1.Shoutin' the Blues
や #5.Little By Littleが作品の雰囲気を伝えています。
個人的なお気に入りは#10.Treat Her Right、質実剛健
といった歯応えのある音作りが好感度MAXです。
2012 USA Independent
対象クラブ会員様限定商品
もう一度私たちの手に国も暮らしも取り戻そう!という感じのメッセージに包まれたアルバム
the Smoky Greenwell Band
99% Blues

ある日を境に、露骨なまでに一部の資本家や投資家達によって暮らしぶりも市場も
すべてが左右されるようになってしまった現代社会。99%の労働者と1%の超大金持ち
という図式のアメリカで自分は99%ブルースな気分で暮らしている。市場原理主義を
滅ぼすため、いざウォール街をみんなで占拠しよう!というそんな強烈なメッセージを
発信している作品です。こういう気持ちは私も全く同感なので、やはりアーティストも
この時代はとても暮らしにくい、活動しにくいのだということを実感します。かくいう私に
はもっと過激なイメージがあって、このねじ曲がった時代を正す唯一の対抗策は個々
の人間がトレンドに左右されることなく、あくまで個々の趣味や自己の裁量で生きる
ことを始め、そしてすべての企業が非上場企業になれば(笑)、つまりすべての事業体
が実態に見合った人間サイズになることで今時の問題はほぼすべて解決すると感じ
ています。今こそ色んな人の色んな気持ちを歌にすべき時代なのかも知れません。
試聴は#1.Power of Now と スモーキーのサックスが聴ける#6.Peter Gunn Themeをどうぞ。
2012 USA Independent
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
12月 対象クラブ会員様限定盤
何事もなかったかのように登場したキースの新作、祝!ウェル・カムバック♪

Keith Frank and the Soileau Zydeco Band Follow the Leader : Boot Up 2CD
ウェルカムバックというと何か怪我か病から復帰したときのお祝いみたいに聞こえるかも
知れませんが、今の私はどうしてもこの言葉を当てはめてみたくなりました。一時は家族
が将来自分のことをアコーディオン弾きの男だったとしてしか記憶していないなんてやだ
なぁ、と言って引退を宣言したもののやはりキースは根っからのミュージシャンだったとい
う展開。至福感で一杯のいつものキース・サウンドが戻って来て私もとっても嬉しいです。
今回、カップリングのもう1枚Boot Up の方には私の耳には初期〜中期の音源が混じって
いるように聞こえて仕方ありません。つまりは復帰後に改めてザ・デイ・アフターとザ・デイ
・ビフォアーの自分をここで対比させているのかな、なんて感じているのですが、でも詳細
は不明です。ちなみにBoot Up の冒頭を飾るライヴ音源はキースの師匠格に
あたるブーズー・チェイヴィスのお言葉から。試聴はDisc1 #2.Number1.と
Disc2 #6.Boot Up をどうぞ。ザディコの未来もキースの未来も間違いなく明るそう♪
2012 USA Soulwood Records SWR-0013
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
不思議そして絶妙、ザディコを意識させない作りで Killing Me Softly なザディコを展開♪
Rosie Ledet and the Playboys Slap Your Mama
前作、ロージー初の英国JSP盤でその際だってソフトなタッチに魅了された
日から僅か一年で早くも新作の登場です。元々コンスタントに作品を発表
する人だっただけに今はJSPの水が凄く合っているのかも。事実本作では
ザディコ盤ではまだ味わったことがない、マシュマロみたいな柔らかさとまろ
やかさ
に包まれるそんなふんわり感覚が最大の特徴です。私はこれに心底
魅了されました。と言ってもまた同時に歯応えもパンチ力も充分なのがさすが
ロージーで、#2.Slap Your Mama や#8.Vampireでその辺り判って頂けると
思います。ノリノリのベースはもちろん前作に引き続き盟友Chuck Bushの
演奏で、過去を通じてロージーとの相性は最高だと感じています。
あとギターとシンセ担当のアンドレ・ニザリ(Andre' Nizzari)のセンスも抜群、
#8でも#9.Sundownでも独特のニュアンスをしたオブリガードを挿入して曲に
小気味よい雰囲気を醸し出しています。

2012 UK JSP-8843  
★★★★★
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。

※上記試聴音はCDをSound It!というソフトでリッピングしたものをmp3ファイルに変換して
    載せているのですが、そうすると希に「腸内リセットCD」という意味不明のテキストが
    メディアプレーヤー等で再生したときに表示されることがあります。今回は#2でその
    現象が現れますが、いまだこの原因が判っていません。CDのメーカーを問わず希に
    起きる現象です。




