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新録!RareBluesClub

まだこんな未発掘の巨人が居た!とか、こんな凄い実力派が過去日本で
一度も発売されていなかったとか、あるいは製品としての作りが余りに雑な
ため何処も扱おうとしないけど音楽的な中身は凄く良い!といった注目盤
が中心の、文字通りレアなブルース盤をお届けするコースです。仲間には
ナイショで密かに加入しているライター諸氏やコレクター諸氏が最も多い
コースでもあります。

コースは 1枚会員2枚会員 が選べます。

5大クラブに共通のお約束のページもご一読下さいませ → 共通規約

お申し込み方法

「Rare Blues Club会員 ○枚コース申し込み希望」 と書いてE-mailまたはFAXにてお申し込み下さいませ。
その際、お客様の お名前・郵便番号・ご住所・TEL も忘れずお書き添え下さいませ。(入会金は不要)

お申し込みが20日より以前でしたら当月から、21日より以降でしたら翌月から自動的に届きます。

以上の他にもご質問やご不明の点がありましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。

新録!RareBluesClub
2017年の 頒布予定タイトル一覧 (Rare Blues Clubは2017年で活動開始以来17年目)

2017年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 2017年度対象会員様限定盤
Omar Coleman Live! CD VERY LIMITED
本作もまたRBC(Rare Blues Club)会員のお客様からコース選盤希望のあった作品です。シカゴ・ブルース界のニューホープで、ハーモニカ奏者という点でよりコアなファンの注目を集めているとのこと。…続き
2017年度対象会員様限定盤
曲そのものが生命体で出来てるような感触、思わず興奮します

Johnny Sketch and the Dirty Notes Bandicoot CDVERY LIMITED
今から13年前、New Orleans Club会員様向けにクラブ選盤した作品。本作を含めあとに続いた一連のこのグループのアルバムはどれも当時から熱く絶賛の反響を頂いておりました。たまたま倉庫整理をしてとき、彼らのアルバムのうちかろうじてまだ希少数が残っていた作品群を今再び今度はRBC(Rare Blues Club 会員様向けに蔵出し選盤することにしました。どの作品もあのカトリーナ以前のニューオリンズがどれくらい元気だったかを偲ばせる激しくも濃い内容となっています。どうぞご期待下さいませ。以下、当時のままのコメントです。〜〜とにかく勢いのあるバンドで、そのうねりはそれぞれの曲に活かされているアイデアと気持ちよく癒合していて、まさにこれが進行形のニューオリンズなんだなぁと感じ入ってしまいます。特にタイトル曲"Bandicoot"はその小刻みなビートとその後の二拍四拍の展開も含めて曲の立体化に成功しています。中でもここでのイレクトリック・ヴァイオリンは、中盤のベースのバースを挟んで実に効果的に投入されています。曲に頭部と手足が付いてるっていうこの感じ、もう最高です!
2003 USA Full Frontal CD-0014
2月 2017年度対象会員様限定盤
王道路線で伝えるケイジャンの真の魅力、今回は片面がCD、片面がDVDという構成
Steve Riley And The Mamou Playboys Dominos CD-DVD 両面仕様 Dual Disc VERY LIMITED
発売後10年以上が経過、重要作品ながら既廃盤になったこともあってか一部ストアでは目が飛び出る価格になっている作品。幸いまだ当店に在庫があるうちに今度はRBC会員様向けに蔵出し選盤することにしました。中身はケイジャン・ミュージックながらそこはかとなくブルースファンの心をくすぐるライリーの底抜けにハッピーなルイジアナ・サウンド。思えば熱心なブルースファンの私もある時期から突然にこの脳天気なケイジャン音楽にハマッたものでした。ほわ〜んとしたヒルビリー系ののどかさと、それでいて何かしらスピリチュアルな成分も感じる不思議な音楽。歴史的にもクリオールの血を引く人々の伝統文化のひとつがこのケイジャン音楽ですからそういう意味ではやはりブルースと並ぶ米ルーツ音楽の至宝と言えます。今回は時代を象徴するかのような新形態=その名もDual Discで登場した作品という点にも注目。毎回作品毎に風格を増してくるライリー、ここでの安定感は過去最高で、共演のサム・ブルッサーのエレキも何ともいえない良いトーンで、この音クセになりそう。DVDの面には15分程のスナップ的な演奏シーンと若干のトークにあと付録的にバイオ等を収録しています。
2005 USA Rounder 11661-6112
2017年度対象会員様限定盤
生命体は着実に進化を遂げて、いよいよSFの世界にも突入!
Johnny Sketch and the Dirty Notes Live at the Spleaf CD
VERY LIMITED
2003年のデビュー作に続き、ニューオリンズのレア盤コレクターに彼らの価値を決定づけたアルバム。12年後の今、再び今度はRBC会員様向けに蔵出し選盤致します。カトリーナ以前のニューオリンズが持っていた類を見ない破壊力を是非ご堪能下さい。以下は当時のままのコメントです。〜〜デビュー作ではあたかも生命体のような感触の音という比喩を用いましたが、その印象は益々確信になってきました。ハイライトのひとつは#5で、これがファンクやでぇ!といった感じの強烈なチョッパベースに始まり、うねりを伴うSFチックなフィドルの登場、限界まで重く歪んだエレキ・ギターと交互に織りなすソロワークには完膚無きまでに叩きのめされます。中間部にグレイトフル・デッド風の宇宙空間を挟んでバンドはさらにずんずんと未知の銀河へ突入。この10分間の宇宙旅行、他のバンドでは絶対味わえない彼ら特有のものです。ライヴでこれだけスリリングに大作をやってのけるという点も如何に彼らがシュアーなバンドであるかを物語っています。全曲が個性的で素晴らしいです。
2004 USA USA Full Frontal FF 1402
3月 2017年度対象会員様限定盤
Eric Moore Clean Plate CD VERY LIMITED
本作もまたRBC会員のお客様から熱心な選盤のご要望があった旧作アルバムで、極熱のファンキー&グルーヴィーなサウンドが真骨頂の1枚。バックの編成も曲によってブリブリのホーンもあれば西海岸テイストの極熱ヒート系クロマティック・ハープが聴けたりします。…続き
2017年度対象会員様限定盤
質実剛健という言葉がしっくりくる掛け値無しの実力派女流ギタリスト
Barbara Jungfer Vitamin B3 CD
VERY LIMITED
最近Blues Women Clubでお届けしたアルバムでもろにファンキー・テイストをしたジャズ・ギターに惚れ込まれた、からかどうかは定かではないものの突如本格派の女性ジャズ・ギタリストをクラブ選盤してというご要望を頂きました。今流通している新しめの作品からご期待に適うものを探しましたがやはりこの時代、事はそう簡単ではありませんでした。幸いかなり以前に仕入れた作品で、当時ジャズ倶楽部で選盤したドイツの名手バーバラ・ユンファーのアルバムが適量残っていました。これを今般BWCとRBCの二つのコースで横断配布することにしました。既に廃盤と思われる貴重な在庫で二重に喜んで頂けることと思います。バーバラは1993年から自己名義のグループで活動を始めた大ベテランですが資料不足でバイオはほとんど判りません。がしかし、ハモンドB3とドラムをバックにシンプルなトリオ編成で熟達した演奏を聴かせてくれるこの作品、聴けば聴くほど彼女の深みのあるパフォーマンスに引き込まれるばかりです。ジョン・スコフィールドにも通じる硬めのファンキー・タッチでクールに決める#1、3でのノリは特に印象に残ります。全9曲中、8曲が彼女のオリジナル、作風は手堅く中でも#6 God Bless The Childはドラムとのコンビネーションが特筆。作品全体、随所にひねりが利いていて何度でも聞きたくなる上、ファンキーで硬めのセミアコ・トーンが何よりギター好きの心を捉えて放さない感じです。
2001 German YVP MUSIC 3097
4月 5年前に書いたキャッチコピーが今回もそのまま当てはまる 〜〜 抜群の歌唱力と クールなギター、限りなくソウルフルな連続技に悶絶!!
Eddie Cotton One at a Time CD
資料には今回が日本初登場と書いてあるのですが、当店のBluesClubやRBC会員のお客様には2002年の初導入時以来既にお馴染みのあのエディー・コットンその人です。当時ミシシッピーの会社と直取引していたときに仕入れたグレイディ・チャンピオンのCDをきっかけに、その次にコットンの作品を導入したという経緯でしたが
 …続き
2017年度対象会員様限 蔵出しリバイバル選盤
これもま絶品のNew Orleans ピアノ・ブルース!
Champion Jack Dupree One Last Time CD VERY LIMITED
2017年の蔵出し選盤で、英JSPや英デッカ盤のジャック・デュプリーを類似穴&New Orleans Clubの会員様にご用意したとき、ずっと未掲載のまま倉庫に眠っていたブルザイ盤の本作も発見。在庫数の都合からこちらはRBC会員様に選盤することにしました。いきなり話が脱線しますが、以前「米デッカ盤」という言い回しをしたときレーベル事情に詳しい方から、デッカは英国の会社だからその書き方はおかしいという指摘を受けたことがあって焦りました。確かに会社が設立されたのは英国で、後に米国に子会社を作ったため英デッカ、米デッカという区別をしていたのですが突っ込まれるとその辺の自信はありませんでした。そのことを突然思い出し、今はネット検索で直ぐに大抵のことが判る時代、早速ググってみたところ当初は子会社という位置づけだった米国の方のデッカが第二次大戦後の混乱期に事実上の独立を成したのだと判りました。以降1990年代の音楽業界再編時に英米のデッカ共にユニバーサル・レコードに吸収された模様で現在は恐らく原盤的にも英米の区別はなくなってしまったかも知れません。そういえばニューオリンズのBlack Top Recordsが1999年に解散して以降、2006年に日本のP-Vineレコードが同社の音源を手に入れたと聞きますが、そのP-Vineもまたその後スペースシャワーに買われて以降はBlack Top盤の再リリースが途絶えたままになっています。アンソン・ファンダーバーグやスヌークス・イーグリン等100枚以上の貴重な作品群がずっと休眠しているのは世界的にも勿体ない話だと感じている次第です。
1993 USA Bullsey Blues 
5月 二つの大災害カトリーナとBP石油流出事件以前のメチャ×2元気だった頃の特濃イジアナ女子特集
コーラスで聴くケイジャン、そこはまさに若草の息吹に満ちる平原って感じです

Les Amies Louisianaises La Musique Unique Des Acadiens CD VERY LIMITED

これが彼女たちの記念すべきデビューアルバム。出発地点はやはりケイジャンにあったことがはっきりと判ります。その後活動を続けていくうちにゴスペル色が強まったものと思われますが、このアルバムも実に捨てがたい魅力を発散しています。全てがケイジャン一色というのでもなく、特に中盤#7〜8の二曲はノンカテゴリー的なコーラスが印象的。特にちょっぴりドラマチックな趣も漂う"Mardi Grass,o Mardi Grass"はフィドルとストリングスアンサンブルの絡みが実にユニーク。一方、アコーディオンが登場する曲はケイジャン度も高く、いつものあれって感じがとてもいいです。
1997 USA Musique Acadienne MACD-0008
2017年度対象コース会員様限定 蔵出しリバイバル選盤
若手も古参も全力投球、そのフレッシュさにそそられる 03年の超熱ライヴ・コンピ!
V.A. Live at the W.C.Handy Blues Awards
VERY LIMITED
21世紀の今、全米で進行中のブルースとはまさにこれのこと!って言う感じの組み合わせ。古参のルーサー・アリソンは既に故人ですけどやはりW.C.ハンディ・ブルース・アワードには欠かせない要人だったことの証明ですね。個人的に嬉しかったのはその父ルーサーの18番を、デボラ・コールマンとの共演で熱演するバーナード・アリソン。あと、ポール&アニーに、スーザン・テデスチーといった若手の常連化が何よりも頼もしくなる一作。ボビー・ラッシュの8分超に及ぶ"Hoochie Man"と一曲だけなのが実に惜しいボニー・レイットの"ThreeTime Loser"がまさにアルバムのハイライトです。いずれも入魂のトラック!2017年の今、世界廃盤につき今や入手困難な貴重盤となりました。当店もこれで在庫完売になってしまう最後の蔵出し選盤です。
2003 USA Tone-Cool/Artemis 751-163
6月 2017年度対象コース会員限定 蔵出しリバイバル選盤
60年代末期の西海岸フラワーロックに対抗するサイケなリバプール・サウンドみたいなテイストがナイスなバンド。ラスト、ジョージ・ハリスン的な甘さもGood。
Big Blue Marble Natchez  CD \3,000+VERY LIMITED
彼らの独自の時代感覚はサイケ〜フラワーピープルのムーヴメントを目の当たりにした世代には実に衝撃的な音だと思います。2017年の今、彼らの作品がパッケージでは入手不可になっていることに気づき、急遽RBC選盤にて蔵出しすることにしました。今後彼らのような指向性を有したアーティストが出現する確率はゼロにも等しく、特に本作はニューオリンズ産としては大変貴重な作品になったと感じています。以下は当時のコメントそのままです。  〜〜黙って聴かされたらこれを2007年のニューオリンズ産の新譜だと見破れる人はまずゼロではないでしょうか。これを聴くと耳が勝手に60年代末期から70年代初頭にかけて大西洋を挟んで激しく互いに影響し合ったロック・リヴォリューションの時期に数多く生まれた英国産の音楽が持っていた波動をキャッチしてしまいます。中でも特に#6.Had Enough から#8.Loading Up the Train へかけての三曲はその典型、初期のピンクフロイドやジェスロタルにビートルズ等が持っていたDNAの一部を今に受け継いでる気がします。全然ニューオリンズらしくない音がこれまた反語的に新鮮に感じます。
2007 USA Independent
2017年度対象会員様限定 蔵出しリバイバル選盤
ファッツ・ドミノからニール・ヤングまで多彩なゲスト陣も輝く、ボビー自身の選曲によるベスト選曲19曲 + 未発15曲
Bobby Charles Last Train to Memphis (2CD) VERY LIMITED
冒頭、メンフィス行き最終列車だよ〜という声が妙に郷愁を誘うトレインソング。レイドバックしたリズムにうねるサニー・ランドレスのギター、もうそれだけでOK牧場!ボビーのこの二枚組ベストには75年〜2001年の間の音源から未発を15曲も収録したDiscのおまけ付。おまけというよりどっちもメインディッシュと言った方が正解の素晴らしくも濃い内容となっていて、アメリカンルーツ系の好きな方全員のマストアイテム。かつてあのクラプトンも通過していったスワンプ・ロック、その原点がここにあります。極上の逸品!
2003 USA Rice'n'Gravy Records BOG 350
7月 テレサ・ジェイムスの参加が目を引く胸キュンのメンフィス・ブルース
Jim Gustin Memphis CD VERY LIMITED
キーボード入りの6人編成で丁度いい感じにダウンホームなテイストは、心地よい伸びをしたエレキ・スライドと共にまさにイメージ通りのアーバン系メンフィス・ブルースです。RBC選盤だけだと勿体ないのでL&NOCのお客様にも今回お届けさせて頂きます。だみ声ヴォーカルがプチ・ジョー・コッカーですが、コッカーほどソウルフルという訳ではなく、あくまでサザンロックのフィーリングが濃い歌声。全曲オリジナルでの構成、アレンジ面も含めて確かなプロ集団の音作りは、アルバム制作が今回は初めてではなさそうと思ったらやはり少なくともあと2枚はリリースしている模様です。これを機に今後の作品は可能な限り追おうと思っています。
2017USA Independent
お楽しみに♪
8月
9月
10月
11月
12月
特典 年間通期会員様に

appleJam 特製12枚綴り
壁掛けカレンダー進呈





新録!RareBluesClub
2016年の 頒布タイトル一覧

2016年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 2016年度対象コース会員様完全限定
久々のメンフィス・タッチのブルースに思わず頬ずりしたくなる瞬間
Shelly King Fisher Original Songs from the Herbrew Hillbilly CD
VERY LIMITED
どうやらこれは彼女の同名の独演ミュージカルを模して制作された一種架空のオリジナル・サウンドトラック・アルバムと解釈すればOKみたいで、パッケージを見開くとそこには本ミュージカルの公演ポスターのイラスト写真があった。…続き
2016年度対象コース会員様限定
ここにあるのはまさにアメリカの歴史的宝なんだけど、今回もやはり掘ったのは英国ACEの人々でした
V.A. Reaching Out - Chess Records at Fame Studios CD

マッスルショールズ・サウンドことフェーム・スタジオ録音が今改めて脚光を浴びている瞬間、何とそういう切り口があったかと感涙するファンが続出しているのがACE編集のこの企画。…続き
2月 2016年度対象コース会員様限定
共にユニークなそのヴォイスとギターに一発KO、もろメンフィス・テイストのテネシー・ブルース
Mick Kolassa Gohsts of the Riverside Hotel CD
当店がまだ浜松市田町(今では西区田町という表記に)の交差点にリアル店舗を構えていた頃、日本では当店しか扱っていなかったドイツTAXIM社がリリースする白人ブルースマンによるテネシー・ブルースの諸作品が絶賛を浴びていた時期がありました。本作はまさにあの頃を思い出す音で一杯。…続き
2016年度対象コース会員様限定
Lucy Kaplansky
Tide CD

今までの倉庫スペースから新たに確保出来た新規の倉庫スペースに在庫の商品を移動中に発見・救出したのがこのルーシー・カプランスキーの今や幻となったデビュー作とセカンドアルバムの2作品。実は導入時のストックを見失ってしまったことからちゃんとした掲載をしていなかったアルバムで、今回たまたま倉庫にあるすべての箱を開けて中身を再チェックした際にやっと見つけることが出来ました。…続き
3月 2016年度対象コース会員様限定
オースチンでメキメキ頭角を現している若手スライド・ギタリスト、大・大・大の要注目株です
Brint Anderson Notes from Clarksdale CD

97年のスタジオ盤とは対極にある全編アコースティックなライヴ盤。とはいえ骨格のはっきりしたサウンドと力強い歌は同じ。 …続き
2016年度対象コース会員様限定
Lucy Kaplansky Fresh and Bone CD
2015年の秋、たまたま倉庫にあるすべての商品の箱を開けて中身を再チェックした際に見つけた未掲載CD。こちらのセカンド・アルバムは当時から世界的にセールスも好調で今でも普通に流通していますが、何故かデビュー作の方は幻化してしまっています。…続き
4月 ブーブー式イレクトリック・デルタ・ブルース改2 制式採用の重量感
Boo Boo Davis Old Skool  CD

