クリス・ベル(Chris Bell)
生まれはワシントンD.C.ですが現在のクリスはマサッチューセッツ在住。ギターを手にする14才の時までは、アフリカン・アメリカン・カルチャー研究所の客員教授としてドイツ在住だった父と暮らし、クリスは地元ドイツの学校に通っていたそうです。ということは、もしかするとクリスのブルース原体験はドイツでのことだったのかも知れないですね。アメリカ人の黒人ブルースマンが子供時代はヨーロッパでブルースやジャズ〜R&Bの洗礼を受けていたとしたら、それは比較的珍しい経験を積んだ米ブルースマンと言えるかも知れません。帰米後はマサチューセッツ大学に進みそこでアートと音楽を学ぶ課程で、アーチー・シェップ・ジャズワークショップの夏期講座も体験。B.B.Kingやアルバート・コリンズ、さらにはジミヘンやS.レイヴォーンにも影響を受けたそうですが、その辺りのニュアンスが彼のプレイの中にくっきりと顔を出すので聴いていて実に楽しいギタリストです。

まさに今この瞬間、A級ブルースマンへの切符を手にしたのではないか
Chris Bell & 100% Blues / Real Bluesman \3,000tax in
クリスの強みはなかなかの佳曲が自力で書けることと
あとは何と言ってもギターのパフォーマンスにきっちり
した華があることです。シンガーとしては正直少し物足
りない面があるのですが、あとの才能がそれをカバーし
て余りある手応え。良く歌うリッチ・テイストなギターにホ
ーンやハモンドB3が絡むとき、そこにはベテランを思わ
せる貫禄が滲みます。今後確実にシーンのど真ん中に
踊り出しそうな、そんな予感が大!絶対の注目株です。

2005 USA Silverbridge Records SBCD-006 - Independent Blues
★★★★

音はよくないけど迫力は凄い、存分に楽しめる充実のライヴ盤
Chris Bell & 100% Blues / Year of the Blues 〜 Live \3,000tax in
もしかしますとこの日のステージは収録というかリリースする予定は当初は
なかったものの、出来映えが凄く良かったことと、一応はミキサーからのラ
イン録りだけはしてあった・・・・そんな感じがするライヴ盤です。気持ちいい
くらい粘りけのあるクリスのギター、その適度なディストーションは録音自体
がややチープなことを忘れさせる迫力です。一方ライン録りの効果かベース
はぶんぶんにこれでもかと重低音が効いています。前作の標題曲"Hell is
Too Hot"が実際素晴らしいオリジナル曲であること、このライブ盤で再確認
する思い。バンドも充分にハジけていて全14曲74分超、すべてが熱いです。

2003 USA Silverbridge Records SBCD-005 Independent Blues
★★★★★

コリンズ節を見事に活かした独自の境地、何かを掴みつつある姿をキャッチ
Chris Bell & 100% Blues / Hell Is Too Hot For Me\3,000tax in
このだみ声、どちらかというとモーター・シティ・ジョッシュ風
でもありますが、ギターの雰囲気が両者まるで違うので決し
て似て聞こえることはありません。#3.Two Jobで聴けるよう
なタメの効いたビブラートにクリス独自の呼吸を感じますが、
一方でコリンズスタイルを上手く活かした#2Deli Manにより
強く個性を感じたりもします。この2ndでは特にコリンズ節が
しばしば登場しますのでもしかすると一番自分にフィットした
スタイルなのかも知れません。良い雰囲気しています。

2002 USA Silverbridge Records SBCD-004 - Independent Blues
★★★★

ギター・ブルースが大好きだけど、オレは決して弾きすぎたりはしないぜ!って言ってそう
Chris Bell & 100% Blues / Blues2001 \3,000tax in
このタイトルはその時世界がまさに新世紀を迎えようと
していたときだったことを思えば、なるほどなってやつ。
ノリの良いロッキン・ブルースで幕を開けた後、恐らくこの
時点でのクリスが最もこれがやりたかったと思える入魂
の直球ブルース。隙間をたっぷり空けて間合いを計るか
のように弾く姿には、決して弾き倒し系ではない本当の
ブルースをオレは弾くんだと心に決めている人の魂を見
ます。とにかくそのギターが文句無しにカッコいいです。

2000 USA Silverbridge Records - Independent Blues
★★★★


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