        appleJam

  Louisiana Club
過去
2011年の 頒布タイトル一覧

2011年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 淡々としかし大変に味わい深い歌に、しっかりと刻まれてきた風雪と年輪を感じます
Tony Joe White the Shine
「ポーク・サラダ・アニー」の全米大ヒットで一躍時の人になったトニーが大メジャー
のワーナーから記念すべきデビューアルバムを放ったのは彼が68年にナッシュビル
に転進した翌年のことでした。その後どれくらいもてはやされようとも一貫して根っこ
にある素朴かつ純朴なスピリットは、恐らく出身地のルイジアナで培った音楽観と
人間的世界観がいつもセットになっていた故ではと想像します。本作では今この瞬間
のトニーの基本形かなと感じる#2.Ain't Doing Nobody No Good といった作風と、これ
も何処かダイアー・ストレイツっぽいビート感をした#7.Strange Nightといった躍動的
な曲が印象に残ります。個人的には夕陽を眺める場所ってタイトルそのまんまの
#10.A Place to Watch the Sun Go Down のこの黄昏っぷりにシビレまくります。
2010 USA Swamp Records
またひとつ新しい側面を見せてくれたボーレン、何時どういう時に聴いてもフレッシュな歌
Spencer Bohren the Blues Accordings to Hank Williams 
「ダートロード」の頃のボーレンにはそれこそ時計の針が凍り付いて
しまいそうな程の凍てつく感じがあったのに比して、最近の歌は暖色系
のニュアンスに包まれているのが特徴です。トーンに含まれる感情のベ
クトルも内面から外へと向かっていて、従来型の#3.Honky-Tonk Blues
や#4.Weary Bluesといった曲でさえ何やら充ち満ちた希望や充足感を
感じます。分厚いコートがないと凍えてしまいそうだった以前とはほんと
に変わりました。本作では意外なほどスライドを控えめにしたパフォーマ
ンスですが、全体の余韻としてそのことを感じさせないのが特徴。個人
的には#15.Ramblinmanに今後の彼の指標を見る気がして凄く新鮮。
2010 輸入盤 Spencer Bohren/Valve Records 2987
2月 まさにappleJamらしい選盤、こういった盤はまず他店では見ない盤
響きが斬新、テイストが個性的、全体にもアート感覚が有り。産地不明のエスニック・ザディコです
Captain Squeeze & the Zydeco Moshers Fine People Everywhere
前作04年盤ではその都会っぽいダンディズムにシビレたクール・ザディコで
したけど、今度はさらにユニーク度が増しまさに彼ら固有のスタイルとして仕
上がっている感じの音作り。アコーディオンとヴォーカルのグレッグ・スペック
を軸にあとドラムとウォッシュボードが旧メンバーで、あとは新しい顔ぶれに。
板担当のアレックはグレッグと同じスペック性なのできっと兄弟ですね。その
アレックが担当のfrottoirとは、フランス語ではフロトワと呼ぶウォッシュボード
のこと。彼らがどれくらい変わっているかは#7.Zydeco Gris Gris でも一目瞭
然、こういった半音下がりのロック的展開はザディコでは珍しい構造。パンク
ロックで多用しますよね。あと#9.LaLa Zydecoもハーモニカの使い方が
クールでかなり気に入りました。全体にスピード感があってゴキゲン。
2010 USA Independent
まさにappleJamらしい選盤、こういった盤はまず他店では見ない盤
ルイジアナの大地というよりかは、カリブの風にのった潮の香りがする海洋系ザディコ
Lil' Pookie and the Zydeco Sensations Just Want to Be Me
リル・プーキーひとりでリードギター以外の全楽器を演奏したという作品で、
まさにスーパーマルチなザディコ・ボーイが新たにCDデビュー。南西ルイジ
アナでは名のある音楽家とされるデルトン・ブルッサーを祖父に持ち、Frotoir
(仏語でフロトワ=Rubboard)からキャリアをスタートした後ドラムを経てアコー
ディオン奏者になったとのこと。現在は西海岸に住んでいるようですがサウン
ドのルーツは100%ルイジアナ。典型的な新世代ザディコながらも、幾種類か
のアコーディオンを弾き分けている気がして例えば私の場合だと#7.Kiss You
Right Ther
の、インテンポ直前までケイジャンを聞く耳になってしまうこの音
が大好き。ちょっぴりカリブの風も吹く#9. I Call Your Phone がこの作品
全体のイメージを象徴している気がします。他もナイスな曲ばかり!
2010 USA Maison de Soul 1092
3月 直球カバーしている姿が何より熱く頼もしい、これはまさにスーザンの音楽遍歴ってやつ
Susan Cowsill Band Coverd in Vinyl Series Vol.2
Live at Carrollton Station
アナログ盤の時代の名曲というか、恐らくはそれ以上の思い入れを
伴う楽曲、つまりは少女時代のスーザンに強烈な影響を与えた曲ば
かりをライヴでカバーした連作のこちらは第二弾。バックバンドには
ジミー・カーペンターやポール・サンチェスの名に混じって山岸潤史も
発見、実はみんなこういう曲が好きだった的な一体感が何より特筆。
前作ではレッド・ツエッペリンやジミヘン・チューンが印象的でしたが
本作でもエアロの#5.Walk This Way等、一世を風靡したハードロック
〜メタルチューンが登場。さらにグラムロック系ではボウイ・チューン
#8.Ziggy Stardustが何とも嬉しい意外星。アレンジというか演奏が
全然スマートではない分余計にリアルに感じます。個人的には
#12.You're No Goodに目の幅涙。私もリンダ・ロンシュタットで
死ぬほど聴きました。共通の時間を生きていた感が嬉しい瞬間。
2009 USA Independent
個性深度とエナジー温度でぶっちぎり光ってる湿地帯型オルタナロック
Dash Rip Rock Call of the Wild
妖しくも小気味よい、とってもユニークなファンキン・ロック・カントリー・
サウンドで幕開け。その#1.Squeeze It In から#2.Party101への流れは
一時代のガレージ・パンクがスワンプ・ロックと合体したかのような趣。
ハイヴォルテージな疾走感はしかしアメリカ南部の湿地帯をサンドバギ
ーでしぶきを上げながら突っ走る感、これはクセになりそうです。既に
大ベテランらしい貫禄は判っているだけでもこれが4作目の模様。#9.
Cowbell Girlなんか聴くと、もしここにレスリー・ウエストがいたら無限に
核融合したソロギター・バトルが聴けたかもなんて。Coooool!!!!!です。
2010 USA Alternative Tentacles - Virus 418
4月 安定感と地金の魅力で値千金のパフォーマンス、今最も注目されたい新世代ザディコ
本作は文句なし2011年度最高峰のザディコ盤になること間違い無し!絶対聴かなあかんでっ!!