ミシシッピー・デルタの生家は伝説のチャーリー・パットンのご近所さんだったことや、ブーブーの父がエルモア・ジェイムスやジョンリ・ー・フッカー等と共演したりしていたことから、幼い頃から泥臭いブルースに直接親しんできた人。当店ではいち早く1999年の時点で彼の作品を日本に初導入して以来、…続き
2016年度対象コース会員様限定
2000年盤のアコ・スライド編と対を成す感じの、シャープなエレキ・スライド編
Brint Anderson I Knew This Would Happen CD
バイオも不明、送られてきたプロモ盤の音だけで取り扱うことを決めた作品。その最大の動機はやはりBrintのミュージシャンとしての際立った存在感、変哲ないスタイルのアメリカン・ルーツ・ミュージックにも関わらず、この確かさは何処から来るんだろうと云うのが興味深いです。…続き
5月 2016年度対象会員様限定盤
次回作も是非!と期待されていたジョー・カルーソの2015年作、この軽さがクセになるというまさにその路線です
Joe Survival Caruso You Never Had These Blues CD
VERY LIMITED
軽快なファンクブルースに真骨頂を発揮する中、そのニューオリンズ・ブルースの色調にちょっぴりのカリフォルニア・フレイバーが混じるのも特徴。…続き
2016年度対象会員様限定盤
2016年冬、イアンを探して!とのご依頼に奇跡的に倉庫から蔵出し出来た今は入手不可の貴重な作品群、こちらはライヴ盤CD
Ian Parker Live ...Whilst the Wind CD
VERY LIMITED
今はもう入手を諦めていたというお客様が偶然当店にお問い合わせ下さったことで、今回改めてイアンにスポットを当ててのクラブ展開です。とはいえたまたま在庫僅少残っていただけなのでいずれも対象コース会員様限定での展開。そのことはともかく、今で言うとマイク・ジトにも聞こえるこれらイアンの各作品は確かに血眼になってそれらを探す方があるのも判ります。…続き
6月 Richie Milton & the Low Down Prekatrina CD-R VERY LIMITED
ゴスペル・アルバムなのかと錯覚する幕開け、#1.Prekatrina での実際はルイジアナ音楽特有の底抜けに陽気な展開へと流れゆく様にふいにジェイミー・バージェロンの顔が浮かぶ瞬間。…続き
これが彼の出発点、底知れない豊かな音楽性を感じさせる既に完成型をした作品
Ian Parker Inside CD
VERY LIMITED
2007年盤から逆に遡る形で聴いたこの2003年盤は実に意外なくらい新鮮に聞こえます。如何にも英国の青年らしい、陰影に富んだ歌はこの時点で既に完成型をしていたことを知ります。一方#4.では…続き
7月 Nora Jean Wallace等、ゲストにも注目の85年シカゴ・セッション
Jimmy Dawkins Feel The Blues VERY LIMITED
1985年のシカゴ・セッションのリミックスであると記載されていることから、恐らく同じ内容のものが過去にリリースされていたのだと思われますが、今回のリイシューでは"So Good To Me"のオルタネイト・テイクが追加収録されています。…続き
ゲストも凄い!ファンにはとても貴重なコレクターズ・アイテム、
Jimmy Dawkins Tribute to Orange CD VERY LIMITED
#1〜#8にゲイトマウス、#9〜#13にはオーティス・ラッシュが各々ゲストに参加しています。元々はフランスのブルース・レーベル、BLACK&BLUE音源をEVIDENCEがリイシューした作品。…続き
8月 2016年度対象会員様限定盤
観れば判るさ♪ の最強白人だからこそブルースのDVD!同タイトルのCDもあるのにその両者で異なるテイストを楽しめる面白いライヴDVD
Ian Parker Live ...Whilst the Wind DVD
VERY LIMITED
映像で観てさらにはっきりしたのは、このイアンは語りかけるように歌うその歌と、歌で伝えたことのイメージを補強するかのように丹念に弾くギターソロの、その両者のパフォーマンスの比重が全く同じタイプのシンガー&ギタリストだということ。その姿の迫真ぶりは…続き








Keith Stone the Prodigal Returns CD VERY LIMITED
#3.First Loveでも感じるこの実直さ、オレはブルースが好きなんだというのが直球で解るトラックで一杯の作品。感触的には…続き
9月
消息不明になる以前の、戦前まだ若いときのスリーピーがタップリ聴ける大変貴重な発掘盤!

Sleepy John Estes with Noah Lewis and Yank Rachel : Gus Cannon
the Legendary 1928-1930 Recordings 2CD
VERY LIMITED
JSPのデジタル・リマスターによる発掘シリーズの中でも際だって重要な一枚で、1928-30年のミシシシッピー・ブルースやジャグバンドがいきなり眼前に復活したかのような嬉しさも大。共にノア・ルイスのハーモニカがたっぷり聴ける点でハープファンからの目線も熱く、スリーピー再発見後のハミー・ニクソンと組んだ音とはまた異なった味わいを楽しむことが出来ます。バンジョー弾きのガス・キャノンもまとまった形でのCDが少ない中この2枚組は沢山の方をハッピーにすること間違いなし。特に戦前ファンでなくともすんなり聴けて内容も濃いという点でもこれは実に素晴らしい復刻盤!
2002 UK JSP JSPCD3406

★★★★☆
ほんのりテックスメックスの香りもする小粋な、しかしきっちりと日向の土の臭いがする音で一杯
Shelley King Building a Fire   CD
VERY LIMITED
まずはじめに、この人は先にご紹介した Shelley King Fisher と同じ人なのかという疑問。パッケージの写真では髪の色がまるで違うこと、サングラスをしているしていないの違いから、見た目では別人と判断する方があっても不思議ではないかも。でも耳で聴く限りこの声は99%同じ人だと私は感じます。…続き
10月 2016年度対象会員様限定盤
Corey Dennison Band S/T  CD
クラブ会員のお客様から、機会待ちでいいので入手出来たらクラブ選盤してというご依頼があったデルマーク盤2作品のうちの1枚。今般マジック・サム衝撃の復刻盤と同時に手配するチャンスがありました。…続き
2016年度対象会員様限定盤
Guy King Truth  CD  
珍しくイスラエル出身のブルースマンがシカゴのデルマークからデビューを果たす。本作はかねてよりクラブ会員のお客様から選盤のご希望を頂いていた作品で、マジック・サムの話題盤と一緒に手配することが出来ました。…続き
11月 リヴィング・シカゴ・ゴスペルの決定盤、サイレンレコードから再びの登場
Chicago Gospel Ketboard Masters Lift Me Up CD

ガチガチに保守的な教会や信者の中には今でもゴスペルだけが神の歌でブルースは世俗音楽だという明快な線引きがあると聞いたことがあります。…続き
ブルースとゴスペルの境界線がなくなる瞬間をキャッチしています
Gospel Keyboard Trio Heavenly Keys CD
二台のピアノと一基のオルガンにドラムが加わった四重奏団で爽やかなタッチで耳を擽りつつ、その実ディープなスピリチュアル・ミュージックを聴かせてくれるキーボード・トリオの三人が主役。このうちRev.
Dwayne Masonは同じサイレン・レコードから先に単独のアルバムを出していますので既に彼をご存じの方もあるかと存じます。リリース時にはダウンビート誌のブルース部門で紹介されたくらいで、いわゆる
ブルース・ピアノ・ファンにも文句無しのお薦め。宗教を持たない私でもこれを聴くと慈愛に包まれた感じの温もりに浸れるのが特徴です。
2005 USA The Sirens Records SR-5012
12月 2016年度対象会員様限定
二人のハーモニカ奏者を交互に起用、オルガンとサックス入りの曲もあり全体が重厚な印象に
Reverend Raven the Big Bull
CDVERY LIMITED
ズシンと下っ腹に響くややくぐもった重低音域のオルガン・サウンドとエレベのコラボがゴキゲンな …続き
昔は緩すぎと感じたこの音が、何とかなり凄い内容ではないかと改めて今思う
Buddy Guy D.J. play my Blues VERY LIMITED
1981年のシカゴ・セッションですがなんとなく緊張感に欠けたプレイが続きます。個人的に好きな曲、"All Your Love"もやややって感じのテンションであります。〜〜〜 と書いていたのが1999年当時のコメント。最近(2016年8月)になって他のJSP盤のバディ・ガイにご注文を頂いたのを機に久しぶりに本作を聴いてみたところこれがガラリと印象が変わりました。99年当時はこれを二つ星評価にしていたのにそれが一気に星四個半に昇格です。冒頭から他レーベルのバディ作品にはない独特の柔らかいテンションが続き、今になって思うにこれはその意味でもかなりの隠れ名盤ではないかと目から鱗の瞬間です。男に二言はないつもりでいつも仕事をしてきましたが、本作に関してはマジにごめんなさいの気持ちです。数量に限りがある廃盤商品故、対象会員様限定の蔵出し選盤となりますがRBC会員様はぜひ本作のお届けを楽しみにお待ち頂けましたらと思います。90年にシカゴのクラブで生で観た超攻撃的なバディとは対極の、とてもジェントリーかつソフトな緊張感が心地よいです。
1994 UK JSP 256


新録!RareBluesClub
2015年の 頒布タイトル一覧

2015年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 オーティス・クレイ(Otis Clay)
最強にして最高峰のソウルブラザーズがここに誕生、泣けるサウンド満載の絶品盤
Otis Clay & Johnny Rawls Soul BrothersCD
コアなファンから絶賛のお言葉を頂戴した前作13年盤の余韻も冷めない今、今度は何とクレイよりは9才若いロウルズとソウルブラザーズを組んでの新作が登場です。…続き
ナッシュビル産だけど、そこはかとなくルイジアナの香りがするハーモニカ、ほのぼのっとした牧歌的フレーズが妙味です
Jelly Roll Johnson the Land of Dreams
CD LIMITED
最初の興味は、その曲自体が大好きな#5.St.James Infirmaryをハーモニカで吹いている作品〜というのがとっかかりでした。それがやはり同じくらい…続き
2月 彼もまた異才の一人、インディアナ州出身ながらメンフィス・サウンドに多きな影響を受け、L.A.で主に活躍するという
Mighty Mo Rodgers Mud'n Blood A Mississippi Blues TaleCD
前作でも感じた、人々へ向けての観念的なメッセージが今回もビンビン発せられているとても深い作りのコンセプト・アルバム。大学時代に哲学の学位を取得したという経緯を知ってまさに腑に落ちた瞬間。…続き
淡々と、しかしノーブルな味わいもするアコ・ブルースの世界が拡がるライヴ盤
Larry Garner 〜 Garner Merwyk Upclose and Personal CD
2014年に出たDVDで多くの人にその名を知らしめたラリー・ガーナーは1952年ニューオリンズ生まれ、若いときに朝鮮戦争に出征した経験を持ち除隊後のニューオリンズ時代には製薬会社に勤めながら夜な夜なクラブギグをこなしていたという。…続き
3月 待望! ノルウェイ出身の美形レフティ、クリスティーナ・ショルバーグの熱血映像がついにDVDになって登場♪
Blues Caravan 2014
Laurence Jones, Chrischan Skjolberg, Albert Castiglia CD+DVD 2枚組

クリスティーナ・ショルバーグの超新鮮な 2014年のブルース・ギター・アルバム"Come and Get It"にシビれた記憶もさめやらぬ今、ブルース・キャラバンのショーという形で彼女のライヴ映像が遂に形になりました。…続き

2015年度対象会員様限定盤!
Funkadelic Maggot Brain 180g重量盤カラーLP
70年代ブラック・ファンクの帝王ファンカデリックの最高傑作であるばかりか、全米ファンク史に燦然と輝く歴史的名盤が遂に180g重量盤シリーズにて登場しました。当時のLPとの比較でも間違いなく迫力がいや増しているこの手応えは、さすが21世紀のアナログ盤こだわりの最強帝国グレートブリテン産のヴィニールだけのことはあります!…続き

4月 時折からむ自身のピアノがシブ系のオルガンにより二倍引き立つ感がまさに職人の技、時を忘れて聞き入る作品
Chris Foreman Now is the TimeCD
2004年に同じサイレン・レコードのジャズ・シンガー、キンバリー・ゴードンのバックで実にディープなピアノを弾き、その同年に同じシカゴの老舗レーベル、デルマークからも半端なくディープなオルガン・トリオで自身初のリーダーとしてCDデビューを果たすという、大ベテランの割にはCDデビューが遅かったものの、それら2作品でジャズシーンの評価はうなぎ登りでした。…続き

※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。

2015年度対象会員様限定 蔵出しリバイバル選盤!
あのミンデリス盤が鬼レア・アイテムに!
ハイテンション but ウォームな質感がよく似合う、シックなブルース・ギター・アルバム

Nuno Mindelis Twelve Hours CD
ヌーノの場合はストレートなブルース・ギターマンというよりかは、ブルースを素材にしたフレキシブルなギタープレーヤーという感じか。…続き

5月 2015年度対象会員様限定
ここにまた登場した今度は英国BBC制作による注目のブルース・アーカイブス映像
9th Burnley Blues Festival 1997 DVD

1994年英国のTV局BBCが監修したブルース・ドキュメント映像で、一部曲の途中で他のカットに飛ぶものもありますが、おおむねノーカットでの収録。ホルムズ・ブラザーズやエリック・ビブ、ジョー・ルイス・ウォーカーのレア映像が楽しめる点で…続き

まだあった、西海岸モダン/ケントの今なお光り輝く貴重なお宝音源の数々
V.A. Los Angels Soul 〜 Kent-Modern Black Music Legacy CD
今回、試聴用の音盤がないためコメントは輸入元の資料を参考にほぼそのまま転載した恰好になります。(一部自分で書き換えたり書き加えた部分も有り) アメリカ西海岸最大の黒人音楽のインディペンデント・レーベルであるモダン/ケントの、その膨大なカタログの中からジョニー・アダムスからジョニー・コープランドや …続き
6月 遂にディープサウスの名門!あのマラコがグレイディを認めた日、思えば当店誕生時最大プッシュの一人がこの人でした
Grady Champion Bootleg Whistkey CD
ミシシッピー・ブルースを土台に持ち前のディープなサザンソウル・テイストをブレンドしたグレイディの歌とハーモニカに、これは凄い人が出てきたとお客様と一緒に盛り上がったのが、まだ浜松市田町の交差点角に出店したばかりの1999年のとある日のことでした。真っ先に食らいついたのがブルースライターとして高名な方々だったこともあって、…続き
今世紀最強のファンク・コンピレーション盤、70〜80年代の眠れるお宝群が遂に登場
V.A. Soul Emissaries Super Funk CD

この作品は現RBC会員のお客様から選盤のリクエストがあった1枚なのですが、これこそがまさに70〜80年代スーパーファンクの決定的コンピ盤…続き
7月 渋い!穏やかに静かに熱くなってくる感じがた・ま・り・ま・せん!
Lonnie Shields Live at the 100Club London  DVD
LIMITED
1998年4月7日、ロンドンの「100クラブ」にて収録されていたこれもまた大変に貴重なブルース・アーカイブのひとつ。
…続き
肌が粟立つ瞬間、そんな歌をこれでもかと聴くことが出来るベティのこれが総ナイスなデビュー作+α
Bettye Lavette Child of the Seventies CD
1972年にマッスルショールズで録音された後にお蔵入りの運命となり幻の名盤と称されていたベティのデビュー作が今ここに復活。加えて未発曲及び60年代に発表されたシングル曲とを併せて10曲のボーナストラックを追加、まさに珠玉の全22曲が晴れて1枚のCDになったという次第です。 …続き
8月 デビュー期に当たる時代、リック&ロンの全シングルに当時の未発曲を+αした世界初画期的発掘盤
Johnny Adams I Won't Cry - the Complete Ric & Ron Singles 1959-1964 CD
ニューオリンズ系R&Bのパイオニア的レーベルでもあるリックとロンからは今までも沢山コレクターズ向けのコンピ盤がリリースされてきましたが、ここへ来て満を持したかのように遂に王者の、まさに真打ちの登場です。ジョニーが両レーベルに残した全シングルのAB面に加えて、当時は未発だった音源も含むコンプリートな内容。私は今でも、例えそれがステージの裾と上という明快な区切りを挟んでのこととはいえ、90年にニューオリンズで一曲ジョニーと一緒に歌えたことが最高にシアワセな記憶です。…続き
ブルースのふるさとが米国<欧州 化、心ある人はアメリカを捨てるという現実もまたひとつの現象
Big Daddy Wilson Time CD

本作の日本語解説シートによると、50数年前のノースカロライナ州のとある田舎町、貧しい母子家庭に生まれ育ったウィルソン少年はしかし厳格な母の影響で教会でのゴスペル体験が彼の音楽的原体験になった模様。…続き
9月 全曲で熱血ピーター・グリーンの魂溢れるブルース・ギターが炸裂するもの凄いライヴ盤
John Mayall's Blues Breakers Live in 1967CD
当夜、人知れず16才の少年が会場に自分のテレコを持ち込み録音し、そのテープを自宅に持ち帰って長年保管していたという、この大変に貴重な音源を最近になりジョン・メイオール自身が入手しリマスタリングしたという画期的な発掘盤。…続き
ハーモニカ好きは絶対素通り出来ない、ノセクの魅力がとことん爆発したグレート作品
the Cash Box Kings
Holding Court CD

トラディショナル・デルタ・ブルースと黄金期のシカゴ・ブルース・サウンド満載の1枚。当店で初の取り扱いながら何枚かの既発作品を持ち中堅としてその存在感はかなりのもの。…続き
10月 まさにマックスウェル・ストリートのブルースをそのままクラブに持ち込んだ感のリアルなステージ
J.B. Hutto Chicago Slide Final Shows 1982 2CD

J.B.ハットーのスライドを聴くと瞬時に脳裏に浮かぶのはかつてシカゴのワイズ・フールズ・パブで見たリル・エドの勇姿だ。リル・エドはこのハットーの甥っ子でそのスタイルは叔父のハットー直伝の熱血シカゴスライドな由。…続き







1992年フランスにて収録の、アメリカからバンドを引き連れての豪華ブルースショー + ボーナストラック付
Bobby Blue Bland Live & Roghteous 1992 CD
ヨーロッパ各国にはブルースの貴重な未発ライヴ音源や映像が五万とあるといつも期待している一人なのですが、今回のこの作品もまさにそんな眠れるお宝だったもの。…続き
11月 直近の約10年間に録り溜めたコリトアがらみのセッションをシリーズ化して出す計画らしい…
Henry Gray & Bob Collitore Sessions Vol.1 CD
ヘンリー・グレイは、とある日本人女性の協力を得てフランスのラストコールから仕入れていた頃と、その後はザ・キャッツのベース奏者アンディさんから仕入れていた頃と、ニューオリンズの代理店を経由して仕入れていた頃とがありますが、今回のアルバムはヘンリーがいよいよ米西海岸最強のブルースの牙城デルタグルーヴからリリースしたことで、普通にBSMFから仕入れることが出来ました。思えばその …続き
この半世紀、食わず嫌いで聴いていなかった人ほど愕然とする衝撃を受ける可能性が大、ほんとに凄い人だったことが判る総ナイスなシングル・コレクショ
Steppen Wolf the ABC/Dunhill Single Collection 2CD

私が最初にジョン・ケイにシビレたのはDisc1-#3.Sookie Sookieでの妖しい黒っぽさで、その次にやはり何と言っても…続き
12月 2015年度対象コース会員様限定
ちょっと頼りなげな、それでいて好感度が高い歌に個性が滲む
Fade to Blues Born with the Blues CD
VERY LIMITED
久しぶりに聴く黄昏時に似合うほんのりと淡い男ブルースが印象的な作品。少し歪ませたトーンで渋く決めるギター・ソロも印象深く …続き

2015年度対象コース会員様完全限定 蔵出しリバイバル選盤
進化し続けるジャズ、その確かな未来像をここに見る気がする桁違いの優れもの
Vincent Ector Rhythm Master CDVERY LIMITED
ヴィンス・エクターという人を私はこのアルバムで初めて聴いたのですが、 〜 と思っていたら実際はそれ以前に敦賀明子作品で聴いていたことにあとで気づきましたが、それはともかくこの作品の余りの面白さにはきっと誰しも微動だにせず聞き入ってしまうはず。…続き