Leon Chavis and the Zydeco Flames Zydeco Soulchild
前作08年盤で感じた確かな手応え、本作ではそれが確信になる充実の仕上がりです。
この手応え、もとよりレオン自身が充分に満足しているはずでその辺りの気持ちが#8.
I am Zydecoのタイトルにも現れたかも知れません。小気味よくハジケるビートをバック
に軽くヒップホップ・テイストをしたサウンドは、その軽快なスクラブボードの刻みと併せて
まさに極上の一時をもたらします。イントロのアコーディオンの音が実にチャーミングな
#14.I Got Love 4 U は一方でズンズンと腹に響くバスドラ×ベースギターの重低音アン
サンブルが際立つ瞬間。最近はAVアンプでスーパー・ウーファーも駆動して音楽を楽し
んでいる方もあると聞きますが通常のピュア・オーディオ環境でも床が振動するザディコ
の場合特にケタ違いの迫力で鳴っていそうです(笑)。話が脱線しますが、ショーン・アルド
ウィンが出演している日はそのライヴ小屋の外に駐めてある車の中までズンズンと揺れた
という伝説があるのをふと思い出しました。音が人に活力を与える、そのことの実感が大。
2010 USA Independent  
フィドルのソロ・パフォーマンスだけでオーケストラを聴く気分になるとっても凄い人
Cedric Watson et Bijou Creole Creole Moon Live from Blue Moon Saloon
大抵は当店取り扱い後に誌面を飾ることが多いルイジアナ盤ですがセドリックのこの盤は
先にBSR97号p.93ではたのじろう氏が記事に。それによりますと本作をライヴ収録した店は
セドリックの自宅から徒歩圏内の場所とのこと。まさに自身のフィールド内で常まんまのパ
フォーマンスを繰り広げた1枚です。実際そのアットホーム感は#3.the Corner Postのフィド
ルにも如実に現れていて、06年で感じた気分、オーセンティックなのに何かがとても新しい!
という軽いコーフンがまた蘇ります。中間部、クリスのギターも抜群の味わいで著しいクリスの
成長に激しく感動する瞬間。セドリックは仲間の魅力をも最大限に引き出す点で実に素晴ら
しい演奏家です。セドリックはアコーディオンも弾きますがやはりフィドルで突出した魅力を
発揮、キャンレイ・フォンテノー作の#7.Canray's Jig のソロ弾きは釘付けになります。
2010 USA Valcour Records
5月 何があったのクリス、でも元気な復帰ほんとうにおめでとうございます!
Chris Ardoin & Nustep Zydeko Headliner
今回の復帰まで約一年間、外科手術からのリカバーを目指すリハビリの
日々を乗り越えるという苦闘がありました。〜というクリスの記事をネット
で読んで、初めて彼になんらかの深刻なダメージがあったことを知りました。
これを書いている2月24日時点ではまだB&SR誌の最新号を読んではいな
いのですが、もしやいつものはたの氏が何か触れているかもと期待。btw、
ボクの声も本作で戻ったよ、と言っているくらい全く何事もなかったかの
ようなシュアーなアルバム。全18曲72分超という濃さに彼の復活への喜び
をひとしお感じます。イントロ部で予感する楽想から一種異種マラソンの
ように二つのニュアンスを併走させる#2.Rumoursは、まさに二人のクリス
が走る感。彼自身キャンディマンというもう一人の自分を意識しているの
かもですが、それはともかく #4.Track Starは文句なし確立されたクリス
・ブランドの新生ザディコ。あえてZydecoをZydekoと書くのも、ボクが
この新しいスタイルの先駆者だよって言っている気がします。
2011 USA NuStep4Lyfe Entertainment
我が歌が心の故郷気持ちの拠り所、まさにそれが彼らのスピリットかと
Pine Leaf Boys Back Home
本作からフィドルのセドリックとベースのブレイクが抜け、
新たにコートニー・グランジャーのフィドルとトーマス・デイ
ヴィッドのベースに交代したのが特筆事項です。新生パイ
ンリーフはしかし路線は微動だにせず、一貫したスピリット
が土台にある感じ。一日の仕事を終えたらあとは旨い酒と
楽しいダンスタイムが待っている、ここにはそんな時代の
古き良き伝統音楽で一杯。余りに忙しすぎる現代を生きる
現実と無性に心和む音楽と、人は絶対にバックホーム出
来る場所を持ってなあかんでぇと言われてる気分がします。
#2.Chere Cherieがまさに彼らを象徴した感の1曲。
2010 USA  Valcour Records
6月 生活の中に自然とあるケイジャン・ミュージック、そんな親しみを沢山感じる作品
Les Amies Louisianaises Le P'tit Chevrolet
2004年当時一気にL.A.L.の三作品を導入した頃、最も多かった反響が
とにかく癒やされる、ひたすら癒やされるといったご感想でした。四声の
美しいハーモニーに包まれることに加えて根底にとても逞しい力強さも
あって、そこが彼女達の大きな特徴のように感じます。ときにブルージ
ーで時にスインギー、#3.La porte d'en arriere (The Back Door) では
カントリー色も満点。#6.Espere-moi, je vas revenir (Wait for Me, I Will
Return)が最もナチュラルな彼女たちのような気も。自身のファミリーを
含めて、これらフランス語によるケイジャン音楽が切れ目無く次世代に
受け継がれることが願いだとのこと。民族文化としての音楽ならでは
の親たちの願い、なんか判るような気がします。フランス語歌詞が
全曲分CD内にPDFファイルにて収録有りです。
2010 USA Musique Acadienne MACD-0013
鼻腔にほんのり湿地帯の空気も感じるサザン系アーバン・フォーク・ミュージック
Benjy Davis Project  Sincerely
例えば#1.Aftermathなんかはかつてのジャニス・イアンを思わせる質感で、
出身はバトンルージュながらも活動地がNYということで70年代前半風の
音ニュアンスもそのまんまという感じ。ただ本人達がそれを意識して何々
風になっているのでないことは先に導入した復刻盤2枚組のうちデビュー
作にあたるDisc1を聴くとよく判ります。早い話、一曲毎に様々な時代性
を含んだ様式がパッチワークのようににじみ出るのが彼らの特徴です。
言葉の意味は判らなくても、生きていることの意味や人生の目的、人々
の価値観みたいなもの、つまりは人間ソングという感じが恐らく結果とし
てかつての混沌の時代のアメリカの歌をまた思い出させるのかも知れま
せん。当時はベトナム戦争と激しい人種差別。現在はイラク戦争を発火点
とした宗教と人種における多様な価値観を人類は互いに尊重し合うことが
出来るかというより根源的な部分での混乱の時代に生きている由。btw、
間違いなく彼らは大型の実力派アーティスト。同様にフォーキーな#5
.Sincerly は心なしアート・ガーファンクルを彷彿とする感じで、自然と
心和む瞬間=ホンモノの歌の証でもあります。
2011 USA Rock Ridge Music
7月 20代のスピリットを持つアフター壮年、ジョエルが放つゴ・キ・ゲ・ンなロッキン・ケイジャン
本作では特にシェーン・テリオの七色変化ギターが抜群の働き、絶対の要注目ギタリスト

Jo-El Sonnier Where's That Music Comin' From?
カントリー・ケイジャンの偉大なる創始者として不動の地位にあるにも
関わらずいつも新し音を模索している感じがするジョエル。今回はまた
エッジの極めてはっきりとしたロックサウンドにも挑戦、08年作品では
アコギでナイスな助演を果たした名手シェーン・テリオが切れ味も鋭く
シャープなエレキも有りの共演です。テリオは2009年度のギター作品で
個人的にNo.1の位置にいた人。一例として#4.Bandera や#11.Swamp
Porch Pickin'
で聴ける一瞬一瞬に放つこの際だったテリオの個性、
ジョエルがテリオを気に入るのも解る気がする瞬間。一方、まんまカン
トリーテイストの曲も健在、中でも#6.Thunderbird Road
ジョエルのアコーディオンがヤケに新鮮に響きます。
2011 USA Independent
もはや迷いがないどころか、黙ってオレに付いてこい的な存在感が充満しています
Jeffery Broussard & The Creole Cowboys
 Return of the Creole

時代の流れとは関係なく、自分は苦み走った本格派のザディコを
やるためにここに居るんだという感じの手応えが凄い盤。07年盤で
書いたコメントがそのまま今回も当てはまります。 〜ビギナーには
決して耳ざわりの良い音ではない一方で、彼ほどファンに強く愛され
ている人は少ないのもまた事実。エンタとして売れないことがザディ
コフォース解散の原因だったとしても、ジェフ的ザディコの路線は変え
ないで欲しいなと願っています。〜との願いは本作でもかなえられま
した。例えば#3.I Love Big Fat Womenでの高密度かつ濃厚な音作
り、ジェフリーに心髄しているという熱血フォロワーがシーンに多いと
いう話も判る気がします。最近はフィドルの腕も上げた模様で恐らく
は#8.Old Carpenters Waltzで冒頭から終始曲をリードする左chのフィ
ドルがジェフリーかなと思って聴きました。腰の入り方にアコーディオン
と共通した感じが有りますよね。もし違ってたらゴメンナサイ。個人的な
お気に入りは#12.Hard To Stop 、ザディコフォース時代を思い出します。
2011 Maison de Soul MDS-1091
8月 ジェリー・ラファティとキャロル・キングが合体したかのようなナチュラル感
Steve Conn S/T

淡々としているようで実は底力がある歌。コンの場合どの
歌を聴いてもそういう余韻が残るのが特徴で、本作では
特にラスト#10.Forget About Meにそれを強く感じます。
フォーキーな中ソウルフルなタッチもする#6.Let The Rain
Fall Down
はオルガンとピアノの極上ブレンド感の中、薬味的
にからむハーモニカも絶妙。冒頭の#1.Easier Said Than Done
はその陰影に富んだピアノのイントロ部だけでも心を奪わ
れる瞬間、滑り込んでくる歌の質感もまた一際魅力的です。
まさにアルバムというワードがふさわしい重厚な作品。
2011 USA Not Realy Records NRR-0003
例えばバトンルージュといったミドルシティっぽいロッキンケイジャン風
Johnny Chauvin and the Mojo Band Watching Them Play
ギターのポール・ギドリー以外のメンバーが交代
していますが路線は09年盤とほぼ同じ、以前より歌
に底力が増したのが印象的です。#2.Doctor My Eyes
や #9.Sugar に現れるスワンピーなケイジャン・ロック
感覚はあたかもボビー・チャールズがケイジャン・スター
になったかのような響きでもあります。ブライトで硬質の
アコーディオン・サウンド自体はソリッドなのに、不思議
と全体の印象は柔らかめ。個人的には二管か三管の
ホーンセクションが入れば最強になる印象です。
2011 USA Independent
9月 ジャズっぽいR&Bの装いで、しかし根底にあるレゲエ魂が如何にもコーリーらしい音作り
Corey Harris & the Rasta Blues Experience Father Sun Mother Earth CD-R
99年に当店を出店した際に誓っていたのは、ずっと追いたい人は徹底して
追っていこうという姿勢。それが現実にはレーベルの移籍やあるいは元の
レーベルとの取引がなくなるといった諸般の事情から、必ずしもずっと継続
してすべてを在庫展開出来ないという壁に直面。このコーリー・ハリスの場合
は新旧ダブルで、旧譜のラウンダーは会社が新組織になってしまうし、テラー
クとは取引がなくていわゆる現地からの並行輸入しか出来ず、とにかく志とは
裏腹にショップ的にはなんとも中途半端な仕事になってしまいます。とはい
え何とかしてこれからも追いたい人には違いなく、本作ではレゲエ魂を核
にしたジャズ・フィーリングを通して自身の内包するブルースを表現して
いるのが特徴。ここから先のコーリーは自身が何処へ旅するにせよ
#2.Hiding Place や 4.Father Sun Mother Earth といった今のスタイ
ルで世界のファンに語りかけるに違いありません。
2011 USA Independent
歌もの、ピアノ・トリオ、そしてプラス・サムシングの多彩な作りが特徴
John Autin Piano Town
基本はピアノ・トリオ編成ながらも随所に合計11名の多彩なゲストが
参加。特にホーンアレンジにエリック・アレキサンダーの名前がある
のが頼もしく、しかもプロデュースが Cindy Scott なのが当店的には
なお嬉しい要素。シンディの小粋なセンスは#6.Haute' のピアノ・ソロ
にも現れる現代風のフュージョン・テイスト、#9.Don't Explain でのイン
パルス・テイストに反映されている気がします。曲自体大好きな #3.
On the Sunny Side of the Street はプチ・セカンドライン・ビート が
心地よく、本作のハイライト・トラックになっている感。ここにあえて
ホーンを入れずギターだけにしたのが凄く良かった気がします。
2011 USA Rabadash
10月 本作でも感じる西海岸風ベイエリア・ファンクとメキシコ湾岸ファンクの融合感
Billy Iuso Trippin'
ドリュー・ランドリーやジョン・リシと並んで近年当店が最も注目している
ニューオリンズのシンガー&ギタリストがこのビリー・イウソー。カルトフ
ァン絶賛のBrides of Jesusでデビューした当時が今は懐かしいですが、
Brides of Jesusといえば、現実にも生涯処女を誓った女性達が集う「イ
エスの花嫁協会」という団体が米国にあるのを知って軽い驚きを覚えた
ものです。全く人には色んな生き方があるものです。そんなことはともかく、
08年盤のジョン・リシとの共演盤、弦が6本とも切れた!というタイトルの
あの盤が今も愛聴盤だというお客様もあり、コアな音楽ファンほど説明
しにくい魅力を彼らに感じていることを実感します。#1.Trippin' Over
Dragons
や#5.Impatient Ain't Ya のいつもながら感覚と #8.Horses
なんかでのSSWテイストとの対比が本作では特に新鮮。今回も
ファンク・チューンで感じるベイエリア・テイストが印象的です。
2011 USA Nawlins Music
ジャズに辻説法を乗せたらきっとこうなるという、そんなスタイルが如何にも彼らしい
John Sinclair & His International Blues Scholars Let's Go Get 'em
ジョン・シンクレアと彼の国際的ブルース学者達という懐かしい名前を持つ
今回の四重奏団+シンクレアの計5名。今まで以上に濃くジャズ・テイストをし
ているのが特徴で#5.Smells Like Sulfur Here は実際にも何かが匂ってきそう。
John Coltraneの"Love Supreme"のリフをもじった#7.We Love Big Chief
何を歌っているのかを無性に判りたくなる瞬間。#2.Humph はいっそこれだけ
オールインストで聴いてみたかった曲。フリーキーでフリージャズ的なソプラノ
サックスを乗せるととても似合いそうな気がしませんか。瞬間瞬間で70年代
テイストのジャズバンドがバックに居るような錯覚を覚える音作りです。
2011 USA Mo-Sound
11月 水辺に暮らす、こんな時代でなければそれは夢だったのになぁ、ってか
Drew Young Home By the River
kb に Dr.ジョンと ジョン・クレアリー、ホーンアレンジにワーデル・
ケゼルグの名を見た瞬間からこの人はただ者ではないのだと気
付きましたが、実際の音を聴いてその印象はより確かなものに
なりました。さらに個人的にはフィドルがGina Forstyh なのも嬉し
い要素。あと私は初めて見る名前ですがDave P. Mooreのハーモ
ニカも極上ゲストの一人と感じます。 作風的には70年代後半〜
80年代前半AOR風、思えばそれもまた一時代の完成形なんで
すよね。#2.the Waiting Is Through でのジェリー・ラファティっぽ
さと#7. When You Look At Meでのデイヴィド・ボウイっぽさの
同居が印象的です。個人的にはラスト#9.Navigateの無国籍
なデイープサウス感に惹かれて walkmanに放り込みました。
2011 USA Good and Plenty Records 2213
家族のそばでくつろいでる時に閃く歌もある、幸せな時に閃く歌もある
Marc Broussard S/T 
若い父親として、家に居るとき妻や子に感じた愛おしい気持ちをスケッチ
した歌をまとめた作品らしいのですが、言葉が分からないのでなんとなく
彼がそんな気持ちになった瞬間の家庭の絵ずらを想像しながら聴きました。
家があって家族が居て普通に暮らせることの幸運は、アメリカではあのハ
リケーン「カトリーナ」を経験した人の気持ちを思えば言葉は不要。それは
ここ日本でも現在全く同じですが、そのことはともかく #6.Emily や#9.Eye
 On the Prize
辺りを聴く限りでは視線がアンダース・オズボーンと同じ方向
を見ている印象も大、両者とも益々今後が楽しみな存在です。ラスト#10.
Let Me Do It Overが私には過去ビートルズからピンクフロイドやフリーを
経由して今に繋がるイングランド系の一本道に聞こえて懐かしい気分になりました。この曲が終わ
った後に引き続き隠しトラック的に一曲弾き語りが置いてあります。
2011 USA Atlantic 527334
12月 フレンチクォーターで生で観たら忘れられなくなりそうな「古典派」の人々
New Orleans Racket Makers  S/T
ここにある楽曲の多くが1920年代から30年代くらいに
沢山の人がラジオで楽しんだ曲らしいことがライナーノー
ツに書かれています。もとより当時のそれらレコードを吹き
込んだオリジナルのアーティスト達が日夜ダンスホールや
パブで旺盛に同じ曲を生演奏していた姿も想像してしまい
ます。ホーンはもとよりウクレレ、バンジョーに洗濯板も入っ
たレトロ系はまさに古くて新しいニューオリンズの定番。
#2.Boola Hooは何と1917年の曲、#11.Let's Incorporate
では目立たないけどピアノがチャーミングです。
この2曲何となく似てますよね。
2010 USA Independent
コミカルに歌が漫画チック・劇画チックなのが個性のひとつ、実にユニークです
Cedric Benoit Songs from the Early Years
コアなルイジアナ音楽ファンの中で評価の高いケイジャン
〜シンガーソング・ライターの一人がこのセドリック・ベノワ。
本作は録音日は不明ながらも全曲がアーリー・イヤーズもの。
小気味よいテンポの曲が多い中、#5.For All Enternity はくっき
りとアルバム中のアクセントに。この女性シンガーは誰なのか、
実に雰囲気の好い人であります。ベノワのケイジャンはカントリ
ー・テイストなのが特徴ですが #13.Love Only Me のワルツな
んかはその典型。そして #4.Angelina Thibodeaux のような
曲が後のベノワの個性を最大限発揮していると感じます。
2011 USA Rock Diamond Records
特典 年間通期2枚会員様に
ボーナスポイント