新録!RareBluesClub
2014年の 頒布タイトル一覧

2014年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 貫禄充分、親父よあとのことはオレに任せて安心してくれと言っているそんな気がする息子の作品
Shawn Holt Dady Told Me
このショーンもまた偉大なるシカゴ・ブルースマンの父を持つ息子。父 マジックスリムが亡くなったのが2013年2月のこと、メンバーが新しくなった新生ティアドロップスを率いて早くも父親の活動をシームレスに継承する姿に、あとを頼んだぞという亡きマジック・スリムの姿が透けて見える気もします。充分な馬力と安定感、息子ショーンが偉業の継承に決して役不足ではないことを確信させてくれます。特筆は2010年作品からティアドロップスに加入していたBJジョーンズのドラムがまさに屋台骨という感じで実にずっしりとはらわたに響きます。テーマ部分のクールさだけでも仰け反ってしまう#9.Love Got Me Walkin'は 名曲Little By Littleの変形に聞こえると感じていたら何と次の#10.でそのLittle By Littleが登場したりと、曲の並びにもお楽しみがありました。個人的には聴いている方も自然とこめかみに十字型血管が浮いてきそうな#11.Please Don't Dog Meにしびれまくり。ギター、ヴォーカル共にあらゆるスタイルを余裕で自分の曲にしてしまっている姿にこれから先がとても楽しみな人だと感じます。
2013 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2355
ペダル・スチールとラップ・スチールが活躍するまさにツイン・セイクリッド・スチールの雄、その活躍は教会だけでは狭すぎる!
Campbell Brothers  Beyond the 4 walls
08年に本邦初公開的なご注目を頂いたあの豪快なニューオリンズ・ライヴから早くも5年が経ちました。教会で、オルガンの代わりにスチールギターを弾くことからその名が付いたというセイクリッド・スチール、ここでも#6.Nobody's Fault but Mine でそのスチールの両雄が熱い競演を魅せています。てっきり4兄弟在籍のバンドだと思っていたのにここではキャンベル3兄弟を中心にということになっていますが、バンド自体の活動キャリアは40年とのこと。ニューヨーク出身ながらも枠的にはニューオリンズ・サウンドに括られているのも特徴です。ペダル・スチールのチャックにラップ・スチールのダリック、そしてギターのフィリップ・キャンベル三兄弟を軸に明快なスタイルのコンテンポラリー・ゴスペル・チューンが展開します。ゴスペル・ソングには時にジョイフル・ノイズという形容が付きものですがまさにその名前をタイトルにした#9.Make a Joyful Noiseでは女性ヴォーカル陣が活躍、ワークショップや小さなライヴ会場なんかでこういうのを聴いたら立ち所に自分でも一緒に歌いたくなること必至です。個人的にはブルース色濃厚な#3.Mama's Goneがジャストフィットで、いわばホルムズ・ブラザーズ的ニュアンスのこの手の曲がもっと聴きたい気もしますが、とにかく40年も続くバンドはそうざらにあるものではないです。
2013 輸入盤国内仕様 BSMF

※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
2月 ソウル度が倍増しになった曲ではとことんシティっぽくかつジェントリーな側面も強調
Vasti Jackson New Orleans Rhythm Soul Bluesl
確かにニューオリンズのR&Bとブルーズン・ソウルは他のとひと味もふた味も違う。そこでヴァスタイはこのタイトルを思いついたに違いなく恐らくシーン初登場の「四文字熟語」だと思います。軽いフットワークで幕開け冒頭のファンク・チューン#1.Taste of the New Orleans と ジェントリーなアーバン・ソウル・チューン#4.I'm So Glad の振れ幅が凄いなと感じつつ、リトルビーヴァーみたいな#9.the Blues Made Meなのも有り。かつてパークタワーのステージで彼を観た人なら#2.Goin' to Bogalusa の渋いギタートーンに感電しない訳にはいかない、というかオン・ステージではリミッターが外れたみたいに爆発していましたが、ここではぐっと抑制の効いたソロでコンパクトにまとめています。これから先のシーンを自分の色で染めていくだけのパワーのあるアーティストの一人!
2013 USA Vast-Eye VJM-4545
7大クラブ初登場2014年度対象クラブ会員様限定盤!〜極上蔵出しレア・ユーロ・ブルース・コレクション♪
ホワイトなブルース・ロックの醍醐味+レトロ・テイストなイレクトリック・ブルースも
V.A. All That BLUES from SWEDEN Vol.1
トランプの変形、#5.Savannah Moonはもし自分に今バンドがあったら絶対カバーしたい曲。#15のBob Manningは多分白人なんだろうけど、昔のゲス・フーみたく黒っぽくてカッコいいし、しかもやたら熱いライヴだ。#12.May I leanはスウェーデン版のキャンド・ヒートだぞという感じがナイス、そして一番意外かつ嬉しく感じたのが今回のCD化でボーナス収録したという#21.Telge Blues のフィンランド産ブルース。まるでクライマックス・シカゴのデビュー作みたいにレトロなイレクトリック・ブルースです。このギタリストのフィーリング最高!自分でもついギターを引っ張り出してしまいます(笑)。ハーモニカ入りも少しありますが、どちらかというとブルース・ギターが好きという方に文句なしお薦めします!
1993 Sweden Jefferson SBACD-12650
3月 Johnny Copeland It's Me Classic Texas Soul
以前だったらシェメキア・コープランドをジョニー・コープランドの娘と紹介していたのに、彼が亡くなってから16年も経ちその間に娘が何枚もアルバムを出す活躍をしてきた今、特に最近ブルースが好きになって、という若いお客様も珍しくない当店の場合は、今逆にシェメキアの父、ジョニー・コープランドは実はブルースマンの姿になる前はしゃきしゃきにディープなテキサス・ルーツのソウルシンガーだったと紹介することになりそう。当時からボクサーからシンガーに転向するのは結構宣伝文句になったのですが、実際ジョニーの歌はガトリングガンの如くハイスピードで繰り出されるマシンガンの弾丸のようなDisc1 #21.If You're Looking for a Fool スピードと破壊力を持っていました。このパンチ力満点の歌にどれくらいの人が一発KOされたかは想像に難くありません。本作では彼がソウルシンガーとして活躍した絶頂期のシングル曲と長らく未発になっていたレア音源やさらには非常に珍しいデモ音源をも含んだ極めて濃い2枚組で構成。ディープソウルファンはもとより普段はあまりソウルを聞かないというブルースファンにも文句なしのお薦めです。後のブルースマンの姿を彷彿とするDisc1 #24I wish I was Singleなんか個人的に特にゾクゾクッとするトラック。これはほんとに素晴らしい発掘盤!
2013 UK KENT CDTOP2-392
7大クラブ初登場2014年度対象クラブ会員様限定盤!〜極上蔵出しレア・ユーロ・ブルース・コレクション♪
Bluebirdsのレア音源も顔を出す、スウェーデン・ブルース・シリーズの第二弾
V.A. All That BLUES from SWEDEN Vol.2
スウェーデンのブルースマンとブルース・ウーマンを19組で19曲収録したコンピ物。今時のモダン・ブルースからR&Rに、ダーティーなスライドが聴けるエルモア風など、とてもエキサイティングで楽しめる1枚となっています。#1.Little Jenny&Bluesbeans のジェニーがキュートかつパンチがあって要注目!また単独のアルバムをapple Jamでも扱ってるSven Zetterburgの#2.I Don't Blame You はT-BONE風のジャジーなブルースを渋くキメています。同様に当店で単独のアルバムを扱っているBluebirds の#18.Sun Turns to Rain も文句無し最高にゴキゲン!他にも軽快なスウィング・ナンバーの#6.や#11.も超GOOD!あと、アコースティックな#9.もなかなかの実力と魅力有りでこれも冒頭の曲と同じジェニーのトラックです。今まで遙か遠くの外国といったイメージしかなかったスウェーデンが急に身近な国に思えてきます。総じてブルースに直球でアプローチするアーティストが多いのが特徴。
1998 Sweden Jefferson Records SBACD-12652
4月 2014年度対象クラブ会員様限定商品
これでもかのカラフル三昧、ブルースの三色アイスがミックスで一ダースもある感じです

Blues Planet III  
ここに集結したミュージシャン約30人、その顔ぶれを見ただけでも息をのむ凄さでタジ・マハールにロッド・ピアッツァにラスティ・ジンが居るかと思えばジャズシーンからは玄人好みするスティーヴ・トゥーレ(ターレと読む人も)も参加、そしてニューオリンズからはDr.マイケル・ホワイトやジョン・クリアリーも加わっています。今回日本初登場のブルース惑星のこれが三作目。このあと遡って初期の二作もupしますが、特に地域性よりもそれぞれの曲での個々人の個性を生かした仕上がりを優先している作品。とにかくオレ達はブルースが好きなんだ!というのが全面に出ていて、その辺りはインストチューンの#11.Blues Planet Jellyに彼らの気持ちが充満しています。加えて何でも有りヨ、という気分が#4.Time to Go Nowの変形ラテン調に滲み出ている感。個人的にはもろ西海岸テイストの#14.Start to Have Some Funが大いにお気に入りに。とにかくこれは今後の活動も含めて見逃せない人たちです。

2013 USA Wyland Records  
7大クラブ初登場2014年度対象クラブ会員様限定盤!〜極上蔵出しレア・ユーロ・ブルース・コレクション♪
ボンセカ・ボンセカ・セカボンボン×∞ = Very Very Happy Feeling!!
V.A. All That BLUES from NORWAY
何とも妖し過ぎて底抜けにハッピーになってしまう盤。かれこれ十年超沢山のヨーロッパのブルースを扱ってきた中でこの盤が最もユニークな構成。至極オーソドックスなブルースやジャズ・ブルースに混じって、オスロの街中にフレンチクォーターがワープしちゃったのかみたいなへんてこマルディグラ・ソング#4.Mojo Guru。さらにはちょっぴりファンキーかつシックな歌物#8.にとても牧歌的なカントリー・ソング#12.まで、間にコテコテのストレート・ブルースや直球R&Bチューンを挟みながらの全20曲。これが北欧のブルースなんだと改めてカルチャー・ショックを覚えます。
1996 Sweden Jefferson Records SBACD-12651
5月 蔵出し爆裂級鬼レア・ザディコDVD Very Limited 2014年度対象クラブ会員限定商品
新録!RareBluesClub
鉄骨倉庫系の大空間に轟く爆裂級ザディコの原始エネルギー、見る見る心が解放されていく快感がまた格別なのダ
J. Paul Jr. and the Zydeco Nubreeds Live In Crosby TX the Classic

この作品自体は2007年に導入済みなのですが、たまたま2014年、新年早々のSpecial Mixで強烈なザディコにシビレてしまったRBC会員のお客様から …続き
★★★★☆
2014年度対象クラブ会員限定商品
豪華ジャケット+豪華ブックレットに滲む彼らブルース惑星の住人たちの意気込みと思い入れ
Blues Planet II

ブルースが好きだという人はそれだけでいつでも世界の人と繋がれる経験をしたことがあるのでは。 …続き
2012 USA Wyland Records

※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
6月 2014年度対象クラブ会員限定商品
ニューオリンズ・ネイティヴなんだけどカリフォルニア・ブルースの息吹も少し有り
Joe Survival Caruso I Gotta Tell Somebody
VERY LIMITED
CDの写真からは何となく太っちょのイメージがありますが、耳に聞こえる彼の歌は若いときのジョニー・アダムスにも似てそこに一切の贅肉はない。…続き
2014年度対象クラブ会員限定商品
遙か見渡す限りの平原と湿地帯、そんなルイジアナで育まれるのが極楽とんぼのブルース魂なのだ。ジョーが居てシャマーが居て、そして茶Bも居る凄い盤!
Peter Novelli Louisiana Roots & Blues Very Limited
音楽に限らず丁度良いフィット感はそれを言い換えると丁度好い緩さとも言えそうですが …続き

※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
7月 2014年度対象クラブ会員様限定商品
Wabiさんのハーモニカで存分に楽しめるラリーガーナー、1997年の英国ライヴDVD
Larry Garner Born to Sang the Blues DVD
1997年11月にイギリスはオックスフォードにて収録してあったラリー・ガーナー with WABIの大変貴重なライヴ映像の登場です。 …続き


※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
2014年度対象クラブ会員限定商品
最近見つけた盤ですが、既に入手困難故に対象会員様のみへの限定配布となります
Quinn DeVeaux Under Covers VERY LIMITED
歌にもサウンドにもそこはかとなくルイジアナの香りがする人で、そこにちょっぴりのゴスペル・テイストも有り。 …続き

8月 2014年度対象クラブ会員様限定商品
遅れてやってきた超大物、英国からCDデビューを果たしたカラマズーの巨人に注目
Eddie 'Blue' Lester Funky Basement Blues
LIMITED
軽快なノリ、滑らかにシャウトするアルトヴォイス、そしてその抜群の存在感と、すべてが一線級の大ベテラン。規模の大きい …続き


※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
2014年度対象クラブ会員様限定盤
チャートものやアイドルしか聴いたことがない人にもきっとすんなり聴いて貰えそうな、そんなナチュラルなチャビーのザディコ
Chuby Carrier and the Bayou Swamp Band Back to My Roots
お店的にはこの茶Bこそがザ・ベスト・オブ・ザディコボーイとして2008年のとある日から不動のステイタスにあります 〜〜 と書いた時の気持ちそのまま今回の作品を聴いた今もそれは全く変わりません。ぐっとソウルっぽくなった …続き
9月 2014年度対象クラブ会員様限定商品
悩殺!あくまでも渋く迫るラフ&タフなギター・ブルース・トリオ

Alex Jenkins & the Bombers VooDoo You
過去、数多世に出たハードなブルース系ロック・トリオの中でもこれは久しぶりに血湧き肉躍るガッツなヤ・ツ・ラ。普段はうるさいギターは苦手だという人でもきっとこれは別、…続き
2014年度対象クラブ会員様限定商品
全BBファン必見のDVD、これを観ないと本当のBBを観たことになりません
B.B.King Living Legend DVD

このDVDの何よりも貴重な点は、映像で見るBBの中ではもっともブルースシンガー度の高かった時期、1968年という時期の映像だということです。…続き
10月 2014年度対象クラブ会員様限定盤
98年当時のレギュラー・メンバーによるオックスフォードでのステージを激接写した貴重な作品

Otis Grand Blues from the Heart  DVD LIMITED
オーティス・グランドの熱気溢れるパフォーマンスをこれでもかと激接写した貴重なライヴ映像が初の作品化です。 …続き
デルタ鬼レア・コレクション蔵出し リバイバル選盤 2014年度対象クラブ会員様限定商品
リアル・デルタ・フェチは買うしかないぞ、という悩ましい盤
V.A. Crossroads Two Paths VERY LIMITED

これはStand On The Oceaneのレーベル・サンプラー的なアルバムでブルース編の"Lewdown,Dirty〜"とゴスペル編の"Let It Be Real"からミックスで編集された企画盤。…続き
11月 2014年度対象クラブ会員様限定商品
これもまた西海岸のベイエリアと直結している気がするニューオリンズ産ファンキー・ブルース・バンド
Heavy Water
Fo' Reel
LIMITED
ニューオリンズ産の軽量級ファンクブルース・バンドで基本はオルガン入りの四人編成ながら、随所でタイムリーなホーンの絡みもゴキゲン。スライドギターに独特のニュアンスがあって …続き

※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。



2014年度対象クラブ会員様限定商品
バーボンストリートやフレンチクォーターで日夜歌っていそうな実力派シンガーがここにも一人
Willie West Can't Help My Self VERY LIMITED
ニューオリンズ系ブルースでオモシロイのを探していたときに見つけた作品です。詳細データは不明でバンドメンバーにも特に著名な名前は見かけないものの …続き







12月 2012年に吹き込まれ機会待ちだったと思われるラッキーのハジケまくり80年代テイスト・ブルース
Lucky Peterson Travelin' Man
時は2012年のとある夜のロンドンで、ラッキー・ピーターソンがおもむろに "ロニースコットの店" のステージに上がり、古めかしいゲイトマウスのナンバーを歌い始めたときこのアルバムは生まれた。…続き

2014年度対象クラブ会員様限定商品
いみじくもイラスト自体もスポーツタイプの大型セダン、ブルージーな中身の音を見事に象徴しています
Greg Lyon & the Hip Operation Groovin'
VERY LIMITED
メンバー的に曲によって三人のギタリストと四人のドラム奏者がそれぞれ入れ替わる構成で、そこに最大で五管のホーンセクションも加わるという豪華な編成。リーダーのグレッグ・ライオンはあくまでプロデュースに専念し狙った音をバンドから引き出しているといった風情です。…続き









新録!RareBluesClub
2013年の 頒布タイトル一覧

2013年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 Wabiさんのハーモニカが大活躍している日本人には2倍嬉しいメイズの初アルバム♪
Jimmy Mayes All My Best
長く活躍してきた歌うシカゴのR&Bドラマーだという認識なのですが、プロフィールがほとんど不明です。恐らくは本作が彼にとって初めてのCDアルバムなのではと思いますが、初めてこの作品を聴いたとき #1.Messin' with the Kid のハーモニカ・ソロ部分でむむ!このニュアンスは聴いたことがあるゾ、誰だったっけとブックレットを見て嬉しい驚きでした。1,3,9,11の新録撮り下ろし楽曲4曲でWabiこと湯口誠司のハーモニカを全面フィーチャー、全13曲のあと9曲はそれぞれ60年代から80年代にかけての発掘音源で構成してあります。古い録音と混じって登場するWabi参加のトラックが抜群のアクセントになっていて、それは後半の#11.Baby What You Want Me To Goでもこのホンワカぶりが最高にナイスです。一方#13.Sock It To Me Drummer では68年録音らしい生きの良さで迫ります。ブルースファンとして、こういうレアな作品を世に出してくれるWolf Recordsに改めて尊敬と感謝の念を捧げたいと思います。Wolfが私は大好きです!
2012 Austria Wolf 120.827
改めて新鮮な気持ちで聴ける、ワイルドだゼェな初CD化4曲を含む超ベスト・セレクト盤!
Vance Kelly Tell Me Why
彼をよく知っている人ほどビックリするに違いないワイルドなギターが炸裂する初出曲始め、ベスト・チョイスされた曲を15連発で聴くことの迫力等、お楽しみが一杯の嬉しいベスト・アルバムが登場しました。シンプルなのに体内の血流が一気に倍増しそうな#2.Wall to Wall や、やるときはヤルんだぜ、とか言ってそうな#15.Hey Joe なんかは特に印象が濃い作品。私の場合はヴァンス・ケリーを聴いたのが2000年盤からという後発組ですが、ベスト盤で聴く彼は改めてとってもソウルフルな人であることを実感します。個人的なお気に入りは#14.Mustang Sally で今後はケリーのこのバージョンを愛唱歌にしようと決めました。

2012 Austria WOLF 120.828

※上記試聴音源は本盤と同仕様のプロモ盤を sound it!というソフトを使用してリッピングしたものをmp3に変換してupしているのですが、それをメディアプレーヤーで再生すると何故か#2.Wall to Wallで「腸内リセットCD」などという意味不明の表示が出ます。この現象はCDのメーカーを問わずごく希に発生します。ほんとに不思議な現象ですよね…。
2月 年度最高峰のリイシュー作品!
米国音楽史にその名を残すダン・ペンのこれが文句なし永久保存盤