3,000ポイントを進呈


appleJam レ7クラブ+1
さらにご加入のコース合計枚数が3枚の会員様は5,000ポイント
4枚の会員様には7,000ポイント
というようにご加入のコース総枚数に応じて
累進加算でポイントは増量されます。
詳しくは 7大クラブ共通規約 のページをご参照下さいませ。
2枚コース会員様は
さらにお楽しみ♪

恒例 appleJam2012壁掛けカレンダー(12枚綴り)を進呈します。












2010年の頒タイトル一覧

2010年 1枚会員 2枚会員にはこちらの作品もお届けします
1月 メリハリあるライン取りが特色、一種クール・ブリーズ系ザディコと言えそうな音
Leroy Thomas the Peoples Favorites

2002年の初導入以来、切れ味の良さとスピード感満点のザディコで
確実にお客様の支持を得てきたリロイ。今回特に軽快なフットワーク
が印象的、バンドのメンバーが判らないのが残念ながらもその彼ら
バックバンドの功績も極めて大。特に耳に残るのは#10. 3 O'Clock
In The Morning
で見え隠れするパーカッション群の響き、耳が一瞬
ジャマイカに飛んでしまったような錯覚も覚える瞬間で、独特のこの
乾いた感じがリロイのザディコにいつも共通するフィーリングです。
本来的な彼のノリを象徴するのは#3.Judgement Dayなんかがそう。
2008 USA Self Released
06年盤で感じたコーリーのサムシング・エルスはやっぱりそれが本質だったんだ
Corey Ledet A Matter of Time
今まではセドリック・ワトソンとの共演者という形で聴いてきた極上
アコーディオンでしたけど、これで初めて彼自身がリーダーとしての、
それもはっきりとザディコ色の強い作風で楽しむことが出来ることに
なりました。セドリックの06年作でも感じましたが、コーリーのアコーデ
ィオンはザディコ・スタイルでより真価を発揮する模様です。ここでは
鮮やかにマルチな才能を浮き彫りにするコーリーですが、スクラブボ
ードにはキース・フランクの弟Brad Frank も友情参加。スピード感と
歯切れ良さ満点のフレッシュなザディコで一杯、フィドルがないだけ
でこんなにもイメージが変わるかという驚きもあります。
全曲がナイスな中、試聴用には#7.Moi Femme C'est Fou
を置きます。自然と心が浮き浮きしてくるでしょう?(笑)
2009 USA Independent
2月 スタイルがまだ確立されていない的な微妙さが逆に個性になりそうな気も
Kristin Diable Extended Play
弾き語りチューンでは典型的なヴァンガード系アメリカン
・フォークに聞こえる一方で、キャッチーなバンド付サウ
ンドもあり。ほんのりスピリチュアルな成分もあるのが
特徴で、ウェブ上で見たプロフィールは、それを誤読して
いない限りはルイジアナ・バトンルージュ出身で、最近
まで作曲活動に専念していたマンハッタンの地を離れ
今はニューオリンズ在住の模様です。スワンピーな#1.
Poor boy
と、3曲ライヴ・トラックがあるうちア・カペラ
#8.Be My Husband との対比が際立ちます。
2009 USA  Speak Easy Records
クリオール音楽が米南部の源流を遡ったか、雰囲気がブルージーになってきた
Magnolia Sisters Stripped Down
ストレートなケイジャン・ミュージック以外にもカントリー・ブルース
タッチの#7.Jolie Petite Blondeやファンキー・テイストをしたR&B
チューン#11.Bon Temps Roulerと、今回はなにやらプチ・ブラック
なフィーリングも漂う作風。#4.Point Clear Blues はプロデューサ
ーのJoel Savoy が Egg Shaker で参加、もちろん振ると音が出る
パーカッション系楽器のことだと思いつつ、ケイジャンでこれを鳴
らした作品は私はこれが初めてです。総じてバラエティ豊かなハ
ッピーサウンドが多く、今後の活動に益々注目したくなります。
2009 USA Arhoolie CD-538
3月 ディープなサザンロックにオースチン風極上バラード・ソングが特に印象的
Wayne Toups & Zydecajun Live2009
カントリーロック調からオールマンっぽいサザンロックに加えて元気
溌剌!のトゥーステップまで、とにかく全曲がノリノリのライヴ盤です。
収録は全部で四会場の音源をセレクトしていますが、一貫しているの
が会場の熱くハッピーなレスポンス。あとMartyのまろやかなスティー
ルとMattのドラムが特筆の効果。この中で最もappleJam的と感じたの
がバラード #9.Tupelo Hone。この男臭さはまるでオースチンのJimmy LaFave
です。特筆はラス前#12.Please Explain 、11分超にも及ぶオールマン
風のサザンロックが展開。好きなものを好きなように演るトゥープス、
これでまた一段と男を上げた感有りです。ルイジアナ、もう最高っ!
2009 USA Swallow 6126
 2枚会員様限定商品
キースの次はクリスがプロデュース、実に美味くジョジョのテイストを引き出している感
JoJo Reed My Time to Shine