Dan Penn the Fame Recordings
これらの楽曲がフェームに録音されてから既に半世紀もの時が流れているにも関わらず、すべての音楽ファンの琴線を激しくシェイクするに違いない訴求力。ここにある全24曲どれをとっても今この瞬間に新曲として通用する根源的な魅力に溢れています。まず気持ちをまっさらにして聴いた#1.Keep On Talking はイントロ部でふいにダイアナ・ロス&シュープリームスの顔が浮かんでしまいます。#3.Far From the Maddening Crowd や #6.Don't Loose Your Good Thing ではオーティス・レディングに代表されるアトランティック・ソウルの雰囲気も漂い#4.Uptight Good Womanではサム&デイヴに代表されるマイアミ系からメンフィス・テイストも有り。アメリカン・ルーツ音楽と黒人音楽の極上の成分がすべてここにあるといっても過言ではなく、これを聴く前の貴方と聴いた後の貴方とではもう全くの別人になっている、そんなとてつもないアルバムがこれ。熱血のお薦め盤!です。
2012 UK ACE CDCHD-1353
2013年度会員様限定盤
メンフィス・アンダーグラウンドのカバーに象徴される極上のソウルフル・オルガン
Gene Ludwig Back on the Track
素晴らしい音に出くわしたとき、思い切った反語を使ってその感動を伝えたくなるときがあります。この作品もまさにそういう衝動に駆られた一枚で、例えば全くの静寂の中に感じる街の喧噪、みたいなものそれが充満した作品です。つまりひとつひとつの楽器は全く耳に煩くないのに音全体から受ける音圧とグルーヴィーな快感は筆舌に尽くしがたい迫力があるのです。こんなグレートなオルガン・ジャズはそう滅多にあるものではない。滑り出し #1.In Walked Bud のクールさと続く#2.Memphis Underground の一撃で早くもマットに沈みます。作品全体を包むしっとり感もまた格別!
USA Loose Leaf Records LL-9804
3月 2013年度会員様限定盤
ザディコ界のVoodoo Child発見! これは楽しい!!
Dwayne Dopsie & The Zydeco Hellraisers Now It Begins CD-R
これには冒頭からがつ〜んという手応えを感じました。かなりのスピード感に存在感、知名度に関係なく良い物を見つけたときは類似穴倶楽部の出番です。迷わず選定タイトルにしました。骨っぽくてガッツがあって、しかもジミヘンの"Voodoo Chil"のカバーが最高にかっこよいのも印象的。かつてテックス・メックスのスティーヴ・ジョーダンもアコ界のジミヘンと称されていましたがこのドゥエインはもっと正統派でスティーヴのような変態ぶりはないようです。ジミー・ロジャースの"That'sAll Right"を"You Told Me"の方の名前でカバーしていますがこの快活なテンポ、なんかくせになりそうで一発で気に入りました。ロッキンドプシーJrの弟ですが、若いのに既に存在感があります。
2001 USA Self Released 品番無し
※以上は2001年当時に書いたコメントそのままです。
2013年度(BluesClub・RBC)対象会員様限定盤
ニューオリンズの新進気鋭キポリ・ウッズのギターが全面参加!
結果ドゥエインのロケット・ザディコの燃焼効率が二乗倍になった手応え

Dwayne Dopsie & The Zydeco Hellraisers Dopsie Strikes
アルバム全体を包むアグレッシヴかつホットなフィーリング、わざわざ Recorded Liveと明記しているのはスタジオで一発録りしたことを強調しているものと思います。ワン&オンリーという言葉は彼のためにあるのかと思うくらい、ドゥエインのアコーディオンはサウンド自体がユニーク、ハイピッチでハイテンションなザディコにとてもその音が似合う気がします。同じくらいユニークなギタリストKipori Woodsの参加がこのアルバムの個性をさらに際立たせた感じで、二人ともにこういったラフな作りが様になる人。実際のステージもきっとこうなんだと思わせる#6〜#8辺りの流れは圧巻の一言、是非とも爆音で聴いて下さいね。
2004 USA Self Released
※以上は2004年当時に書いたコメントそのままです。
4月 映像で楽しむ82年のレッド、ナチュラル・ハイエナジーぶりに文句なし仰け反る瞬間
Louisiana Red the Blues for ID A  B Session Chicago 1982 DVD
アコギとエレキと、持ち替えて11曲のブルースをエネルギッシュに歌う82年のルイジアナレッドを捉えた大変貴重な映像です。収録した日から30年以上の時が流れた今、若々しくはじける勢いのレッドに出会えて感無量。パッケージの写真が内容とは無関係で、この時のレッドはジーンズに半袖の赤いスポーティーなシャツに加えて赤いバンダナという出で立ちです。若さが滲む顔と合わせて大変インパクトのある弾き語り映像で、仮にこのDVDで初めてレッドを知る方でも一発で虜になること間違い無しの魅力です。音のみ試聴用に1曲、#1.Little Boy をピックアップしました。全曲がこの水準!です。

2013 UK JSP JSP-5801
ベル・ファミリー総動員の1989年制作豪華絢爛シコゴ・ブルース・セッション
あの思い出のシカゴ・セッションが2013年の今、遂に+2曲で再登場!!

Carey & Lurrie Bell
Dynasty
JSPがキャリー親子の本拠地シカゴに繰り出して吹き込まれたゴツくて豪快なブルース・アルバム。父キャリー・ベル(hp)を筆頭に彼の息子達ルーリー(g)、スティーヴ(hp)、ピート(g)、ジェイムズ(ds)が一堂に会し全曲もしくは一部に参加というとても豪華なファミリーアルバムとなっています。個々の兄弟に思い入れのある方はそれこそ存分にベル・ファミリーによるコテコテのシカゴ・ブルースを堪能することが出来ます。文句なし王道を行く正当派シカゴ・ブルースの最強烈盤。キャリーのハーモニカもスティーヴのハーモニカも最高!そしてもちろんルーリーのギターが天下一品の泣きをしています。2013年の復刻盤は+2曲のデジパック仕様になりました。
試聴は#3.Sail On をどうぞ。全曲がこのぶっちぎりの水準です。
2013 UK JSP 8846
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
5月 エクセロ・サウンドを進行形で聴く気分、時計が止まった感じに開放感が満点
Ernie Vincent Presents Louisiana Magic
前作で超ディープなお客様からも、完璧にヤラレました♪ というご感想を頂いたアーニー・ヴィンセントが今回も決して期待を裏切らない濃くてまろやかなアルバムを放ってきました。今回は前回と同じメンバーにさらにトローンボーンを加えた三管編成でより厚みのあるバンドサウンドが気分爽快。アーニー自身は至ってリラックスしたパフォーマンスで、当初よりそんな気はしていましたが#9.Swamp Daddy にも現れる気持ちよいこのゆるさは彼が典型的なルイジアナ・ベースのブルースマンであることを印象づけています。インストチューンの#10.We Do Funk が隅に置けない魅力を放つ中、#3.Everyday I Have the Blues の軽いジャブも意外と効くのを実感する次第。
2012 USA Kolab Records
2013年度RBC2枚コース会員様限定盤
20年ぶりに再発売が決まった、これは1993年当時の貴重な米国オリジナル盤
サザンソウル÷ストレート・ブルース + ロックテイストのギターで仕上げた感じ

Mighty Sam McClain Give It Up To Love

冒頭、ブルース・カッツのハモンドB3が最高に魅惑的な響きをしたゴスペル・チューンで早くもK.O.。ここでのサムは典型的なボビー・ブランド・スタイルで歌っていますが、一方で#3.What You Want Me To DoではSRVばりのソリッドなストラトが炸裂、重量感のあるシャッフル・チューンが飛び出したりします。結構ワイドレンジな作りが印象に残る作品で、まさに老若男女問わず誰もが一撃でシビレル作りが特筆。サムの歌とワイルドなギターがとてもマッチングしているのが凄い。6分超のスローブルース#7.I'm Tired of These Blues も文句なしアルバムのハイライト。渋いソウル盤には珍しい弾き倒しのギターが存分に活躍する点で画期的な注目作!2013年の今般、20年ぶりに本作が再発されると聞いて貴重な1993年当時のオリジナル盤をRBC選盤しました。こんなことappleJamでしか出来ませんゾ、ほんとに♪(笑)。
1993USA Audio Quest Music AQ-CD1015
6月 2013年度会員様限定盤
ブルースもジャズも好きという方には文句なしの超濃厚必殺盤!
Jimmy Witherspoon
Big Blues
ウィザスプーンの盤はショップによってジャズのコーナーに入っていたりブルースのコーナーに入っていたりと、お店によって解釈がまちまちですが、つまりはもともとその両者には壁も敷居もなかった時代がある所以、彼の場合まさにその典型を行くスタイルでありました。濃厚なジャズ・ブルース#2.Whisky Drinking Woman での、飲み助の可愛い女の子の歌など、それが彼にとってのハッピーなのか憂鬱の種なのか微妙なところが如何にもブルースと言えそう。#8〜11のインスト・チューンからは#8.That's the Oneが特にお気に入りで、#13.で歌も披露しているハル・シンガーのテナー・サックスが抜群の味わい。加えてギターとキーボードとアルトの助演も総ナイスで、地味な作風ながらも文句なしの傑作アルバム!
1997 UK JSP 285
エキゾチックなアコギ一発曲からファンタジックなオーケストラ曲まで多彩
Michael Powers Bluesiana Breeze 3 Decades 
この人の非凡さは2004年のデビュー作"Onyx Root"で既に証明済みですが、こんな作品も創ってしまう人なんだと改めて。中でもイスタンブールをテーマにした曲はアコギ一発バージョンとオーケストラ・バージョンを並べるくらいの懲りようで、昔から多くのアーティストが中近東特有のミステリアスな音ニュアンスを追求してきた中、パワーズのこのアプローチが私にはピンクフロイドぽく聞こえて激しく気に入りました。試聴は音の粒立ちに小気味よさが漂う#1.19-siventy6と自然とイマジネーション
が拡大する#3.Istanbul をどうぞ。実に面白い!作品です。
2012 USA Independent
7月 2013年度RBC会員様限定盤
心地よい緩さとツボにはまるテンション、まさに丁度いいことの小気味よさ
Otis Clay Truth Is
実に久しぶりに聴くクレイの新作は何とR盤での登場です。このように超ビッグな人でもR盤になってしまうR&Bシーンの現状に少し悲しい気持ちになりながらも、誰が言ったか斜陽のシーンにこそ物事の真実があるのだという勇気百倍の言葉を思い出し。実際、例えばこの時代にアナログ盤を扱っているからこそ熱狂的にオーディオやアナログ音楽に心髄している人々の気持ちが解るし、それと同様ブルースやR&Bが大好きな人の気持ちが痛いほど解るという構図です。いや、それどころか例えばジミヘンやオールマン・ブラザーズだってリアルタイムに絶頂期に聴いていたときより今聴く方が遙かに身に染み入るのが不思議です。クレイは過去に一度シカゴのグラントパークで生で観たことがあるのですが、その日は会場一杯ほぼ100%が黒人の聴衆だったことを鮮明に覚えています。それがもの凄くアットホームな雰囲気でみんなが根っから楽しんでいるのが顔で判りました。本作はそのときの雰囲気を思い出すゆるいミディアム調が多く、ぐっとリラックスして聴ける1枚。どことなく雰囲気がマイアミっぽい#3.I Thoughy You Knewやメンフィスっぽい味付けの#6.Truth is等、じっくり聴けば聴くほど味わいが増します。 個人的にはライヴ音源の#7.I Know I'm Over You、喉も裂けんばかりにシャウトする姿に仰け反ります。
2013 USA Independent ECCD-358
ジェントルレインで魅せるドリーミーなギターとの共演等、如何にものライヴ盤
Gene Ludwig Live in Las Vegas
実際にそこへ行ったことはなくても、ここヴェガスという街はミュージシャンにとってもちょっと他とは違う街・・・そんな気がいつもする街です。恐らくはこの日のラディッグも今夜だけは終始ドリーミーな気分に聴衆を包んであげようと思っていたのではないでしょうか。#1.Love for Saleや #2.Just Friendsといった小唄の選曲になんとなくそれを感じます。コンガが効果的でそれ以上にケニー・バレルっぽいトーンJoe Lanoのギターも最高です。個人的には#6.Gentle Rain が超お気に入り。
USA Blues Leaf Records BL-9831
8月 直球のピアノ弾き語りと軽妙なバンドセット、そしてハイテンションな60年代の発掘音源も加えてこれワンセットでサムのすべてが解る豪華盤!
Ironing Board Sam Double Bang  2CD
現在はニューオリンズを拠点としているものの、彼自身のバンドとしての本格デビューは59年メンフィスでのこと。それより前はマイアミでブギウギやゴスペルを得意とするオルガン奏者だったそう。生まれが1939年サウスキャロライナなのでとても若くしてプロとして活動していた模様です。この名前は当時ステージでアイロン台にキーボードを乗せていたことからその名がついそうで本名はサミュエル・ムーア、最初は嫌っていたあだ名を活動には便利だと気付いてからは気に入ったというエピソードに妙に人間くささを感じます。この眠れる巨匠を新録で「発掘」したのはマニアにはその名が知られるDexie Flogで配給がハルモニアムンディという如何にもの組み合わせ。ブルースファンにはお馴染みのWOLFといい、オーストリアには黒人音楽に造詣が深く熱い気持ちを持った制作者が多いことに改めて敬服。内容的にもバンドで12曲、ピアノソロで13曲、さらには文字通りの発掘音源である68〜70年収録の10曲をカップリングした入魂の2枚組構成。軽妙にファンキーそしてソウルフルなバンドでのサウンドには聴く人を選ばない親しみやすさが大、Disc1#5.Beat the Devil はその典型です。一方ピアノ弾き語りではDisc2#3.Why I Sing the Blues に代表されるように基本スタイルで真摯にブルースを歌う姿をキャッチ。おまけ収録の68〜70年録音の10曲からはDisc2#14.I've been Used がいきなりの直撃弾。続く#15.Man of the Street のこのてんぱった感じの音も含めて60年代音源はスリルが満点。中の写真、往時の一見リトル・リチャードっぽい勇姿に好感度百倍!と感じるのはきっと私だけではないでしょう。個人的にはいまだ衰えていないスピリットを感じるDisc2#5.Don't Worry about Me等弾き語り編に主に熱くなります。
2013 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2326
最強にして極上のメンフィス・ミニー・トリビュート盤が登場!毎日でも飽きないそんな凄アルバムです
......First Came Memphis Minnie
何と、思いもしなかったマリア・マルダーと出る霊(Del Rey)の共演をメインに、あとフィービ・スノウとルーシー・フォスターとロリー・ブロックにボニー・レイットと、そしてココ・テイラーをそれぞれ1曲ずつフィーチャーした全13曲すべてが心臓バクバクの超新鮮なメンフィスミニーのカバー・チューンで構成!真正面から聴いてもバックグラウンドに流しても、こんなに新鮮なブルース・ウーマン作品は滅多にない。これはブルースが好きという方なら誰もが持ってなあかんとってもキュートなアルバム。#4.I'm Saillin'や#6.Lomg As I Can See You Smile はきっと貴方をしてマリアが戦前に活躍した女性だったと錯覚させること請け合い。そして#8.In My Girlish Day はかつてフィービを毎日聴きまくった懐かしの日々が昨日のことのように思える瞬間。加えて#10.Keep Your Big Mout Closedhはルーシーがやっぱりピュアアコな人なんだと改めて思う曲。
2012年 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2313
9月 2013年度RBC会員様限定盤
相当にコアなブルースファンでもこれはまだ聴いたことがなさそうな、地味に凄い隠れ注目盤

Detroit Blues Society Headstone Project Fundraiser
2010年4月18日夕べの想い出 〜 として同日キャラハンズ・ミュージック・ホールで催された4組のステージを収録した、いなたい系の極上ブルース・アルバム。個人的には以前自分のバンドでレパートリーにしていた#11.Walkin' the Dog のこのRoni Collinsのセンスにシビレつつも、Little Sonny Willis の#9.Medely (Medleyのミスプリ?)のとことんなハモニカ職人ぶりは地味ながらも印象が濃いです。迫力という点ではAlligatorの#8.Gettin' Hotter が実にスカッとする展開。一方、繰り返し繰り返し聴くとCarl Henry Band の#2.Black Jack と #4.What Have I Become がじわっと中心点まで染みてくる感じ。当店取り扱いの「Heatstock」のシリーズでお馴染みの名前もあるとはいえ、恐らくデトロイト制作のブルース盤以外ではCDで登場したことはないかも知れない、まさにレア中のレア・ブルースマン達四組の渋いパフォーマンスばかりで、なにげに凄い盤。
USA No Cover NCP-131
ブルースとR&Bとジャズの小唄が次々気持ちよく流れてくるので全12曲があっという間のピアノ・アルバム
Erwin Helfer Erwin Helfer Way

ピアノソロのブルース・アルバムを聴くときいつも思うのは、それこそ戦前から戦後直後までの音楽ファンは78回転のSP盤をラッパ状の開口部を持つ蓄音機でそれらを聴いていたんだよなぁとしみじみ。今はその同じ音楽を最新の録音機材で制作し、現代の音響装置で再生することの贅沢さを改めて感じる瞬間です。それはともかく、同じブルース・ファンでもピアノ・ブルースを聴く人の割合はギター系のブルースの1〜2割程度と感じますが、ヘルファーもその辺を意識したのか冒頭に2曲馬力のある多重編成の曲を置いた後にまず#3.the Fivesでトリオ編成もの、そしてその後にソロ・チューン並べることで気付かぬうちに徐々にしっとりとしたピアノソロの世界に誘われる構成がナイスです。もちろんゴキゲンなブギー・チューンも有りで、個人的には曲自体大好きな#5.Exactly Like You は過去数多の歌手が歌ったカバーソングがじわっと浮き出してくる感じのこのセンスがたまりません。後半締めくくりには冒頭と同様ゴキゲンなサックスが登場、再び分厚い重厚な音でアルバムを閉じるという構成です。
2013 USA The Sirens Records SR-5020
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
10月 2013年度RBC会員様限定盤
アルバム・タイトルにブルースというワードを好んで入れる人の音楽が私は大好きなのダ、