2000年の復活作でも感じた、ジョジョのシンガーとしての魅力の大きさ。
それが今回はより鮮鋭になっている感、#4.Who's My Friend Remix のよ
うなシンプルな曲で特に歌の旨さを感じます。サウンド的に最も光ってい
るのが#8.You're Bad,Cold and No Good、アクセントになっているベース
の動きがやけにカッコいいのとチープなファズギター・ソロが極上フィーリ
ング、反語的に言えばこんなにクールなチープさが実際に貧弱な訳がな
い、つまりは最高!ってところか。いつも感じるのですが、ザディコのこの
タイプの曲で聴くリズム・ギターにもほんとシビレます。制作にはクリス・
アルドウィンが全面サポート、次世代型ザディコの未来は明るい!
2009 USA Happy Hill Records HHR1004
4月 スティーヴ・ライリー全面参加の、パワー漲る極楽ケイジャン・バンドのライヴ盤
High Performance Live from Breaux Bridge pt.2
ドラムのケヴィンとスティーヴ・ライリーの二人が、かねてより構想を
練っていたのがこのハイパフォーマンスというバンドであることがラ
イナーに記されています。ケイジャン・キングのライリー全面参加で、
しかもリーダーと思えるケヴィンがドラマーだけに耳にはライリーの
バンドっぽく聞こえるのが特徴。構成的にはスティール・ギターの活
躍も肝なんだと感じさせる中、急速なテンポの曲でさえハートはゆっ
たりとした憩いの成分を感じるのがみそ。それこそがケイジャンが
至上の音楽であることの主たる要素の一つだと感じています。
#3.A Baby Again と #6.Hihg Performance Lafayette Two
辺りがこのバンドの特徴をよく出している気がします。
2009 USA Swallow 6217
ユニークなセンスが光るマルチ燃料混合のジャムバンド系ブラス・バンド
Otone Brass Band Untie Your Donkey
ニューオリンズ・スタイルのブラスバンドながらも、根底にはジャズファンク、
そして屋台骨の一部にラテン・フュージョンの成分なんかもある感じ。バン
ドとしてこれが四作目とのことですが各員のプロフィールも含めてバイオは
不明。テイスト的にはネイティヴなニューオリンズ勢ではない気もしますが、
しかし一種の変わり種といった風情に注目しました。#6.Return of the elusive
Sandgoat…
にしてもブラス・アンサンブルとパーカッションが普通のニューオ
リンズ産ブラスバンドとは異種格闘のニュアンスです。#2.Pork 'n Beansでも
メインストリームのジャズ・コンボ的なアンサンブル・フィーリングを感じます。
次回作にも期待大で、そうすれば「顔」がもっとはっきり見えてきそうです。
2008 USA Independent
5月 伝統様式の延長線上にある、クリエイティヴ・エンターテインメントとしての新しいタイプのケイジャン音楽
Cedric Watson et Bijou Creole L'Esprit Creole
テキサスのサンフェリペ出身のセドリック、多くの仲間達がヒップホップに傾倒していく中
何故彼だけはこのオーセンティックなアカディアン・カルチャーに目覚めたのか。その背景
は不明ながらも、「覚醒」後に彼が一直線に目指したのがルイジアナのラフィエだったとの
こと。セドリックのケイジャン音楽への情熱と衝動を当時周囲が暖かく迎え入れたこと、容易
に想像が付くところです。今はすっかりネイティヴなアカディアン・フォークスという感じですが、
そんな中彼の音楽性には常に何かが新しいこと、今回も当店より先にこの盤を記事にされ
ていたはたのじろう氏のレビュー(bsr92.p89参照)でも、やはり同様に彼の中の創造性を
高く評価しています。耳の肥えた批評家の方もそう感じているということで、益々もって
ご紹介し甲斐のあるアーティストになってきました。暮和節句(ボワセック・アルドウィン)かと
思ってしまいそうな#6.Lafayette, LALA は、はたの氏のレビューによればこれこそがOld LaLa
Frenchなのだ!ということになります。それでさえもインテンポ後の解釈が如何にも現代的です。
聴き所が多くて何を試聴用に選ぶか一晩迷いましたが、曲がかかった瞬間カリブの風が吹いて
きそうな#8.C'est La Vieを是非どうぞ。カリジャン(Cari-Jun)とでも呼びたくなるこのたゆたうよ
うなうねりがわたしゃクセになりそうです。まだまだこれからがヒジョーに楽しみな人!
2009 Valcour RFecords
シティに暮らすミシシッピ・ネイティブらしい絶妙ブレンド感が出たライヴ盤
Little Freddie King Gotta Walk with da King 
アンタのブルースは死んだ奴が墓場に起き上がってダンスするに違えねえ!
そんなブルースだぜ…とルイジアナ〜ラフィエのニッキさんは語る。収録場所
はニューメキシコながら中身は至ってルイジアナ色の濃いスワンピーな、それ
でいて実におっとりまったりとしたテイストのブルースが一杯です。特に#4
.I Used to Be Down は曲のネーミングも含めてギター・スリム的な路線を
一直線。前作でも感じたギター・スリム色、好んで自分のキャラクターにして
いることを強く印象付けられます。そんな中、直球のスローブルース
#8.Mean Little Woman に50年代シカゴのチェス産ブルースを感じて二倍嬉しく
なりました。へぇ、こういうのもやるんだ♪最近知ったのですが、彼は今でこそ
10年以上ニューオリンズに暮らす人ながらも出身はミシシッピー・デルタとのこと。
だからこそのこの微妙なバランス感覚が生まれるのですね。
2010 USA MadeWright Record
6月 ルイジアナの大地と天空に吸い込まれていきそうな透明でかつ麗しの歌声
L'angelus Sacred Hymns Collection
その活動が、もしくは自分たち自身が南西ルイジアナの文化を伝承
していることの自覚や自負が強い人ほど、ミシシッピー川より東のエリ
ア(つまりはニューオリンズ)を含まない、あくまでもアカディアの文化圏
から生まれた音楽であることを強調する傾向をいつも感じています。この
兄弟姉妹もやはりこれらの歌がアカディア人の心を持っていることを誇り
に思っていることが伝わり、その意味でこれは非常に民族音楽的な
ポップ・カルチャーの一断片であると解釈します。そう思って聴くと
#9.Muerto Para El Mundoや#12.Be Thou My Vision の響きの何と
牧歌的であることか。心の中の根源的な部分に触れてくる歌です。
2009 USA Independent
随所に感じる天然の癒し系成分、まさに天使の歌声的風情です
L'angelus O Night Divine
幼子が歌う#3.Christmas Treeが象徴するように、作品
そのものが12月に合わせた感じの作りですが、全体は
若く美形の姉妹兄弟たちによる清純で荘厳な響きの歌
のアルバム。後にケイジャン・フォークっぽくなる寸前の
姿で、まさに厳冬期の教会で流れたら抜群に似合いそう
な作品。個人的には雰囲気がアリソン・クラウズ的な#1.
What Cild is This が最もフィットしますが、リスナーによ
っては#9.Ave Mariaこそが最高と言いそうです。南西ル
イジアナ音楽特有の癒しの成分で一杯なのが個性。
2008 USA Independent
7月 快速ザディコマシンと化した絶好調チャビーがハジケまくる一枚
ジノ・デラフォースとジェイミー・バージェロンも一曲ずつゲストで参加
願わくば是非いつかジョン・フォガティとも共演して欲しいっ!です
Chubby Carrier and the Bayou Swamp Band Zydeco Jinkie