Doni Harvey Deeper in to the Blues
かつて彼の2000年盤に、この作品だけで彼を判断するのは早計、これをステップにきっと自らのフィールドを見つけると思います。〜〜と書いてから早13年の月日が経ちました。その昔はジャズ〜フュージョン界でかなりハードコアなイメージがあった人なのに、やはり人はブルースに目覚めた瞬間から等しく自分の中に基準を持って生きるようになるんだ。ブルースって自分自身の中に芽生えてそして自分で育む音楽ですから、その瞬間から何を見ても何を聞いても常に地軸は自分の中にあるんですよね。本作のタイトルが如何にも象徴的で彼の内部にあるブルース魂の最もコアな部分に潜って歌詞を、歌を紡ぎ出している感じです。もう2000年盤のときとは違って完全に自分の宇宙観が確立していることを強く感じます。久しぶりに聴くドニ・ハーヴェイ、私の場合は初めてエリック・ビブを聴いたときのもの凄くハッピーな気分を思い出させてくれました。試聴は#4.Lady と #8.Deeper in to the Blues をどうぞ、特に#8.はドニのブルースとの付き合い方が鮮明に出ているような気が。余談ながら当店入手後に入手困難盤になってしまったこれは大変に貴重なCDでもあります。
2012 USA Independent
エイモスだからこそのジャズギターの饗宴、スコッチやバーボンではちょっと似合わない、まさに芳醇なブランデーの香りがします
Amos Garrett Jazz Trio JazzBlues
ジャズトリオと言ってもエイモスの場合はギター2本+ウッドベースによるトリオ編成なのが大きな特徴です。相棒のギタリストはキース・スミスという名の人ですが、あいにく経歴等は不明、一貫して粘りけのある太い音で右寄りに位置しているのがエイモスのギターで、L-ch でやや軽量級の音をしたギターがキース・スミスだと判断して全曲を聴きましたが、せっかくの国内盤仕様化で日本語解説も付いているのに、両者のギターの特徴を聞き分けてくれてないのがちょっぴり残念でした。昔のレコードだったら、特にジャズ盤では細部に渡る詳細な解説や分析が成されていたものが少なくなく、その解説がとても勉強になったものでした。故に国内盤を高いとは感じなかった由ですが、最近の解説はやや感想文的なのが目立つのがちょっと残念かなぁ。なんて書くから多方面から嫌がられるのか(笑)。もとい、曲自体大好きな#7.All Blues では、エイモスの太いギターが渋く斬り込んできたあとをベースが忍者の如く地を這い、そしてキースのギターが風の如くその両者を包み込む感じ。この感覚、いわゆるピュアジャズの作品では過去に味わったことがない一種独特の異次元宇宙観(感)が有ります。まさに長くアメリカン・ルーツの王道を歩いてきた人ならではの我が道的な解釈です。その点ではモンク・チューンの#3.Blue Monk でもソロの初っぱなからエイモスとキースがほとんどチェイス展開になるところがこのトリオの本領発揮、こういうアイデアも型にとらわれない人ならではの発想だと感じます。
2013 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2340
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
11月 時代に溶け込む、もしくは時代を牽引する音って、逆に古くならないことを改めて実感します
Marc Benno and the Nightcrawlers Crawlin
何処かしら昭和の時代、ちょっぴりハードボイルドな隠れ名邦画の主題歌みたいな始まりをする#3.8 Ball がやけに心に残るのですが、実際にもこれはハスラーを歌った歌なのか。若い頃、深夜から早朝まで新宿の雑居ビルでビリヤードにハマッてた時代があるせいか何となくこの刹那的で破滅的な感じの歌がフィットしてしまいます。そんなことはともかくこの作品の後半にはスティーヴ・レイ・ヴォーンやラス・カンケルといった名前があってドッキリです。そんな意外性を受け止めつつ #5.Love is Turnin Green なんかを聞くと、もしマーク・ベノが当時ワーナー系のアーティストだったら間違いなく名盤探検隊シリーズの一角に燦然と輝いていただろうなと思います。ここにある音の多くは70年代前半の発掘音源のような気がしますが、彼自身現在も当時とスタンスが変わっていないせいかその40年くらいの開きを全く感じないことにも感動です。続く#6.Hot Shoe Bluesも #7.Crawlinも共にシンプルな曲なのに音にしっかりと魂が入っていますよね。 もしこの時代にベノとブルームフィールドが共演していたら一体どんなアルバムを残したでしょう。
2013 USA Independent
2000年に皆様と共に凄いと感動したあの日々をご存じの方は別として、これで初めて聴く人には是非98年盤を併せてお薦めしたいです
Grady Champion Tough Time Don't Last
最初に重要なことをひとつ、国内での発売元であるBSMFの新譜資料には本作は過去1999年と2001年に出たシャナキーの2枚から構成したベスト盤だと書いてあるのですが、私の目と耳はこれらは全曲が新曲だと判断しています。実際その既発の2枚とは曲名も一致しないし、何よりこのアルバムのパッケージ写真でも判るようにここではグレイディーは遂にギターも自分で弾いています。加えてこのCDに付属の解説には、これはしばらく水面下に居た彼が満を持して放ったアルバムだと書いてあるので、その言葉はもちろん既発のアルバムから持ってきたベスト盤と言う意味ではなく、新たに吹き込んだ作品だと解釈して間違いなさそうです。ちょっとした事務的ミスだったのかも知れないですね。もとい、なかなか98年の時の自分を超えるアルバムを出せないでいる気はしますが、それでも色々工夫をしていることがストレートに伝わる力作。彼のソウル指向の面が強く出た#4.Trust Yourself と #7.Things Ain't What They Used to Be は歌唱力が今一歩ではあるものの充分に伝わってくるサムシングが有り。一方デビュー当時を彷彿とするミシシッピー・スタイルのブルース#6.Gloly Train はまさに私が初めてグレイディに惚れ込んだ時のイメージがそのまんま。個人的にはこの雰囲気の彼が一番好きなんですが、彼自身は自分のどの面を最も自分らしいと感じているのか、その答えはまだこのアルバムでは見つからない感じです。まだ当分彼のワンダリングは続くのか、ずっと気になって仕方がない人って言うのはしかしやはり自分のお気に入りなんでしょうね。
 2013 USA 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2343
12月 2013年度対象クラブ会員様限定盤
地域性以上に時代性が自分の衣になる瞬間、人間いくつになってもMAX気分だったときのまんまで居たいもの
Otis Grand Blues '65
60年代に憧れる気持ちは特にブルースファンに限ったことではないと思いつつ、ここで炸裂しているグランドのブルースギターには明らかに標題通り1965年当時のブルースの成分が一杯です。特にこの時代のB.B.King を好む人なら #2.Who Will the Next Fool Be や #9.In Your Backyard で顕著な、クイン〜〜ンと通常の一音に加えてさらに微妙にクォーターハイするチョーキングにB.B.のスタイルを重ねて聴いてしまうはず。曲によってその重ねるイメージが個人毎異なる可能性はありますが、しかし根っこに共通しているのはまさにオープン仕様のキャデラックに乗ってスカッと聴きたいとてもスタイリッシュなブルースであること、その点関しては文句なしの統一感があるアルバムです。グランドのここでの仮想空間 1965年、私の場合は12才、雑誌を見ながら作ったばかりの零戦のプラモに火であぶったクリップを押しつけて数個の弾痕を付け、被弾はしたものの勇敢にも基地に戻ってきたエースパイロットの気分を想像で味わって居た頃です。さて皆さんの1965年、もしくは12才の時って何をしていたのでしょうか。
2012 USA Independent
ここにもあった、ジャズ・レーベルのサブ・レーベルから発掘されたまさに眠れる秘宝の数々
V.A. Dues Paid : the Blues Time Story
70年代に脚光を浴びたジャズ・レーベル「フライング・ダッチマン」のサブ・レーベルにこんなにも素敵なブルース・レーベル"Blues Time"があったことを初めて知りました。レーベルの創始者ボブ・シールはそれより前にもABC傘下でブルース・レーベルの運営を経験していたそうで、恐らくはその時に自身がシビレまくったブルースマン達の音をなんとか自分の手で世に出したいと思ったに違いない。僅か2年しか活動しなかったもののそれら極上のブルース音源が遂にここに初CD化(多分初だと思います)。冒頭を飾るT-Bone Walker の#1.Every Day I Have the Blues で本作の価値は決定的、加えて普段はジャジーなジャンプ・ブルースのイメージが強いJoe Turnerのコテコテ・シカゴ・ブルース#6.Plastic Man等、文字通りのお宝音源が満載。本格派を自負するブルースファンほどこれは絶対に持ってなあかん!の1枚で、収録の全15曲がまさに至宝の極致です。意外なクセ球では#2.I'm a Dues Payin' Manでファンクブルースを歌うOtis Spanに遭遇。個人的にはHarmonica Slimの#3.Loveに当時のウッドストック・カルチャーの片鱗を感じて萌え〜♪な気持ちになります。絶妙にチープなギタートーンと腰のあるサックスも実にゴキゲン。
2013 UK ACE CDCHD-1378


新録!RareBluesClub
過去
2012年の 頒布タイトル一覧

2012年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 地域性は希薄but、典型的70年代型モダンブルースぶりが最高ナイス!
Robert Penn Blues N My Soul
恐らく日本では今回の当店での取り扱いが初めてでは
ないかと思われる素晴らしいブルースマン!です。冒頭
#1.Keep On Steppin のナチュラルトーンにゾクゾクくるも
のを感じつつ、#5.Blues for Jesse のインスト・チューンで
とどめを刺される感じ。歌も上手いし全体が申し分のない
作品。全曲オリジナルというのもまた大変な意欲作、きっ
と普段から自分の中にあるものだけで勝負してきた人で
はないか。ディストーションの効いたファンクチューンより
かはナチュラル系で存分に魅力と個性を発揮しています。
2010 USA Independent
存分にステージで発揮される滑らかなパワフル・ブルーズン・ソウル
Shaun Murphy Live at Callahan's Music Hall
ここ日本にも熱烈なコアファンが居るショーン・マーフィーの
これはまさに待望のライヴ・レコーディング。#2.Mississippi Water
で気持ちよくバンドを牽引するショーン、スタジオ録音より音が
もっと分厚い #4.Come to Mama と、序盤で充分にシアワセな展開
を見せます。バンドのシュアーさとコンビネーションの良さも特筆、
インストチューンで会場を釘付けにする#6.Amazing Grace は特
にギターが冴えまくり。09年に悶絶させられたあのジョン・ハイアット・
チューンがここでもラストに登場、やはりショーンの勝負曲だった
ことを実感。是非09年盤、10年盤と共にお楽しみ下さいませ。
2011 USA Vision Wall Records
2月 ブルージーなシンガー・ソングライターとして聴くと文句なし最高傑作と言える1枚
Mike Garner Why a Woman Gets the Blues

父子で作った新鮮な衝撃の99年盤から世紀をまたいで早くも12年。
当店は出店当時から、アーティストと一緒に毎年歳を重ねそれに付
き合って下さるお客様もまた最初に買ったこの人のCDからもう十年
かぁ、といった連続的な音楽生活の流れを感じて頂いているのが他店
にない特徴。その頃ニュージーランドに定住してギタリストになる夢を
持っていた日本の少年が浜松の私の店に遊びに来たとき、ガーナー
の存在を知って新たな目標になったことを想い出します。今作では一
層のSSW的な作りの中、ヴィンテージ・ブルースの雰囲気がナイスな
#7.When I was a Boy と、妙に和の美を感じるユニークなインスト
#11.Elegiac Blues がとても印象に残ります。
2011 New Zealand Independent CDMANU5117
アルキン・スタイルが定着したようにマジック・サム・スタイルもスタンダードになるのか
Bobby Radcliff Freaking Me Out 
04年盤以降のラドクリフはソリッドな音作りのトリオ編成が看板になった
模様です。全曲をオリジナルで構成、それら一曲一曲が60年代マジック・
サムを彷彿とするタッチで演奏されるのが最大の特徴。何時だったかサ
ードウォッチという米の警察ドラマでDVによる殺人現場となった家の中の
シーンで、バックに流れたマジック・サムの何とシビれる程カッコ良かった
ことか。マジック・サムとかハウンドドッグ・テイラーに代表される一連のソ
リッドなブルースは一種の狂気と紙一重なのかも知れません。#1.Invisible
Man
や#5.Blackhearted Womanなんかははっきりとラドクリフがマジック・
サム・スタイルのフォロワーであることを物語っている気がします。
2011 USA Krellno Records
3月 08年盤のインパクトに勝るとも劣らない、個性的なアーリー・ベスト
Dale Robertson Now and Forever
2011年秋にデイルの抜けたBroken Arrow Blues Band
の新作を扱ったとき、ではデイルはどうしているのかなと
探して見つけたのがこの作品です。1997、2004、2008年
の自身のベスト・チューンで構成した作品の模様で、この
時期のデイルはハーモニカは吹いていなくてkbとvoだけで
すが、リズム・ギターとソロ・ギターが織りなすうねりが分厚
く、そのうねりに乗るデイルの筋肉質なヴォーカルが独特
の世界観を生んでいます。全曲がオリジナル佳曲の中
#2.Every Day is New?と#3.Now and Forever
このアルバムのイメージを代表している気がします。
USA Independent
69年のあの日からずっと繋がっている音、感慨にふけってしまう瞬間も
Billy Cox Old School Blue Blues
過去ジミ・ヘンドリックと組んだことでノエル・レディングと並んで
恐らく世界で最も有名なベース奏者の一人。69年のウッドストッ
ク以降バンド・オブ・ジプシーズを経てジミが亡くなるまで共演して
いたことからもジミ没後の喪失感はとても大きかったかと察します。
ここでは70年代型ファンク・ブルースが主ですが #4.Woke up with
 That
や #10. Mamacita ではコンガが地味に渋い薬味感を出し
ていてシンプルbutワイルドな余韻がとても気に入りました。
#12.Rockin and Rollin On part2は如何にもの音です。
2011 USA Independent
4月 コアなゴスペルファンにもゴスペルが初めての方にも最適な作りが印象に残ります
Eddie Robinson This is My Story This is My Song
エディ・ロビンソンのピアノを囲んで三人のシンガーがそれぞれ歌う
ピュア・ゴスペル・アルバム。エディ自身もオルガンをバックに1曲歌っ
ていますが、その曲に限っては歌うというよりゴスペルでいうところの
説教調。しかし全体的にはとても聴きやすい仕上がりでまるでビロー
ド織りの感触。例えばソウルやサザン系のロックを聴いてきた人は#7.
Blessed Assurance や #3.Down By the Riverside辺りのノリはとって
も親しみを感じるはず。あるいは今まで普通にロックしか聴いてこな
かったという方でも少しでもジョー・コッカーとか聴いたことがあるなら
#10.If I Can Help Somebodyは絶対母国語並の感覚で聴けるはず。
ということで、これは本格派のレベールが出した深みのあるゴスペル
作品でありながら、また同時にとっても聴きやすいのが特徴です。
個人的には#6.Great is thy Faithfulnessを歌うPhinus Joel Alexander
の滑らかさかばっちりフィットします。
2011 USA Sirens Records
BluesClubとRBCの両方にご加入のお客様へは当盤の重複を避けるため4月のBluesClubを
カスタム選盤とさせて頂きます。どうぞよろしくお願い致します。
Rare Blues Club 会員様限定盤
抜群にアーティスティックなほんわか羽毛系ブルースマン

Wes Mackey Beyond Words
2002年盤の気持ちよさに熱烈なメッセージをコアファンから頂い
た記憶も新しいウェス・マッキーのこれはどうやら3作目です。2作目
を見逃したことの無念さはしかし本作でもまた味わえるこの独特の
羽毛系のサウンドに包まれた瞬間に忘れてしまいます。#2.Prisoner 
でも如何にもフルアコらしい質感にうっとり、ハーモニカの柔らかさも
何となくジョン・ブリム系のブルースを思い出す瞬間です。#4.Beyond
Words
ではゲストのサンディ・スコフィールドのヴォーカルも加わり
アーティスティックなタッチ、#8.You are the Oneが個人的な
ベスト・トラックで思わず足でリズムを取ってしまいます。
2009 USA Bluesline Music
5月 チャック・ロバーソン(Chuck Roberson)
インディソウルの醍醐味充満、まさに値千金の黄金盤ってやつです
Chuck Roberson I'll Take Care of You
この人の04年盤導入時の自分のコメントで思い出したのは、
確かにその頃もっとソウル盤を!と複数の方々から背中を押さ
れてソウルメイト等の企画を打っていた頃でした。でもやはり自分
自身の中に動機がない企画は長くは続かなかったのですが、しかし
そういったこととは別にチャック・ロバーソンのような極上インディ・
ソウルは追いかけるのが主義でもあります。チャックの強みは
コアファンやカルトなファンでなくてもドンピシャはまれる点。
#1.You Gonna Make Me Cry や#10. I Feel Sexy なんか
特に幅広い層にアピールしそうです。
2011 USA Desert Sounds Records DSR-2013
石造りの年代建築物の中で聴いてみたい石像系ブルースの味わい
Brian Kramer A Tribute to Robert Johnson
ナショナルの1932年製ヴィンテージ・スチールギターで弾
くロバジョン・チューンが渋い。今までのブルージーなSSW
というスタンスから一気にストレート・ブルース一色になって
はいますが、そこはやはりこれは彼自身のブルースとして
消化&昇華されているのが特徴です。#7.When You Got 
a Good Friend
や #8.Steady Rollin' Man にも現れる独特
のコブシ、アタックの強いパーカッシブな奏法との相性も
よく、勝手に名付けた石像テイストのダンディな
ブルースが光ります。
2011 USA BKB Musik
6月 アルバム全曲がぶっちぎりでゴ・キ・ゲ・ンな作品!
James & Lucky Peterson If You Can't Fix It
2004年に一度SACDでリリースされたあのジェームズ&ラッキー
父子共演盤の通常CDでの再発盤です。私の知る限り真っ正面
からピーターソン親子が共演した作品はこれだけかなと思います。
ジェームズは息子を熱血スパルタ教育したというまるで星一徹み
たいな父親だったそうですが、そんな頑固オヤジの強烈なブルー
スをラッキーのギターが小気味よく包み込んでいます。もとよりオ
ルガンの気持ちよさも出色、ほんとうに素晴らしいアルバムです。
試聴は#4.Somewhere in Between と #7.Get Downをどうぞ。
父ジェームズは2010年に他界しているので今となってはこれは
すべてのブルースファンにも思い出の一作となりました。
2011 UK JSP JSP-8816
イレクトリック・デルタとクレセントシティ・センスのブレンド感がソーナイス
Little Freddie King Chasing tha Blues 
過去当店が継続的に取り扱ってきたレア・ブルースマンの
中でも特に会員様の評価が高い一人がこのLFK。しかも
作品毎に確実に何かが進化・変形している手応えもまた
嬉しいです。本作で言えばラスト・チューンの#12.Mixed
Bucket of Blood
のヒップホップ調は、デルタ特有のずった
んばんこんリズムがゴキゲンだった05年のデビュー作とは
もう別世界。とはいえ十八番のギタースリム調 #4.Got Tha
 Blues on My Back
や古巣のファットポッサム調をした #10.
Bywater Crawl なんかも健在。きっと彼は一箇所にじっと
してない元気なブルースの神様を、がんがん追いかける
生活を楽しんでいるに違いない、そんな気がします。
2012 USA Madewright Records
7月 ワイルド・キポリの、ブルースは野生に帰った編といったニュアンスか
Kipori "Baby Wolf"Woods Blues Gone Wild
前作のエレキ弾き語り盤をお届けしたRBC会員のお客様から
かなりハマッた、もし次バンドセットで出たらそれもクラブタイトル
にしてヨというご希望にお応えする日がやって参りました。オフビ
ート誌のBest Blues New Artist選定の日から早10年余、青年
から壮年真っ盛りダなぁと感じつつギターから発する一音一音は
まさにこれがキポリのサウンド。最初の2音だけでキポリと判る
#6.Play My Axe と ワウのナチュラルな使い方がクールな #11.
Fine Woman辺りの野太さがまさに看板サウンド。もしキポリが
嫌でなければここに三管のホーンセクションを加えて
豪快なハードドライヴィング・ブルースを何曲か
やってくれたらメチャ似合いそうな気がします。
2011USA Independent
生活の中に普通に流れていて欲しい、日常感覚のソウルミュージック
Ricky White Reloaded
ここのところずっとストレート・ブルースもしくはギター系の
ブルースが続いたこともあって、また以前のようにR&B的
なコテコテにブラックな作品も混ぜて欲しいというご希望に
お応えした選盤です。このリッキー・ホワイトはレア度から
言ってもRBC的、#1.Stacked in the Back や#9.Da Butt
などインディーソウルの醍醐味充満のサウンドです。特に
#9.のドラマチックな構成はソウルミュージックが人の生き
様と表裏一体という、音は今的でも妙に艶歌的な昔感覚
を呼び覚まします。耳に残る曲ってありますよね。
2011 USA Brimstone
8月 没頭することの楽しさ、一人でマルチのストリートパフォーマー・サウンドが渋い
Harmonica Hinds with Guitar If Speed Just a Thought
コアファンの絶賛を頂いた08年盤から早くも4年も経っていたん
ですね。今作ではどうやらギターもハインズ自身が弾いている
模様で、でもそれが彼本来のスタイルです。シカゴのバディガイ
・レジェンドの常連で、ステージでは一人でハーモニカ+ギター+
タンバリンを同時にこなしているとのことで生ではきっと#14.Religion
のようなインパクトのあるインストも多くやりそう。#6.She はデルタ
ブルースのR.L.バーンサイドがオレにもやらせろと叫んで墓場から
飛び起きそうな感じのゆるクールなワンコードブギー。#12.Kick It
は忙しいビートとは反対にシンプルなテイストがナイスです。
やたら忙しい昨今、この手のほんわかブルースは何か忘れかけて
いた大切なモノを思い出させてくれる気がします。
2012 USA Independent
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
曲毎のスタイルの微妙な変化が判る人だと二倍楽しめる職人肌のブルース・ギター
Andreas Arlt All-Time Favorites
渋味のあるファットなサウンドが魅力のB.B.&the Bluesshackを離れて
自身のソロ作を出してきたアンドレアス。ギター・スタイルはしかしここで
も全く同じテイストで迫ります。アルバム・タイトルから推し量るにこれら
は彼がぞっこん惚れ込んでいる15曲であると受け止めました。地味な曲、
無名に近い曲等、派手さを抜きにして構成されている中、B.B.King風の
#4.I Wonder Why とコリンズ風の#15.Sno-Cone PartII が私は特に気に
入りました。加えてここに決定打になる要素があればさらに印象もぐっと
変わった(上がった)はずなので、この淡泊さがちょっと惜しい1枚でも
あります。こだわりの職人が作ったコアファン向けの一枚と言えそう。
2011 German CrossCot CCD-11103
★★★★☆
9月 対象クラブ会員様限定商品
デビュー作から追っかけている人には成長の跡がくっきりと耳に残るシックな盤
Mia Borders Wherever There Is
作品毎に確実にステップアップしているのが判るミア・ボーダーズの
早くもこれが渾身のサード・アルバム。デビュー時は所々でまだ青か
ったグリーンな印象から、いよいよ大人のサウンドになってきたと言え
ます。当店のお客様には、人は最初から完成している必要はなくその
瞬間・瞬間でハッとさせてくれたらそれで充分という聞き方をされてい
る方も少なくなく、同じ人を追っていく中でハッとする部分が拡大して
いくのは余計に嬉しい瞬間です。最近ではジョン・リシの成長ぶりが
圧倒的ですが、このMiaも恐らく確実にそのレベルに達するものと
期待しています。tbにCraig Kleinが参加している#3.Funk You Up
の心地よいファンク・チューンと#6.Never Goin' Back to Nashvilleでの
アーティスティックな展開が特に私はお気に入りに。ドラムとベースと
サックスが曲にばっちりフィットする中、チェロの絡みがツボに命中します。
ギターにMiaと並んで日本人名前のギタリストがクレジットされているのも注目。
2012 USA Blaxican Records
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
作曲家としても抜群の魅力を感じるとことん素晴らしいソウル・シンガー
Johnny Rawls Soul Survivor  CD \2,850taxin
テキサスで録音された後にテネシー州スタントンヴィルで
ミックスダウン、そして仕上げ(マスタリング)も同じくT州メンフィス
で。そう思って聴くと余計にホーンセクションの響きに黄金時代
のメンフィス〜テネシー・サウンドを感じてゾクゾクっと来てしま
います。ド頭 #1.Soul Survivor から展開する極上グルーヴ感は
往時のHiサウンドの雰囲気満点、一方で甘く切ないラヴソング
#3.Eight Men,Four Women はロウルズのそもそもを感じさせる
ビタースイートなコーラス・グループのノリがちょっぴりと。
個人的にはラスト#10.Yes のシンプルかつ爽やかなタッチに、
もしオーティス・レディングが今も存命だったらきっとこの曲を
カバーしたいと思ったに違いないと感じて抜群にお気に入りに。