ここへ来てのこの軽やかさがまた絶品!ベース奏者は交代したものの
いつものドラムとラブボードのコンビはそのままに、絶妙の疾走感がすべ
ての曲を横断している感じです。コンプレッサーを通したチャカポコ・カッ
ティングのリズム・ギター
の心地よさも格別な中、一瞬一瞬でスパニッシ
ュな乾いたトーンのガットギター
も顔を出したりする点、アレンジ面でも
より一層洗練されてきています。以前からもタフな割にコクもまろやかさ
もあるザディコと感じていましたが、それが渋皮が綺麗にむけてシティ
ボーイになった感。R&Rと合体した#6.Movin' On Up なんかを聴くとつい
ジョン・フォガティwith茶Bなんていうスーパー・セッションを期待!
2010 USA Swampadellic Records


何本もの弦をおかずに弦米のご飯を食べるに似たアンサンブルがナイスです
Seva Venet the Storyville Stringband of New Orleans
2009年9月に地元ニューオリンズでライヴ収録されたシヴァのストリング・
バンドによる全11曲。フル・アコースティック編成の中に一本だけエレキ・
ギターが加わっているものの、耳には全く電気を意識させない音作りです。
この楽団の個性がストレートに出ている気がするシヴァのオリジナル #3.
City Park Strut ではナショナルのスティールとマンドリン・ソロの対比が
鮮やか。リズムを刻む絵出具嵐(エデグラン)のテナー・リゾネイターとの
アンサンブルも心地よく、フィドルをフィーチャーした曲が薬味になって
全体のメリハリも充分、マニアックな1枚です。個人的にはEdegran〜
Venet〜Rhodyとソロを回す#5.Stumbling が最もフィットするトラックに。
2010 USA Independent
8月 イメージでイメージを伝えようとしている感覚、五感で受け止めた瞬間から映像が浮かび上がります
Coco Robicheaux Revelator
このアルバムを聴いていて不意に嵌り込んでしまった世界、それは最近時々見る悩ましい
夢に似て、知っているようで知らない場所を歩いている自分に気が付き戻ろうとするのだけ
ど目的の駅には一歩も近づかない。では手近のバスに乗ろうとすると記憶にある場所にバス
停がなく付近の人に聞くとそのバス停は通りを一本曲がれという。いざ曲がってみるとそこは
未知のストリートでそれならタクシーを拾おうとすると一台も空車がない。それでもひたすら
歩いてやっと目的の駅に着いたら今度はホームの並びが全然違う。一体どうすりゃいいんだ
と途方に暮れる。そんなイメージがじわじわ拡大してきた妖しい音の世界。全編語り口調で
歌われることで醸し出される雰囲気が一種サイケデリック・シネマのバック・グラウンド・ミュ
ージックのようでもあります。聴くと言うより体感する詩の音楽、もっと極論すれば朗読さえも
SEの一部として単に味わうためにコーディネイトされたトータル・コンセプト・アルバム。
無性に詩を判りたくなります。試聴は #5.Fortune Teller と #9.Free City をどうぞ。
2010 USA Spiritland Records
恐らくはサンチェスの、これが原点であり現在の姿でもあるという一風景
Paul Sanchez Live at Papa Roux
全編が自身のギターのみよるシンプルなライヴ弾き語り。同時収録の
DVD映像を観るとステージはどうみても民家の玄関ポーチの風情。恐
らくはパパ・ルー氏の広い前庭を会場とした手作りライヴかと思いますが、
録音は優れた技師と機材のもと収録されたことが判る仕上がりで、DVD
もセットにしたことからサンチェスのみならず関係者全員の思い入れが
詰まった愛情深いアルバムに違いありません。アコギの歯切れ良さが
耳にも心地よい#3.Door Poppin' や、ベストセラー "Exit to Mystery Street"
でお馴染みの#7.Sedationで作品のイメージは充分に伝わるかと
思います。一曲毎に湧く拍手がほんとにアットホームな感じです。
2010 USA  Independent
9月 テリ・ファンなら絶対に押さえておきたい、全部が初物蔵出しソング集
Terri Hendrix Left Over Alls

このCDは何らかの理由により今まで決してリリースにまでたどり
着かなかった古い歌と新しい歌とで出来ているCD。色んなアイデ
アが湧いてきて、実際にレコーディングもされたのに何となくコン
セプト的にその時のアルバムに合わないとか、様々な理由で陽
の目を見ることがなかった曲達。テリはそんな一種壁の華だった
曲達をひとまとめに一気にデビューのチャンスを作ったという訳で
「全部残り物よん」みたいなタイトルもチャーミングですが、ゴメン
ね今から全部ちゃんと頂きます!って感じのジャケットデザイン
も洒落てます。エキゾチックな響きの#8.Summer Fly は何処の
国の夏の蠅を歌ったのか、あとテリにもレゲエ・ソングがあった
のかという#10.Wilderness Song等意外性も含めて楽しい作品!
2008 USA Terri Hendrix.com
8月のクリスマスって判る気がする〜満天の星が包む真夏の聖夜
Terri Hendrix Christmas On Wilory Farm