2012 USA Catfood Records
10月 対象クラブ会員様限定商品
ブルース突入前夜という感じと、既に89年当時から傑出していたことが判ります

Chris Thomas King A Young Man's Blues

89年のテキサスでの吹き込みと、91年のロス吹き込みで構成。
彼のような、既成概念に捕らわれずにブルースの道を行く人の
場合、その初期音源はやはり世に出た方がいいと私も思う一人。
幅広いスタンスは既にこのときからの特徴で、特に#5.I'm Gonna
 Make It や#6.Simple なんかは西海岸ロック・フレーバーも有り。
ディストーション・サウンドの中に置かれるアコースティック・サウ
ンドとの対比も美味く、硬軟のバランスが良いのは最初からだ
ったことが判ります。とにかくシャープでカッコいいギタリスト。
2002 USA HighTone HCD-8150
対象クラブ会員様限定盤
冒頭から手応え充分、若い人にも聴いて欲しいなと願うこれが本物のソウルってやつ
MauriceDavis Whipped & Pecked CD-R
会員のお客様から、この人は絶対にRBCで追いかけ続けて!という強いご希望
を頂戴しているのがこのモーリス・デイヴィス。この、パッケージ的にはやや貧弱
な作りに騙されてはいけない、世が世ならこれは名だたる大手メーカーが普通に
プロモーションしてたクラスの本格派ブルーズン・ソウル・アルバなのですから。
ミシガンを本拠地としながらも耳にはもうひとつのマラコって感じに聞こえる
#1.Whipped & Pecked や、極上ノーザン・テイストいっぱいの #6.Never Say What 
You Won't Do
とか今回もお楽しみ色々です。個人的なお気に入りは、全然目立
たない曲だけど#8.Ain't Got No Money。如何にもGM発祥の地フリントらしい
工業的というかメタリックな味わいが素朴にナイスです。
2012 USA Touring Records
11月 対象クラブ会員様限定商品
歌もギターもすべてのパフォーマンスがダグの呼吸と完全一体化していることを知る映像
Doug MacLeod the Blues in Me 〜 Live in Concert DVD
これ以上は望めないかも知れないと思うくらい深みのあるライヴ録音で、これは
相当音質にもこだわった作品であることが判ります。ダグのように、その楽器が
持つダイナミックレンジを極限まで活かしつつ、徹底してドラマチックな表現手法を
好む人の場合、一瞬のその静寂をつく僅かなヴィブラートにさえも百万語に匹敵
するニュアンスが含まれています。その微細な一音一音が最適な残響に包まれて
耳に届くとき、あとはもうひたすらダグ・ミュージックに身を委ねるのみでいられます。
セゴビアでさえもダグには敬服するのではと思う一作で、ダグ本人も含めてすべて
のリゾ・ファンのバイブル、家宝と成りうる優れた映像作品になりました。2006年11
月オランダにて収録、本編だけで約100分も収録、さらに特典映像も有ります。
2007 Holland Black and Tan DVD B&T-1001(日本の再生機で通常に再生出来ます)
対象クラブ会員様限定商品
地味ながらも独自性の強いニュータイプのブルースをやってくれそうな期待感が大

Guitar Lightnin' Lee and His Thunder Band Just an Ol'G
片方の耳が貫禄を、そしてもう片方の耳がグリーンなテイストを感じる
とても不思議なブルースマン。#2.When I First Met You にはちょっぴ
りとエディ・テイラーの片鱗を感じ、#5.Just an Ol'G にはデルタのスパ
イスが。そして#13.Human Fly はまるでジョン・シンクレアかと思うよ
うなプチ・アバンギャルドなブルースが登場。ニューオリンズの第9地区
にゆかりがある人のようで、後にシカゴでジミー・リードに多大な影響
を受けたとのこと。確かにそれは彼のサウンドにはっきりと窺えます
よね。無性に生で観たくなるタイプのブルースマンでもあります。
2012 USA Rhinestone Records
12月 対象クラブ会員様限定商品
もう一度私たちの手に国も暮らしも取り戻そう!という感じのメッセージに包まれたアルバム
the Smoky Greenwell Band
99% Blues

ある日を境に、露骨なまでに一部の資本家や投資家達によって暮らしぶりも市場も
すべてが左右されるようになってしまった現代社会。99%の労働者と1%の超大金持ち
という図式のアメリカで自分は99%ブルースな気分で暮らしている。市場原理主義を
滅ぼすため、いざウォール街をみんなで占拠しよう!というそんな強烈なメッセージを
発信している作品です。こういう気持ちは私も全く同感なので、やはりアーティストも
この時代はとても暮らしにくい、活動しにくいのだということを実感します。かくいう私に
はもっと過激なイメージがあって、このねじ曲がった時代を正す唯一の対抗策は個々
の人間がトレンドに左右されることなく、あくまで個々の趣味や自己の裁量で生きる
ことを始め、そしてすべての企業が非上場企業になれば(笑)、つまりすべての事業体
が実態に見合った人間サイズになることで今時の問題はほぼすべて解決すると感じ
ています。今こそ色んな人の色んな気持ちを歌にすべき時代なのかも知れません。
試聴は#1.Power of Now と スモーキーのサックスが聴ける#6.Peter Gunn Themeをどうぞ。
2012 USA Independent
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
不思議そして絶妙、ザディコを意識させない作りで Killing Me Softly なザディコを展開♪
Rosie Ledet and the Playboys Slap Your Mama
前作、ロージー初の英国JSP盤でその際だってソフトなタッチに魅了された
日から僅か一年で早くも新作の登場です。元々コンスタントに作品を発表
する人だっただけに今はJSPの水が凄く合っているのかも。事実本作では
ザディコ盤ではまだ味わったことがない、マシュマロみたいな柔らかさとまろ
やかさ
に包まれるそんなふんわり感覚が最大の特徴です。私はこれに心底
魅了されました。と言ってもまた同時に歯応えもパンチ力も充分なのがさすが
ロージーで、#2.Slap Your Mama や#8.Vampireでその辺り判って頂けると
思います。ノリノリのベースはもちろん前作に引き続き盟友Chuck Bushの
演奏で、過去を通じてロージーとの相性は最高だと感じています。
あとギターとシンセ担当のアンドレ・ニザリ(Andre' Nizzari)のセンスも抜群、
#8でも#9.Sundownでも独特のニュアンスをしたオブリガードを挿入して曲に
小気味よい雰囲気を醸し出しています。

2012 UK JSP-8843  
★★★★★
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。

※上記試聴音はCDをSound It!というソフトでリッピングしたものをmp3ファイルに変換して
    載せているのですが、そうすると希に「腸内リセットCD」という意味不明のテキストが
    メディアプレーヤー等で再生したときに表示されることがあります。今回は#2でその
    現象が現れますが、いまだこの原因が判っていません。CDのメーカーを問わず希に
    起きる現象です。


新録!RareBluesClub
過去
2011年の 頒布タイトル一覧

2011年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 まさにappleJamらしい選盤、こういった盤はまず他店では見ない盤
弾き語りテイストを感じさせる素朴な面に惹かれるソウルフルなシンガー

Kamilah Marshall Gypsy Moonshine
ブルース&ソウル・フィーリングからカントリーポップ・テイストまで
とワイド・レンジなシンガーで、黒人なのに白人のテイストもあると
いう点、例えばフィービ・スノウにも似た質感が大きな特徴です。
中でも#11.You Want Meはオルガンだけをバックにしたソロ歌唱
という珍しいスタイルで、それを軽く歌っている姿がクールです。
#2.Funkabillyでのフィドル等をSE的に使ったアレンジに非凡さを
感じつつ、個人的には#7.Independent Woman や #8.Sis Shaw
での弾き語り感覚が最もよく似合う気がします。
2010 USA Gypsy Moonshine
まさにappleJamらしい選盤、こういった盤はまず他店では見ない盤
これでどうだ!文句あるまい!!って感じの強烈な自信作が登場

Vasti Jackson Stimulus Man
07年盤で感じたやや粗い部分を完璧にグレードアップした
文字通り最強かつ最高峰のヴァスタイがここに居ます!
#5.My Computer の軽やかさもゴキゲンなら#8.Angel of Mercy
のアルキン・テイストも黄金のブルースギター。さらに今日は
一銭も稼げなかったと嘆く#10.No Pay Day のこのウェットな質感
はCDで聴くヴァスタイでは初めて知るニュアンス。ラスト#11.Climbing
のソウルフルさはかつてパークタワーで観たヴァスタイの印象を
超えて不動のA級ブルースマンの手応え。必殺の速弾きよりも
曲の余韻を大事にした感じの作りがOK牧場!です。
2010 USA VJM Recoreds
2月 まさにappleJamらしい選盤、こういった盤はまず他店では見ない盤
デニス・ラサールっぽい感触が好感度大、あとはパンチ力と包容力がもう少しあったら最高

Miss Freddye That Kinda Woman
最近のKamilah Marshall に次いで実にフレッシュな印象をした黒人女性
シンガーで、作品の全曲をベースのマイク・スウィーニーが書き上げた
という意欲作。跳ねる感じが独特の表題曲 #2.That Kinda Woman や、
乾いたスネアの刻みとウェットなクロマチック・ハーモニカが適度なコント
ラストを生んでいる#13.These are My Blues等、アレンジにも独特のテ
イストを感じます。R&B路線では歌唱力不足がちょっと気になりますが、
まずはこれを1stステップとして後の成長と飛躍が楽しみな人。意外と
#5.Same Ol' Lies のカントリー・ロック調や、#6.Keep a Corner of the
Blankent
といったロック・テイストが似合う人のような気もしますが、さて。
2010 USA Independent BDRCD-38
まさにappleJamらしい選盤、こういった盤はまず他店では見ない盤
彼のようにビッグな人でもR盤になってしまうのか、R&Bは決して斜陽産業ではないのに
米国はもともと肝心な方向を向いていない業界人が多すぎるのダ、是非モーリスに注目を!

MauriceDavis Soulful
90年代から通算で7、8作品は出している既に大ベテランのR&Bシンガ
ーですが、データが少なくて何を書こうかと悩んだときに役に立つのが
facebookのサイト。それによりますと出身はミシガンのフリント。フリント
と言えば極上のハードロックも沢山輩出してきたデトロイト近辺の都市の
中でも地名そのもののバンドを生んで有名になった街。もとよりこの作品
にそっちの傾向の音は皆無ながらも最も活気があった時代の骨太な成分
はこの作品にも存分に受け継がれています。比較的緩い音作りの中でも
特にお気に入りになったのがグルーヴ感満点の#4.Leving Me と#5.Just
Be Thankful
。ソウルミュージックの醍醐味ってやっぱこれかなと。
人によっては#6.Dedicated to the One Loveこそベストと言いそう。
2010 USA Touring Records
3月 各曲共に出だしより中盤から後半でノッてくるタイプのブルースマン
Terry "Harmonica" Bean with the Cornlickers
Hill Country Blues with the Big Sound
2CD

何処かしらR.L..バーンサイドを思わせる成分とフレッド・マクダウェル
的なものが融合した感じと思ったら、まさにその二人とあとジュニア・
キンボールがテリーのフェイヴァリットであることがライナーに記されて
いました。1961年ミシシッピー生まれ、自身のギター、ハーモニカ、ヴォー
カルをフロントにバックにはもう1本のギターとリズム隊という編成。王道を
正面から闊歩する重量感が頼もしく、2面とも地味な構成という割には
充分に満足出来る聴感を残します。Disc1#4.Love Me Slow と、頭部分
が似ているDisc2 #3.I'm Ready に個性が滲み、ストリート感覚充満
のDisc2 #5.Miss Betty Greenも後半で熱くなってくる佳曲です。
2010  USA Independent  見開き三面豪華デジパック
腕っこきブルース・ベースマンがリーダーのスペシャルなシカゴ・ファンクブルース・アルバム
Biscuit Miller Blues with a Smile

本作のタイトルになっているワードに既知感があったので、何となく2002年の
デビュー作当時ビスケットから頂いた名刺を出してみたらビンゴでした。人生、
しかめっ面しているより楽しく生きようよって感じで、特にこんな時代はそういう
精神がとても大事かも。前作同様今回もビリー・ブランチがゲスト参加、#1.Belly
Up Some Blues
はそのビリーのハーモニカ。あと個人的にはRonnie Baker Brooks
参加の#7.Boneheds での切れ味鋭いギターソロが嬉しい!触れた物何でもバタ
ーのようにカットしそうなブレード系ギター。後半ビスケットのベース・ソロもクール!
最近亡くなったシカゴ・ブルースマン&ウーマンたちに捧げられたいますが、
中にはこの人もという名もあって思わず合掌。まさに人間生きているうちが華♪
2010 USA Blues Bass Entertainment BluesBass10
4月 08年のライヴ盤が大好評だったニューオリンズ気鋭のトリオの今度はスタジオ制作盤!
Joe Krown,Walter Wolfman Washington,Russell Batiste Jr. Triple Threat
超ファンキーにイカシたドラムとクール&ジャジーなギター、そして
バターのように濃厚にブルージーなB3オルガンが織りなす音世界。
全12曲中7曲がインストであることもこのパワフルトリオの特徴で、
ジェントリー・タッチのウルフマンのヴォーカルとの対比が丁度よい
感じです。バティスト・チューンの#7.Twelve と クラウン・チューンの
#9.Dame Dreaming にこのトリオのタイム感がよく出ている気がし
ます。三者共作のラスト・チューン#12.Spirit of the Wolf はあたかも
ゴスペル・クワイヤの大合唱が空耳に響く感じのナイスな仕上がり。
2010 USA Joe Krown Self Released JK-1004
ネイティブ・イレクトリック・デルタの迫力満載、トシはくってもまだまだ進化する超人ブルースマン
Big Jack Johnson Juke Joint Saturday Night
一聴して格段にスケールアップした手応えを感じるこれは凄い盤。今まで乗ってた
艦も重巡クラスだっけど、これは文句なし弩級戦艦クラスでの巡航ブルース。まだ
まだ進化する超高性能ブルースマン、ビッグ・ジャック・ジョンソンの姿がここにあり
ます。思えば1990年、銃を携帯した自らもブルースマンの観光バス・ドライバーの愛車
に乗って、深夜ヘッドライトを消した大型バスでクラークスデイルのサム・カー宅まで直行、
そこで観たビッグジャック+フロスト+サム・カー=ジェリー・ロール・キングスのプライベート・
ライヴは私の中の宝もの的メモリーになっています。本作はその時の生々しさが蘇る瞬間
と共により鋭く冴えた側面も多々、収録の全9曲46分が強烈かつ濃厚でこれはブルース
・ファンを自負する人は絶対持ってなあかんでの凄盤絶品盤。私は#2.Flat Foot
#4.Delta Juke 、#8.Jack's Guitar Grooveのインスト弾3発で3回即死、もう圧巻!
2010 USA Independent  
5月 電磁ブラック・ロックと宇宙空間的弾き語りの、かなりユニークなミクスド・ブルース・アルバム
Fernando Jones American Bluesman
初めて私がシカゴの地を踏んだある日のこと、それは1990年の夏でしたが、その日も
とっぷりと夜も更けてそろそろホテルに戻ろうかというとき、たまたま通りに居あわせた
フェルナンドと目があった瞬間のこと。初対面なのにちょっと待ってと声をかけて急いで
自分の車のトランクを開け、そして駆け戻ってきた彼が私の手に乗せたもの、それは
当時彼が出したばかりのブルース本でした。それから早20年余も月日が経って初めて
扱う彼のCDが本作です。実にコンテンポラリーなサウンドはブルースという以上に現代
版R&Bロックといった方がいいのかも知れません。#7.Beast なんかはまさに粒子大に
電子化された音楽成分がデジタル回路の中で飛び跳ねているような感じ。スタイル的
にアコースティックな曲#11.the Honey Boyでも何処かが宇宙的な気分がします。
一部の曲の頭に置いてあるメッセージというかキー(鍵)っぽいトラックで話してい
る内容が判ればもっと楽しめるはず。私は#14.Going Out To Hear the Blues
金属っぽさが好きになりました。余韻で勝負しているユニークな曲も有ります。
2009 USA Mysoundworx
テックスメックス一直線ぶりが総ナイス!加えてギターがK.ラモスで必殺盤!
Los Fabulocos featuring Kid Ramos Dos
先に導入したデルタ・グルーヴのオールスター・ブルース・レビュー
Vol.1とVol.2でもコンフント好きのお客様からいち早く彼らのアルバ
ムが出たら是非とご要望があった作品です。同じTexMex路線でも
何か随分新しい感覚混じりなのが特徴で、#4.Los Chucos Suaves
一曲聴いてもその辺りきっと通じるかと思います。続く#5.She Wakes
 Up Cryin'
は雰囲気がダグ・サームっぽくてオールドファンほど膝を
打って喜んでしまうに違い無し。ギターの適度な粗さもガレージ・テ
イストで、何から何まで絶妙なサウンドにはもう参ったというしか
ありません。特にアコーディオンのファンは絶対の要注目盤!
今回ラモスが居るので彼のこんな曲も#10.My Brothers Keeper
2011 USA Delta Groove DGPCD-142
6月 まさにappleJamらしい選盤、こういった盤はまず他店では見ない盤
50年代のミシシッピ&シカゴから現代のシティへとブルースを軸に時空を旅する感じがナイス

Alabama Slim Blue & Lonesome
英文資料の一部を本格翻訳6で訳したデフォルトのまま〜〜アラバマスリムはバンス、
アラバマ中で誕生するけれども若者としてニューオリンズに移動し、それ以来ジャズの
都市を彼の家にします。〜〜ということでアラバマの冠を付けた今はN.O.ステイタスの
ブルースマン。共演のリトル・フレディ・キングもミシシッピ生まれでシティ(N.O.)在住で
すが、やはりこの街には目には見えない超強力な音楽磁場があって、その磁力に反応
した感度の高いアーティスト達が住みつくという、そんな宇宙のリズムにまた同時に反応
するのが私達ということなのでしょう。隙間だらけの弾き語り#1.Fannie Mae等聴きますと、
ついハーモニカやパーカッションをここに入れたくなるのは多分常人の感覚。ブルースの
起源を思えばこのスタイルで彼は充分に言いたいことを歌いきっている由。続く
#2.Someday Baby はあたかも60年代初頭ジョン・リー・フッカーのテイスト、その
感覚は#3.Old Folks Boogieにも引き継がれ気分的にはやはりシカゴ・ブルース
を聴く耳に。一方でオルガンやリズム隊がサポートした曲はタール系の粘着力
をしたアーバン・ブルースに変身と、作風に幅があるのも特徴です。
Music Maker Stamp-It Series
全曲ギター一本での弾き語り、前作とセットで聴くとまさにコインの裏表的な立体感
Kipori Woods Back to New Orleans
ぶっといエレキとごついハモンドB3が絡む実にアグレッシヴな作りをした
前作2000年盤から早10年余。本作のタイトルから窺うに恐らくキポリも
また「カトリーナ」来襲の後に他の街に越していたのかもですが、それは
ともかく今回全曲を至ってシンプルな弾き語り作品にしたのが大きな特徴。
想像するに一人のシンガーソング・ライターとしての自分を客観的に残し
たくなったのかと受け止めました。とはいえ、内外から高い評価を得た前
作と今作の彼が繋がっていることを感じさせる#3.Big Black Cadillac
まさにコインの裏表。日陰があるから日向もあるしの如く、ハードな前作
と本作とをランダムにミックスして聴くと凄く立体的なブルースに
なること実感します。#7.Get on the Floor は無性にここに
ヘヴィなドラムとファンキーなベースを入れてみたくなる曲。
2011USA Independent
7月 鉄板系のギター・サウンドに言葉に出来ない魅力を感じます
Linsey Alexander You Ain't Got It
当店が初めてリンゼイのCDを扱ったときの興奮からもう10年が経過した
こと、本作で改めて意識しました。僅か4曲だけの盤なのに反響がとても
大きかったのでその記憶が今も鮮やかです。リンゼイの活動開始は1959
年のことといいますから既に半世紀を超えて今もバリバリの現役という、
文句なし生ける巨人の一人。本作ではアヤコ・ミナミという日本人名前の
サックス奏者の参加が目を引きますが、もしやシカゴブルース消息筋の
間では話題の方なのかも。冒頭#1.If You Ain't Got Itではそのサックス
での幕開け、中間部のリンゼイのソロも渋い! さらに渋くファンキーに
迫る#8.Thinking About Meはホーンがもろサザン・ブルース・テイスト
なのが嬉しい。リンゼイのギターとキポリ・ウッズのギターって雰囲気が結構似てますよね。
2011 USA Independent
自身のスタジオも持ち本作をプロデュースもしたMax Vのギターと
ロニーのギターに加えてハープ奏者Kido Yukoの活躍も見逃せないアルバム

Nellie "Tiger" Travis I'm Going Out Tonight 
まるでア・タ・シ・シリーズ三部作なのといった感のタイトルが
続きますが、レーベルは変わっても路線はいつもと同じ。シカゴ
屈指の名手 Ronie Baker Brooks が#6.8.10の3曲で参加、いつ
もながら切れ味鋭いブレード系のギターが抜群!です。例えば
#6.You Must Be Lovin Someone Elsでもすべり出しの部分だけ
でK.O.されそうな存在感。イントロがボビー・ラッシュみたいな
#5.Tornado Wrapped In Fire はちょっと苦手なタイプの曲かと
感じつつもジャケット写真のイメージそのまんまで、私は大いに
気に入りました。ネリー自身が最も好んでいると思われる
タイプのソウルバラード#10.There's a Queen In Meはギタ
ーがロニーだという意外性も含めて特に注目した曲です。
2011USA Benevolent Blues
8月 ギター好きなら絶対に聴かないと損、今年度最高峰の激辛ブルースギター・サウンド!
Kenny "Blue" Ray Best of Blue II

イマドキ用語事典なら間違いなく ケニー三角形 =ケニーさんカッケェ!
というギターで一杯のクールインスト・アルバム。本作でも時折コリンズ
風の音が飛び出しますが、基本的にはいつものファット&プチウォームな
ケニー独自のトーンが炸裂しています。その余りの心地よい音に聴いたら
最後一瞬で熱血熱烈ファンになる方がこの十年続出中にも関わらず未だに
日本のギター系マガジンが彼をレビューしたというニュースを聞きません。
一体どうなっているのか。btw、#1.Tacos & Tequira で文字通り胃袋の中は
真っ赤っか、実際には飲食してないタコスやテキーラのキツ〜イげっぷが
出そうなくらいゴキゲンに。そんなハイな気分をさらにハッピーなものにする
#3.Sting Brimも最高。彼の人気の秘密はどこでも顔を出す何気ないチョー
キングひとつにも漂う比類なきカッコよさにもありそう。仮に沢山弾かなくて
もファンを一撃にするまさに名手中の名手です。文句なし、かっけぇべ。
2011 USA Kenny Blue Ray22
ルイジアナの湿地帯からワイオミングの広大な草原までを内包
Spencer Bohren Black Water Music 
前作から一年しか経ってないのに声の質が少し変わったかな、
と感じる一方でその変化の印象は音作りに現れた変化の副産
物かも知れないと気がつきました。例えば#4.Bad Luck Born
も感じるスワンピーなトーン、つられてボーレンの声も湿地帯系
になったような気も。#6.Borrowed Timeにおけるプチ・ファンクな
タッチ、雨上がりのポンチャトレイン湖にめちゃ似合いそうです。
#9.Your Loveはギターを離れピアノ伴奏だけで歌うボーレン。
ラスト#11.Listen to the Windには出身地ワイオミングの広大な
草原を感じ、少しウエスタン調にも聞こえる印象的な曲です。
2011USA Spencer Bohre  
9月 ナチュラル・グルーヴ感たっぷりのジューシーなギターが魅力
Roach Thompson Blues Band Honky Tonkin' with Roch
本作で初めて知ったブルースマンですが文句なしアルバム丸ごと
今年度MAXに最高峰の作品と確信します。もしや一部の曲はオリジ
ナルかもですが、既知の有名曲におけるカバーセンスも抜群、曲を
完璧に自分の曲にしています。#1.Honky Tonk に現れるこの貫禄、
#6.San-HoZayでの小気味よさ、いずれも程よいテンションでリラック
ス感もあるのが特徴。これは多分オリジナルか、#14.Just Pickin'
イントロのリフの段階から腰がムズムズして勝手に踊り出す感じ、
ギタートーンが地味派手に渋いのもツボにはまる大きな要因です。
2011 USA HSM HSM5054-2
2枚コース会員様限定盤Very Limited
ちょっぴりへたくそだけど味わいのある歌が何とも言えない魅力になってます

Marc Benno and the Blues Blasters Live at the Pour House
何と驚きのこれはマーク・ベノのブルースバンドでのライヴ盤。
ワンショット限りで限定数の品故、現在はパッケージでは何処
も販売していない模様です。曲自体 私も大好きな #6.Born
under a Bad Sign
や #7.Mustang Sally のこの文句なし場末の
モロB級ブルースぶりに全身がシビレます。オルガンがクール
なラスト#11.Tip Jar なんかもそのまんまでかつて自分たちの
ブルースバンドが超ローカルなクラブでギグをやったときの感
じが重なり二重に電撃が走ります。「雑魚」が今でも愛聴盤の
人は文字通り生きてて良かった状態の感動に包まれるはず。
2011 USA Independent 8 85767 69527 6
10月 低予算のインディーズ・ブルーズン・ソウルが耳にはゴージャスに響くというこの真実
MauriceDavis "Play" Boy
一見似た路線でも、デルタのマラコとミシガンものとは此処がやっぱり
違うと感じた瞬間。言葉では表現しにくいその綾は例えば#2.Breaking
 Up Somebody's Home
のホーン隊に如実に現れている由、なんちゅうか
体育会系のアンサンブルになるんですよね。その辺りより色濃く出てるの
が#6.Turning Point でここでは歌のハリにもミシガン湖の風を感じます(=
強風の意)。 アルキンのカバーチューン #4.Cold Womenwith Warm Hearts
でも低重心のゴリゴリ感が漂い、実に全くこの辺りモーリス独特のテイ
ストなのかも知れません。というかチープに作ってもゴージャス!個人
的に最もお気に入りは#5.License to Steal、このノリが好きです。
2011 USA Touring Records
04年盤の衝撃がまた蘇る、絶対要注目の極めて秀逸なミクスド・ブルース盤
Michael Powers Revolutionary Boogie 
オリジナル曲での個性に加えて有名曲のカバーチューンに
またその上をいく自身の個性を投入するセンスに長けた人。
2004年盤でマイケル・パワーズから受けた最初の印象はそ
の点がまず一番に強烈でした。そしてその印象は7年後の
本盤でも全く同じです。今回はAngel Roseのヴォーカルが
登場する#7.It's About That Time と Henry Butler のkb が
加わった#1.I Miss Your Kissin' が特に華やか。個人的には
#6.Shake Your Money Maker の電源付きアコースティック
感覚のカバーがクールで激しくお気に入りになりました。
2011 USA ZIHO Music ZM-201109
11月 こんなに嬉しい復刻盤は久しぶり、全世界から歓喜のどよめきが聞こえてきそう
Leon Russell Live in Japan 1973 : Live in Houston 1971
今回の復刻盤は世界初CD化であるばかりか、日本でのライヴのみならず
今まで未発だった71年4月22日のヒューストンでのライヴ7曲が追加収録
された点で実に画期的。日本でのライヴは日本だけでの発売だったので
海外のファンには二倍嬉しい復刻、今この瞬間地球規模で目の幅涙を流
して本作に聞き惚れている方がある訳です。その日本ライヴからは#4.
Roll Away the Stoneがまるでジョー・コッカーのマッドドッグス〜ライヴ盤と
イメージが重なる程の超熱血パフォーマンス。我が日本の聴衆の反応も
メチャメチャ幸せそうで一瞬で同化してしまいます。私は「Alcatraz」が
大好きなのですが嬉しいことにここには両方分の収録があります。
日本での#7.Alcatrazと ヒューストンでの #10.Alcatraz。あとまるでリオン
のオリジナルに聞こえてしまう#15.Jumpin' Jack Flashもゴ・キ・ゲ・ン・
2011 UK ACE/Big Beat CDWIKD296

RBCとBluesClubの両方の会員の方の場合はLeon Russellの重複を避けるため当月のBluesClubは
カスタム選盤となりますことをご了承下さいませ。
1999年にベルギーで収録してあったキャンディ(vo)とスー(kb)のデュオ・ライヴ
Candye Kane & Sue Palmer  One Night in Belguium
前作のライヴ盤でバレルハウスっぽいピアノとの相性が凄く好い
と感じていたら、それはキャンディ自身も同じだったのか今回は
スー・パルマーのピアノだけをバックにベルギーをツアーした際
のライヴ盤が出ました。といっても収録は1999年のこと、丁度
ブルザイから見事にブレイクを決めたあの「ザ・タフエスト〜」が
出る一年前。いつか出そうねって感じで二人で暖めてあった
音源の模様です。#8.Swing Brother Swing のパンチ力はやは
り10才今より若いことが歴然。#13.Cry Me a River となると
ピアノが無くてもア・カペラでいけちゃいそうな迫力です。
ラスト#14.Boogie Woogie Country Girl は二人共にハイ
ライト・チューンでスーの kb ソロも一気に白熱します。
2011 USA Independent
12月 ジプシーの渋い歌にひたすら魅了される極上ブラック・ミュージック
Gypsy Elise & the Royal Blues Watermelon
こんなに渋い女性を知らなかったとは!既に00年と10年にも
リリースがあるジプシー・エリスのこれは2011年発売の三作目。
ギターがJohn Lisi なのもニューオリンズ・サウンド・ファンの目を
引きそうで、実際#8.Deliver Me なんか聴くとソロとカッティング共
に独特のジョン・リシ節に魅了されてしまいます。#1.Don't Touch
that Kity Cat
の軽やかさもゴキゲン。エリスは多分自身生粋の
ジプシーなのを誇りに生きてきた人なのかも。ラスト#9.Lonely
Gypsy
は自然とエリスの様子を想像してしまう歌です。
2011 USA Independent  
黄金のヒットパレード・イン・ザ・ギグ、君はそんときの人?って感じでしょうか
W.C. Clark Were You There?
懐かしの大ヒット曲を耳にして、瞬時にその時のその時代の
自分の姿が浮かぶ人は Yes I was thereとなるのでしょう、多分。
人によって、例えば私の場合は#4.Georgia On My Mind を聴くと
原体験以上に40代の頃に聴いた御前崎のレストラン兼ライヴハス
ウのマスターの歌の方が強烈な印象になっていますが。それは
さておき #10.Stand By Me や #11.What'd I Say は沢山聴いて
きた数々のカバーチューンを忘れさせるW.C.ならではのオンリー
・ワン・スタイルに変身。場末のライヴで大感激する瞬間です。
2011 USA Independent








新録!RareBluesClub
過去
2010年の 頒布タイトル一覧

2010年 1枚会員 2枚会員にはこちらの作品もお届けします
1月 ジャズにフュージョンがあるなら、これはブルースのフュージョンだ
快速ハイテク・ギターが疾走する様はまさに爆音で聞きたくなる瞬間!
Vince Agwada Eyes of the City
シカゴで今熱い注目を集めているのがこのヴィンスその人。濃厚な
ブルース系のギター・アルバムが出た!というニュースは既に今年
の春に一報が入っていたのですが、今回当店的にはここにも一曲
参加しているアリヨさんの帰国を待って、アリヨ氏から直接購入させ
て頂くことになりました。どれも長い時間練り上げて仕上がった作品
ばかりです、とアリヨさんから伺いましたが、実際この中の曲全曲が
実に濃厚に仕上がっています。そのアリヨ氏参加の#4.やSugar Blue
参加の#6が注目を集める一方、当店的には#5.I'm Coming Home 
と #8.Tubed Out が爆音フィットしています。大満足!
ジミー・ヴィヴィノ(g.vo)をゲストに迎えたニューヨーク・ライヴ盤
Felix Cabrera Band Live at the Turning Point
以前にもRBCで会員の皆様にお届けしたカブレラが久々に新作を発表。
今回はギタリストのJimmy Vivinoを歌でもアルバム半分でフィーチャーし
たライヴ盤。グルーヴィーなオリジナル曲に混じってポーバタやディラン・
チューンも飛び出す姿には、きっと若い頃にキューバから恋い焦がれた
海の向こうのアメリカという図式をちょっぴり感じてしまいます。ヴィヴィノ
の歌はカブレラとの対比の中で柔と剛といったコントラストが成立、耳にも
丁度良いバランスに聞こえます。全編通じてゴキゲンな中、自分的には
ポーバタ・チューン#3.Lovin' Cup と オリジナル・チューン#4.Kid at Heart
が放つテイストが共に一番のお気に入りになりました。
2月 抜群のタイムマシン効果を生むハメルの80年〜92年収録のシカゴ・ブルース・ライヴ
Mark Hummel Chicago Blues Party Recorded Live! 1980-1992
冒頭から貫禄の五連発を決めるジミー・ロジャースを始め、あとエディ・テイラー、
Mississippi Johnny Waters、ルーサー・タッカーと続く全15曲。いずれもが過去80
〜92年の間に収録されていたハメルとの共演によるライヴ音源のベスト・セレク
ション。なかでも87年に没した M.Johnny Waters のトラックが彼自身のセットの
他、エディ・テイラーのセットにも全曲参加なので計8曲に渡って聴くことが出来、
録音の少ない人だけにこれは大変貴重な復刻になったように思います。#10.
Dust My Broom はそのMississippi Johnny Waters がテイラーのセットでリード・
ヴォーカルとスライドで熱演している一曲。まるで60年代マックスウェル・スト
リートが蘇ったかのような気がする目の幅涙の瞬間です!
2009 USA Mountain Top Pruduction MTP-0013
弾き語り + ハーモニカ奏者というシンプルな編成の中に見るブルースの原型
Ernie Vincent Bayou Road Blues
タンバリンが加わった曲等 2曲を除いてあとは全曲弾き語りに
生ハープが寄り添う形で加わっただけの吹き込み。そのような
シンプルな編成にも関わらずそのことに気づくまでに時間がか
かった事実からも意外と耳に届く音は分厚い。実際には無い
ドラムやベースの音が一緒に聞こえている感覚がこの人の凄
いところでもあります。サングラスの濃さやその表情から盲目
のシンガーかと思いつつ、歌に籠める魂の濃さ・深さが半端で
はありません。ハーモニカのタイトな伴奏も光る作品で、その
辺りは#4.King Bee を例にとっても伝わると思います。
2009 USA Montegut Street Records
3月 70年代スタックスを彷彿とする緩めのブルーズン・ソウル、
どんぴしゃハマるシンセ・ストリングスのバックがまたクール