このアルバムで初めて聴く曲なのに無性に懐かしい感じが
する#4.Declan's Cookieは、そのストリングス・バンド風の
アンサンブルが何ともいえない疑似ふるさと感覚を呼び起
こします。ここで聴けるテリとロイドによるマンドリン・アンサ
ンブルはきっと普段の少人数のライヴ・ステージでも二人揃
えばやってるんだろうなと想像します。#3.Christmas in August
はもし星降る熱帯夜に聴いたら何と涼やかなテリの歌声、と
しみじみ感動するに違いなく。すっきりと5曲でまとめたこの
シンプルさも作品の余韻を爽やかにしていると思います。
2008 USA Terri Hendrix.com
10月 クリスはブラコンに、ショーンはジーザスに、マッテはハードロックと色が決まる中、
ブライアンは最もナチュラルな2000年〜05年頃の第三世代ザディコに戻った感じ

Brian Jack and the Zydeco Gamblers You Don't Know Jack
アンタはジャックを知らない 〜 まだまだ驚かしてあげるよってことかと思いつつ、
今この瞬間のザディコ・ボーイ達自身 5年後の自分がどんなザディコをやってい
るのか判らない、そんな時代なのかも知れないゾと感じました。過去マイルスや
ディランの例をあげるまでもなくスタイルの激変や実験を繰り返して発展したアー
ティストや音楽は少なくないし、だからこそリアルタイムに彼らに付き合うことの
意味と楽しさ、驚き感激は尽きないというところです。今作でのブライアンは最も
オーソドックスな新型(第三世代)ザディコをナチュラルに行く感じ。そんな中、
オレじゃなきゃだめジャンって風の#1.Gotta Be Meがアガラビンビン♪と頭蓋内
をエコーします。続く#2.Freaky もシティボーイ・ザディコ路線が実に爽やか。
2010 USA USA Independent
オースチンっぽい音作りが特徴ながら、ジョー・クラウン全面参加にも注目
って、デイヴはJuiceのベーシストなのでその組み合わせは不思議ではない

Dave Jordan These Old Boots
初めてデイヴのソロを聴いたときの印象がジミー・ラフェイヴっぽい、
つまり見かけはラフ&タフなんだけど背中に西部男の哀愁を感じると言
ったそんなニュアンスだったので、このアルバムにジョー・クラウンが
居るとか、ニューオリンズ産であると知ったときは軽く驚きました。なんて
書いたあとで彼がJuiceのメンバーであることに気がつき納得という顛末。
アンダース・オズボーンによる輪郭のはっきりしたドラムと空中を浮遊する
感のペダル・スチールと、さらにそこに絡むフィドルが実に絵になる
#4.Darknessの極上感。同時に#5.What You Can't Keep の凝った
シンプルさに見る職人気質と、歌ものってこいうのを言うんだよなと
改めて感じます。全編で活躍するJ.クラウンのピアノの詩的さも特筆。
2010 USA Independent
11月 旧世代と新世代をつなぐ架け橋的サウンドのようにも聞こえる落ち着いた仕上がり
Leroy Thomas Jewel of the Bayou

18才から活動をスタートしたリロイはその後26年間で全米39の州を制覇、
海外遠征も三カ国果たしたとのことで現在44才というまさに自身最も充実
した時期を迎えている気がします。私が初めてリロイを聴いた02年盤では
これはスピード違反だ(笑)と感じたくらいのかっ飛びぶりでしたけど、その
時点からだけでも早八年が経過。今作ではのんびりしたカントリー・テイスト
が心地よい#14.Whiskey Bent and Hell Boundといった曲もあったりで、ぐっ
と落ち着きを感じます。個人的な好みは#2.Your Turn to Looseに象徴され
るネオ・オールドスクール感がどんぴしゃハマります。#9.Leo Thomas Says
"Come Back"
で歌うのは、はたのじろう氏のb&sr No.95、87頁の
レビューによれば、派手な出で立ちでしばしばクラブに飛び入りする
名物オヤジとして知られるリロイの父レオ・トーマスだそうです。ちな
みに本作のタイトル「バイユーの宝石」はニューヨーク・タイムズ紙が
リロイを賞賛して与えた言葉だとのこと、ファンにも嬉しい話です。
2010 USA Maison De Soul 1089
ケイジャン・チューンに混じって飛び出す一瞬のプログレやカントリーロックが印象的
Feufollet En Couleurs
私の音楽携帯にはこの二年間ずっと前作のFemme L'A Dit が
入れてあるので文字通り日々の生活と共にアンナの歌があると
いう感じになっています。今作でもそれと同じくらいユニークなフィ
ーリングをした曲が#1.Au Fond Du Lacで、こちらはやや重い展開
ですが何となく70年代の西海岸プログレにも共通する雰囲気が妙。
さらに言えば#15.Toujours En Mouvement のカントリーロック的な
軽快さも現在のフォーフォレーがゴキゲンなミクスド・エモーション
状態にあることを象徴している気がします。It's a Beutiful Dayの
時代とタイムトンネルで繋がっている感が何とも言えない快感です。
2010 USA Feofollet Records
12月 当店イチ押し!安定性、確実性で新世代No.1のフレッシュなケイジャン・ボーイ
Kevin Naquin & The Ossun Playboys Cravin' Cajun
ケヴィンのケイジャン・ミュージックのその心地よさはケヴィン・
ファンには既に周知のことながら、本作でフィドルを奏でるボー
・トーマスとのゴキゲンなアンサンブルが光る#8.Old Crowley
Two Step
は文句なし格別お気に入りのトラックになりました。
歌入りの中ではゲストのルイス・ドロネットのフィドルが活躍する
#11.Think of Me がスピード感、歯応え共に後半のハイライト。
スティールギターの存在感も値千金、作品全体的にも充実度
MAXの仕上がりで、一作ごとに完璧という領域に接近中です。
2010 USA Swallow 6220
兄弟姉妹を離れたアンの初ソロ作は全編がスインギーなレトロ調
Ann Savoy & Her Sleepless Knights Black Coffee
カタカナで書くならサヴォワではなくサヴォイだというご指摘を複数の方から
再三頂いているのですが、実際同じ綴りをした著名な歴史的ジャズ・レーベル
は英語読みでサヴォイと私も読みます。一方で絶対にサヴォワなのだという
当初からのご意見もあって、正直自分ではどっちがより原音に近いのか不明
です。そのことはともかく、本作におけるアンの激変ぶりは弩級のインパクト
有りで、まんまレトロ娘に大変身しています。もろジャンゴ風に仕上げた表題
曲#4.Black Coffe のスインギーなタッチにはアンのスタート地点がケイジャン
であることを完全に失念してしまう音。大スタンダードの#7.My Funny
Valentine
もナイスなら、#9.If You Were Mine のウェットな質感も渋いです。
2010 USA Memphis International