Tutu Jones Inside Out
むむむ、これは往年のブルーズン・ソウル・ファンにはたまらない1枚!
のっけから一瞬でゴキゲン度MAXの横揺れグルーヴ感に包まれます。
ツボにハマるチープなシンセ・ストリングスはこの手のサウンドにはまさ
にお約束の演出でもあります。曲の中盤登場するツツの歯切れの良い
しかも超短いギターソロは掴みの2音で勝負は決まった。まさにこれぞ
玄人の技!試聴はその#1.Starting All Over と、続く#2.I Can Write a
Book About You
をどうぞ。ソウルシンガーとして聴いても超A級です。
思えば当店appleJam が浜松出店当時にブルザイ盤とJSP盤とで大プ
ッシュしたのがこのツツ・ジョーンズ。久しぶりの新譜で強烈感動中!
2009 USA Independent
シカゴにココが居なくなったことの隙間をネリーたちが埋めてくれますように
Nellie "Tiger" Travis I'm in Love with a Man I Can't Stand
ネリーの最大の魅力は、何となくいつもちょっと大人しそうな眠そうな
成分を歌に感じる点。人によってはブルース・ウーマンはとことんパワ
フルなのが好きという方もあるかも知れませんが、ことソウルフルな
スタイルを行くネリーの場合ちょっぴりウェットな部分がそのまま彼女
の持ち味になっている気がします。というか最近ではすっかりソウル・
シンガーになっているネリー、惜しまれつつ亡くなった大先輩ココ・テ
イラーに捧げた#9.Queen of the Blues でも全編しっとりとした質感
のソウルバラードに仕上げています。#11.I'm a Tiger はやっぱりブ
ルースも似合う人であることを証明したトラック。
2009 USA CDS Records
4月 新時代を生きる21世紀のメンフィスながらも、そのソウル魂にチェンジは無用
James Smith Everybody Needs Love
この作品を自分よりも先駆者になるすべてのソウル・レジェンズに捧げるという
ジェームズのメッセージ。これからこのアルバムを聴こうという方にもそれは等
しく捧げられる彼の気持ちかと思いつつ、#2.Everybody Needs Love のような
バラードを聴くと、そこには歌というものを介して共有している人々の心の寄り
合い所があるような気がしてきます。以前BBCが制作したソウル・ミュージック
を探求した番組で、とあるシンガーが結局人は皆Everybody Needs Somebody
の気持ちで生きているのだ、みたいなことを言っていました。風貌通りダンディ
ズム溢れるバラード・ソングは年期も手伝ってか超渋の味わい。一方ダウンホ
ームなテイストで迫る#7.Daddy Sweet Back もGoodで、唯一惜しいの
はサウンドがややチープ。これは恐らく低予算で作るしかないという
インディーズ・ソウルに共通した台所事情かと。大企業と金融業界にば
かりお金がだぶつく今の世界の仕組みを早く何とかしないと、エンター
テインメント・シーンにも冬の時代が長引くことになりそう。そこはみんな
で頑張るしかなく、とにかくいい歌があれば人生が楽しい、これ真実!
2009 USA B&J Records
もうちょい音作りに予算をかけたら見違えるくらいのサウンドになりそうな予感
ColdTrainBlues the Party Train
ライジング・サン・レコードは、世界で最もファンキーなブルースバンドの
1つをあなたを紹介することを誇っています。〜〜というメッセージ通り、
これはちょっと隅には置けないイカシたローカル・ブルース盤。インレイ
1枚きりのスリムケース入りという、最もチープな装丁故に会員オンリー
のショップ限定盤としましたが、内容的にはかなり好い線いってます。
#1.Don't Know Why ではそのプチ・スモーキーなヴォイスが曲に見事に
マッチング、さらに#11.Guilty in the First Degreeではフィーリングそれ
自体がとっても70年代AORっぽいのが印象的。街外れの殺風景なラ
ーメン店で遭遇した極旨スープの豚骨拉麺の風情。
2009 USA Rizing Sun Records
5月 極上インディー・ソウルの醍醐味満タン、至福のグルーヴ感に包まれて
O.B.Buchana Southern Soul Country Boy
この内容なら若干古くても(2008年制作)絶対にOK牧場を頂けそう
な確かな盤。これもインディソウル・ファンにはお馴染みのメンフィス
ECKOレーベルの極上音盤で、ハイ・サウンドにも似たメンフィス固有
の横揺れグルーヴ感が大いなる特徴です。中にはダウンホーム調の
ヴェリー・ナイスなブルース#7.She's Got the Best Lovin' that Ever
Put on a Pair of Drawers
もあってまさにappleJam的にも心うきうき。
さらには実にポジティヴな気持ちになる#9.I'm Gonna ChangeThings
とこれは聴くだけで明日への勇気が倍増するソウル・ミュージック、
メロウなシティ・ソウルもいいけどサザンものはやっぱり格別です。
2008 USA Ecko Records ECD-1107 
クリス・キッドとラスティのギターも抜群に光るトリプル・ナイスな盤!
R.J.Mischo Knowledge You Can't Get In College
のっけから最高に気持ちよくなる展開、#1.Two Hours from Tuisa
でのハーモニカとギターを聴いただけで私はもう昇天!今作でギタ
ーで5曲と、さらにオルガンとアップライト・ベースでも3曲で活躍する
やたらカッコいいマルチな男、Chris "Kid" Andersen に大注目で、職人
ギター Rusty Zinnの入った5曲と白熱の共演比べも激しく楽しい要素。
そのラスティの、まるで60年代クライマックス・シカゴみたいなチープな
音のソロ#5.Ain't Nothin' Newをもう何回聴いたことか。このカリカリっ
としたチープな音は私にはまさに劇薬、即死、ほんとにもうたまらんっ!
状態。加えて密書のハーモニカそれ自体が全曲で極上の域です。
2009 USA Independent
6月 超渋に枯れてきた部分とメチャ×2若い部分と両方楽しめる凄い盤
Johnny Rawls Ace of Spades
ゴキゲンなサザンもののブルーズン・ソウルほど聴いて
てじっとはしていられない音楽はない。これもまたウッと
かハッとか返しつつ、椅子に座った状態でさえ腰から下
も上も揺さぶってしまいそう。二管にキーボードと、あと
セットよってはフィドルも入る豪華な編成はそれぞれテ
キサスとモンタナのスタジオにて収録。テキサス編から
#2.Ace of Spades と モンタナ編の#9.Live for Today
を試聴用に置きますが、全曲が渋くかつ熱いです。
2009 USA Catfood Records
夫人に託されたブートレッグ・カセットが公式にオフィシャル・アルバムに!
Willam Clarke Live Bootleg Cassette Anthology
クラーク夫人から夫の作品をまた出しました、という連絡を頂き
自分自身がファンの一人としてワクワクしながら仕入れたアルバ
ムです。元の音源は彼の没後に出現した海賊録音カセットらしく、
その出来映えが余りに素晴らしいことからこうして公式に日の目を
見た模様。音質的な不満以外は一切の文句なし、どころこか全曲
絶品の仕上がりです。ノリは熱いし勢いは半端でないし、改めて彼
が今実体としてこの惑星上に居ないのが残念ですが、こうやって
また「新譜」が聴ける幸せを噛みしめつつ、ブルースと共にあった
彼のかつての日々を皆様と分かち合いたい気持ちです。試聴は
一曲目の Walked Allnight と #8.Home is Where the Heart is
是非どうぞ。この日この会場に居た人の一人になれる気分です。
2010 USA Watch Dog Records WD-1010  bb's Recommendation2010
★★★★☆
7月 音質は宅録並ながらもその中身はすこぶる濃くて熱い弩級のオリジナル・ブルースが炸裂!
Ernie Vincent & the Top Notes Party on the Bayou Live at d.b.a.
これを聴いたらもう言葉は不要。私の場合はまず#3.Jealosy から#4.Blues Funk
の部分で一回昇天、う〜ん何とシアワセな気分になることか。今作では特に強烈に
魅力的なサックスとトランペットが随伴していて、それがまた半端でなく超ハッピー。
このアーニーと前作のアーニーが同じ人だというのは知識脳的には判っても音楽脳
の方が俄には納得しない状況で、それなんかがやっぱりシンプルだけど超ディープな
ブルースの世界だからこその現象だと感じます。何の予備知識もなく旅で行ったニ
ューオリンズの街でいきなり生で観てしまったら、きっと生涯忘れない劇的な印象
を彼は残すに違いなく、こうやって居ながらにしてCDで簡単に彼を聴くことが出来
る幸運を改めて噛みしめています。今年度MAXに最高峰な進行形ブルース!
2010 USA Rollo Records
中盤でクリームにも接近、シカゴで蘇ったUKブルース・イノヴェーションってか
Nick Moss Privileged
ここ数年感じていたクリーム再評価機運が決して錯覚ではないこと、
ここでまた改めて感じました。ニック・モスもまたクリームを演ることの
喜びを体感しているに違い有りません。#5.Politician と#6.She's No Fine
の流れがそれを語っている気がします。クリームのリフを拝借してサニー
ボーイの曲を演っている後者でもギター・ニュアンスがブルース・ブレイ
カーズ時代のクラプトンっぽいのが妙。ギターというずば抜けた魅力を
持つ楽器でブルース・ロックをパフォーマンスするという、無比のその
快感が生む無限のエネルギーこそクリームの時代からずっと
受け継がれているギターマン・スピリットの源!
2010 USA Blue Bella BBCD-1014
8月 特筆はレスリー・ウェストやブライアン・メイのギターが炸裂する
Going Down Slowがアルバムの白眉ながらも全編が面白い!

Troy Turner Whole Lotta Blues
お馴染みのEvidence盤ながら今回はニューオリンズの代理店経由で
仕入れた分導入が遅くなりました。2010年6月現在まだどのショップも
指摘していないのですが、ルイジアナ出身のこのトロイの2作目には
何とブライアン・メイとレスリー・ウェスト、ボニー・ブラムレットにボビー・
ホウィットロックが加わった強烈な#9.Going Down Slowと、きっと元フリー
のSimon Kirkかなと思えるドラムが炸裂する#6.や#13.One Way Ticket
があったり。あとレスリーとスティーヴ・クロッパーが並んでクレジットされ
ている#2.Come to Your Sensesも好い感じの曲。トロイ自身のキャラク
ターと感じた曲の中では#10.Don't Push Your Luck が最もストレート
でかつ渋いトラック。あちこちがマニア心を擽る良質作品!です。
2010 USA Evidence ECD-26138  
偉大だったウイリアム・クラークの、発掘と復刻の作業はまだまだ終わらない
the William Clarke Band Tip of the Top
この作品はクラークが師と仰ぐジョージ・ハーモニカ・スミスへのトリビュートとして
かつてKing Aceから87年にリリースされたもの。長らくの廃盤状態を経て今般ク
ラーク夫人のレーベルWatch Dogから復刻されました。かがんでハーモニカを吹く
姿は当時のアルバム・ジャケットでも使用された写真ですが、今回はここに集結
したゲスト陣の凄さ故各人の名前が空中を浮遊するたんぽぽっぽくあしらわれて
います。G.H.スミス1曲、茶蟻 末世流 白2曲 にジュニア和徒尊4曲、ハリウッド・
ワッツ4曲、ロニー・アール1曲と、最強ゲストを従えたクラークのまさに音盤的晴
れ舞台。亡きウィリアム自身も今墓の下で目の幅涙で感激している気がします。
試聴は大迫力インストの#8.Chromatic Jump とファッツのギターが熱い
#12.Party Party をどうぞ。全曲がこの水準でまさに全編白眉の一作。
2010 USA Watch Dog Records
9月 全編57分が濃縮スープのようなブルースDVD、濃いけどのど越しはマイルド
バターのように濃厚なテレキャス&ラップスチールには目が釘付けです

Sonny Rhodes Live at Postojna Blues Festival DVD (pal all zone)
2枚で2色のサニー・ローズを楽しむことが出来た前作08年盤スタジオ&ライヴの
連作CDは、漆黒の色艶を放つ濃厚なブルースが、しかし耳にはとてものど越し
マイルドな後口を残すことを教えてくれました。今回のこのスロヴェニア〜ポストイ
ナ地方で収録されたブルース・フェスでのライヴ映像は前作のライヴCDと似たテイ
ストでバックバンドのシックなことこの上なしです。メロウ&ダンディな音に包まれて
会場に響くソニーのラップスチールはもう貫禄の産物と言える領域。というかテレキャ
スを弾いている時でさえ夢心地にさせられるこの展開、芸風とかいう以上にこれが
もっともナチュラルな彼自身のブルース・スタイルなのだと判ります。世界全域PAL
-DVDでしか出ていない作品のためあえてPALでも導入しました。PC搭載のDVDドラ
イブなら大抵PALも再生可ですし、例えば私が使用している DS DPC-207 といった
オールリージョン対応の激安DVDプレーヤーならPALとNTSC方式共にOKです。
実売で 3〜5千円台なのでもしこのDVDが再生出来ないというお客様は
どうかこの機にそういったフレキシブルな再生能力を持ったプレーヤーを
1台購入されることをお薦めします。といいますのも今後ともPAL方式しか
ないブルースDVDも内容がお薦めの作品は扱っていく予定なのです…。
2009 Hungary Feelin' Good Production 008DVD
TechnoFunk×HipHop÷Blues = Nuno's Nouveau Blues という感じ、
自分でも時には気分転換でこんなブルースやってみたくなる一枚

Nuno Mindelis Free Blues
ここで選んだカバー曲の選曲センスが日本人と同じというか、
私の場合全12曲中10曲が好きな曲で、うち5曲が過去自分の
バンドのレパートリーだった曲です(笑)。それらお馴染みの曲が
ちょっぴりテクノ・アレンジになっている点が新しいですが、
#4.All Your Love や #6.Thrill is Gone のゆったりした展開には
新種のファンク・スピリットも感じます。バックトラックはヌーノの
自作音源か?やや単調な気もする展開が逆にブルース人間
工学的にはしっかり快感中枢を抑えている感じもします。
2010 USA Independent
10月 バック・コーラスが一際厚く豪華な編成の中、頼もしくも優しくもあるモニカの歌
Sista Monica Parker Singin' in the Spirit 〜 Live Gospel Concert Recording
闘病後のモニカは一回り包容力が増し、愛に満ちた歌い上げが
より自然と様になっている感じ。とりわけゴスペルを歌うときのモ
ニカは自身一番幸せな瞬間のような気がしています。復帰後に
黒人音楽の世界を軽く一周した感のある04年作は愛とソウルと
スピリットが人間の三大要素だと言わんばかりの内容でした。
一方で今作にも一貫している基本的なモニカ・テイスト、熱唱系
のシャウトが以外と優しく爽やかに響くのが特徴。#3.Oh Happy
Day
や #17.I Got a Feeling で実感して頂けるでしょうか。歌う
ことで自らも何かを掴んでいる、そんな気がするモニカです。
2010 USA Mo Music Records MMRE1122
瞬間瞬間で軸足が大陸をまたぐ感じが独特、極論するとアメリカン・ルーツの根っこはひとつです
Mitch Wodds Gumbo Blues
a Tribute to Smiley Lewis and the Pioneers of New Orleans Rhythm and Blues
出身こそNYのミッチウッズですが、アーティストとしての本格活動は西海岸へ
移住後のベイエリアこそが本拠地となり、そこで私達もよく知るギタリスト、ハイ
タイド・ハリスと組んだこともある人。ジャンプ・ブルースの大御所だけに今作は
スマイリー・ルイス他ニューオリンズR&Bの元祖達に捧げる作品となっています。
特筆は個性的な参加メンバーで、トゥーサンやファッツ・ドミノと仕事をしていた
Herb Hardestyを始め、注目の若手実力派ギタリストJohn Fohl、ボノラマのドラム
奏者Eric Bolivar、注目の若手サックス奏者Amadee Castenell等々マニアックな
実力派が目白押しです。#5.Big Mamou や#9.Blue Monday は特にルイジアナ
色が濃く西海岸とメキシコ湾岸が一気に直結する感じ。ストレートなブルース・
チューンでは#7.Too Many Driversに特に西海岸色が濃く滲んでいますが、
併せてジョン・フォールの多芸ぶりにも耳を奪われる瞬間です。
2010 Club88 Records
11月 直球でソウルフルなストレート・ファンキー・ブルース、快速度は今年度MAX最高峰!
Lenny "Fuzzy" Rankins Take a Brotha Home
パッケージ・バックに白抜きでプリントされたグラミー・アウォード・ウィナー
という記載が目にも耳にも眩しい作品で、文句なし今作に感じる揺るぎない
自信はその実績と決して無関係ではなさそう。レニーのブルースは極めて
ファンキーソウル・スピリットに溢れたブルースで、ギターもさることながら
その歌にぶっちぎりの魅力を感じます。ソウル・シンガーがブルースを演っ
ていると捉えた方が実体に近いようで、さらにはkbで参加している父親に
サンクス・メッセージを残している点からも音楽的覚醒はかなり早熟な環境
だったのかも知れません。幕開けの瞬間からラストまで71分超が一気の
展開の中、特にイントロのカッティングにも痺れる#10.Things I Used to Do
と#13.Grandpa Can't Fly His Kite は共に個性と本領が全発揮の感です。
2010 USA Moon Cook Productions
RBC2枚会員様限定盤
大都会のブルース・ラウンジで冷えたビールを片手に聴きたい、そんな歌で一杯

Michael Packer Blues Band Free Beer
前作の時はメンバーだった大熊氏の仲介で直接パッカー氏から
沢山仕入れたのですが、今回はオレゴンの現地代理店経由で
RBC2枚会員様限定での展開です。それがマイケル・パッカーそ
のものということか、今作では今まで以上にフォーキーかつアメリ
カーナ路線で構成した感じです。曲によっては70〜80年代AORの
テイストもあって、やはりその時代に大メジャーで活躍した人なら
ではと感じます。#2.Jail House Now と #8.the Letdown が放つ
R&Rテイストに彼の源流を見、そこにモダンブルースが衝撃の
合体をすると前作のライヴ盤になるというそんな感じです。
2010 USA Self Released
12月 歌・ハーモニカ共に充分にオリジナルのスタイルをしていて、そしてそれが魅力的
無名だけどイチ押ししたくなる要素で一杯!Best Singer with Blues Harmonica

Teresa Lynne Tear Drop Collector
06年作の実にフレッシュなディープ・インパクトから早4年、待ちに
待ったテレサ・リンは決して期待を裏切らなかった。今作では特に
スローなナンバーで個性を鋭く発揮、山ほどカバーされてきた#9.
Summertimeでも間違いなく八合目から頂上付近で音楽GPSが反応
しそう。シンガーとしても微妙な魅力を持つ人で地声それ自体が魅惑的、
#5.One More Lieでは加えてギターとハーモニカのソロが中盤をドラマ
チックに盛り上げます。ミディアム・チューン#3.Tear Drop Collector
の粘っこさはハーモニカの表現力と併せてアルバムのハイライト・
トラックになっています。今後着実にさらにファンを拡大しそうな予感。
2010 USA Sugar Dog
スパイシーなR&BとA.O.R.も合体、心温まるブルースが聴く者を包む絶品中の絶品作品
B.B. & The Blues Shacks London Days
ヨーロッパのブルースには聴けば聴くほど一種独特のテイストがあること、スヴェン
やブルーバーズを何百回と聴くとそれが理屈抜きの感覚になります。アメリカン・ブル
ースが仮にベーコンかコンビーフだとすればこのB.B.〜のブルースは間違いなくカマン
ベール・チーズの食感。例えば#3.High Class Lonely におけるパキパキ・トーンのギタ
ーと胸キュン・ハープの連続技に続くハモンドのうねり、このセンスは絶対に肉食系ブ
ルースマンには無理で発酵食品系ブルースマンだからこそと感じます。典型的なジェリ
ー・ウェクスラー系R&Bチューン#12.Once in a While でも感じるヨーロッパのエスプリ、
米国大陸と並行して独立するもう一つのブルース文化圏だと確信する瞬間です。
2010 German CrossCut CCD-11100  三面見開き豪華デジパック仕様